同期が自分の部下になったときの接し方。上手に付き合う方法は?

いままで同期だったのに部下になってしまうことも、会社のシステム上想定内の出来事です。

管理職へ昇進して、意気揚々としているものの、いままで同期だった仲間は部下となり、同期に対してなかなか得意な立ち振る舞いまで見せることができないのではないでしょうか。

同期が部下になる可能性

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実際に同期が部下になるケースは珍しいことではありません。このような状況に晒される可能性は、社会人なら99%あると言っていいです。

社会的には大いにあり得ることですが、人間関係としてはこのような状態にいささか違和感を感じる人がほとんどであり、スムーズな関係の構築はできないのではないでしょうか。上手くこなさなければ会社のシステムにねじ曲げられ、非常に息苦しさを感じてしまうかもしれません。

同期が部下になれば、部下は、上司をいままでにないほど、細かく観察しはじめて行きます。部下には、昇進してしまった妬みというものも存在しているのかもしれませんが、人間関係が、会社のシステムによって作り替えられていくことを了解し、納得もしていくでしょう。

部下がまずはじめていることは、上司に対しての再認識です。

上司は、頑張ろうと思うものの

上司は自分自身の使命を実感してはりきって業務を全うしようと思うでしょう。ただし、いきなり、上司が上に立ち、大なたをふるおうと思えば、部下が反感を持ってしまうかもしれません。

同期が部下になれば、部下の感情を害したりしないような配慮は大事になって来たりするのではないでしょうか。

かつ同期が部下になれば、自分の新しい権限を知らせることは必要です。

上司は綱渡りをしているようなもの

同期が部下になり、上司はちょっとした危ない綱渡りをしているようなものです。威圧的な姿勢で向きあうのが一番楽なのかもしれませんが、それをしてはならないですし、いままで通り完全に対等というふるまい方も変です。

いま、しなければならないこと

上司がいま、しなければならないのは、大きななたをふるうことではなく、2、3の小さな課題を見きわめて行うことです。

もっと大きなことに対しては、ひとまず後回しでいいでしょう。2、3の小さな課題を、 チーム・ミーティングや個々のメンバーとのミーティングをして、スケジュール調整を行ってもいいですし、 チームとのコミュニケーションを蜜にして、自分の期待しているものをそのなかでわからせるようにしてください。

上司が自覚したいのは、上司が自分の権限をひけらかしても部下はそんな上司については来ないということです。まず、自分の信用をチームのなかで高めて行くことが大事になるのではないでしょうか。

まず自分自身が上司となり、どのような仕事の向きあい方をして行くのか、部下たちにわからせるようにしてください。

1.ミーティングをしっかり行う

最もベストな方法は、チーム全体と、ミーティングを蜜に行い、自分の持つビジョンを相手に伝えることです。リーダーシップについての自分の考え方を相手に浸透させることで、部下は、社会的にはもう同期でないという認識を段々としていくことになります。

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自分はチームをどのように指揮するつもりかを語り、自分自身が上司であることを認識させる方法はOKです。
ただし、ここで上司が注意しなければならないのは、部下になってしまった相手に対して、過去の印象とガラリと変えてしまうことです。基本、イメージは一緒である必要があります。

2.正しいメッセージを送る

同期が部下になれば、その相手に正しいメッセージを送ることで、良い社会的関係を作り出すことができます。自分自身が上司としてステップアップしたことは、部下にとって、恐怖・妬みに値することではなく、チャンスであることを伝えられればいいのではないでしょうか。

もちろん、その部下だけ特別扱いというのもNGです。新しいニュースは、全チームで共有しあう必要があります。

3.信頼される上司になる

とにかく信頼される上司になることができれば、同期が部下になったとしても、やがて認めなければならないという意識が芽生えて来るでしょう

実際に信頼される上司になることができているのか、今度は、個別のミーティングの場所を用意して接してみましょう。部下が、ひとつひとつ思っていることを素直に伝えることができる場所を特別に作るというのもいいでしょう。

そのとき、同期の部下には、昔の人間関係を回復するというのもありです。自分自身が上司として上手くやっているのか、同期の部下から一番正確な回答を聞き出すことができるのではないでしょうか。

4.弱気なモチベーションは捨てる

いかがでしょうか。上司になった以上、弱気なモチベーションを持っていてはいい上司になることができません。社会的システム上の立場は、部下になった同期にもしっかりいい方法で浸透し認識してもらう必要があります。それは方法次第ではスムーズにできるでしょう。

>>年上部下が言うことを聞かない場合の指導法6つ

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