最近、スーパーなどで見かけるようになったカリフラワー。ブロッコリーとよく似ているためブロッコリーが単に白くなった野菜と思っていませんか?ここではカリフラワーの栄養成分とブロッコリーとの違いを考えてみましょう。またダイエットに効果的なカリフラワーの食べ方も紹介します。
カリフラワーの栄養成分
カリフラワーにはあまり栄養成分が含まれていないように思われがちですが実はとても多くの栄養が含まれています。ここではカリフラワーの代表的な栄養成分を紹介しましょう。
ビタミンC
カリフラワーはビタミンCを大変多く含んでいます。
1. 免疫力アップ
免疫力を高め風邪を予防する効果があります。またすでに風邪を引いているときもビタミンCを摂取することで風邪の回復が早くなります。
2.抗酸化作用
抗酸化作用があるので活性酵素を除去する作用があります。そのため動脈硬化や血栓を防ぐ効果を期待できます。
3.美容効果
コラーゲンを合成するのに不可欠です。またシミなどの原因となるメラニン色素の生成を抑制する効果が期待できます。
4.ストレス対策
副腎皮質ホルモンの生成を促す効果が期待できます。この副腎皮質ホルモンはストレスに対抗することができるホルモンなのでストレスの多い現代人にとっては大切な成分ですね。
食物繊維
便通によい食物繊維を含みます。カリフラワーに含まれる食物繊維は不溶性で、腸内環境の改善が期待できます。
MATS、アリルイソチオシアネート
どちらの成分もがん予防や血栓を防ぐ働きを期待できます。
カリウム、ビタミンB1・B2・B6など
カリウムは血圧を下げる効果とむくみを解消する効果が期待できます。ビタミンB群も含まれているのでダイエットにも適していますね。また低カロリーで低GI食品でもあります。
カリフラワーとブロッコリーの違いは?
カリフラワーはブロッコリーの色が白くなったものと思っている人も多いのではありませんか?
確かにカリフラワーもブロッコリーもキャベツと同じアブラナ科の野菜です。ブロッコリーは野生のキャベツの花蕾(からい)が大きくなったもの、カリフラワーはブロッコリーが突然変異し、それを改良したものといわれています。
カリフラワーとブロッコリーともにビタミンCを多く含んでいます。ブロッコリーにビタミンCが多く含まれていることはよく知られていますよね。ただブロッコリーのビタミンCは水溶性で茹でるとビタミンCが減少してしまいます。
カリフラワーのビタミンCは茹でてもあまり減少しないという特性があります。そのため生の状態ではブロッコリーの方がビタミンCの含有量が多いのですが茹でたあとではほとんどかわらないといえます。
また見た目からもわかるようにブロッコリーに多く含まれているβカロチンはカリフラワーには含まれていませんが、葉酸が多く含まれています。
ダイエットに効果的な食べ方は?
低カロリーで低GI食品であるカリフラワーはダイエットにむいている食品といえるでしょう。実際NYでは、カリフラワーダイエットが人気になっています。このカリフラワーを利用したダイエットについて紹介しましょう。
カリフラワーダイエットとは一日1食の主食をカリフラワーにするもの
カリフラワーダイエットは一日のうち1食をパンや御飯などの主食の代わりにカリフラワーを食べるものです。置き換えダイエットですね。
主食をカリフラワーに置き換えるだけでほかのおかず(タンパク質など)は普通に食べます。1食をカリフラワーだけにしてしまうと栄養バランスが崩れてしまいます。ダイエットは栄養バランスも大切ですからカリフラワーだけを食べないようにしましょう。
カリフラワーダイエットの注意点
主食をカロリーの低いカリフラワーにしたからとほかのものを食べすぎないようにしましょう。せっかく主食のカロリーを減らしても総摂取カロリーがかわらなくなりますよ。
一日の食事のすべてでパンや御飯などの炭水化物を食べずにカリフラワーを食べるということはやめましょう。炭水化物は脳のエネルギーとなるものです。この炭水化物が不足すると脳の働きにも影響してきます。炭水化物の食べ過ぎは太りますが体を維持するためには適度な量が必要なのです。
カリフラワーの食べ方
カリフラワーは鮮度がいいときは生でも食べることができますが茹でることが多いですよね。カリフラワーを茹でるときは、小分けにせず房のまま茹でると火の通りが均一になります。
一番カリフラワーの栄養成分を利用できるのは蒸す方法です。蒸すと水溶性の栄養成分が損傷することがないのでおすすめです。
また注意することは茹でたり蒸したりしたあとは水にさらさず、そのまま自然に冷めるのを待ちましょう。
まとめ
カリフラワーには本当に多くの栄養成分が含まれています。ダイエット以外でも是非食べたい野菜ですね。生のままでは2,3日しか保存できないので購入したらすぐに下茹でするといいですね。またピクルスのように酢漬けをして常備菜として冷蔵庫に入れて置いてもいいでしょう。
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