法事となった時、あわてないためにも事前にマナーをチェックしておきたいものです。そこで今回は法事の際のマナーをご紹介します。
法事とは?
法事は法要とも言います。亡くなられた方の冥福を祈り、その霊を慰めるために命日を行う行事のことです。初七日と四十九日以外は大体遺族のみの法要が多いようです。四十九日(忌明け)を過ぎると年忌法要となります。
香典・渡し方のマナー
必ず袱紗に包んで持っていきましょう。袱紗の色は紺や紫が主流です。紫を一枚持っていると各場面で重宝しますよ。
そして、渡す時は「心ばかりですが、御仏前にお供え下さい」など一言添えましょう。その際は必ず施主に手渡し、自ら仏前に供えないよう注意して下さい。
香典袋について
表書きとして、四十九日までは「御霊前」、以降は「御仏前」「御香料」(仏式独自)が良いでしょう。ちなみにどんな宗教にも通用するのは「御供物料」となっています。神式のみでは「御玉串料」「御神前料」、キリスト教式のみでは「御花料」です。
水引について
仏式にて四十九日までは黒白、以降は黄白の水引が、神式にて双銀の水引が良いでしょう。キリスト教式は白い封筒に入れ、水引はかけません。
香典の目安について
御供物料の相場として、大体5000円から1万円となっています。
法事の際のお斎(料理)代、引き物(みやげ)代を見込んでの金額になります。
夫婦や家族で出席の場合は、2~3万円と少し大目に包み、身内などではお供え物・現金と両方の場合も考えられます。
服装のマナー
一周忌法要までは略式礼服・喪服を着用します。黒の喪服(ワンピース・スーツでも可)、三回忌以降は地味な平服でも大丈夫です。
最近では一周忌まででも「平服でお越しください」と言われたりしますが、前記の服装でしたら失礼にはなりません。
バッグ・靴・ネックレス&イヤリング、数珠、ストッキング等全て黒が基本です。必要以上に飾りつけず、慎み深い装いを心掛けましょう。
その他のマナー
・二連のネックレスは「不幸が重なる」としてタブーです。
・毛皮や小物において、革、爬虫類素材の物は殺生をイメージしますからNG。
・肌の露出の多いものは夏場でも避けましょう。
・冬場のコート・防寒具は会場の建物内に入る前に脱いでおくのがマナーです。
まとめ
法要は故人を偲び、遺族に配慮したしめやかな態度であるべきです。何事も控えめに故人との思い出の時間を大切にしましょう。
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