中華料理の八宝菜や卵の炒め物でお馴染みのきくらげ。柔らかいけれどコリコリとした食感が確かにクラゲのようで、歯ごたえも良く美味しいですよね。きくらげの名前もそのまま「食感が似ているから」つけられたという説があります。
漢字では「木耳」と書き表わすきくらげですが、一体どのカテゴリーに入るのか?不思議に思ったことはありませんか?海藻と言われても納得してしまいますが、実はきくらげはキノコ類。枯れた木や倒れた木に生えるキノコなんです。木に生えて耳の形に似ているから「木耳」で、読みはクラゲ。
なんとも紛らわしい?面白い食材です!
きくらげのカロリーはどのくらい?
きくらげはキノコ類なのでカロリーは低そうなイメージがありますが、果たしてどうなのでしょうか?きくらげは乾燥した状態では100gあたり160kcal。きのこ類のカロリーは平均すると大体17kcal程度、マッシュルームは11kcal・まつたけは13kcal・じめじは14kcalしかないので、きくらげのカロリーがとても高く感じられますよね。
しかし水やお湯で戻すとそのカロリーは13kcalと、途端にきのこ類の中でもトップクラスの低カロリーとなるんです。乾燥きくらげは戻すと10倍以上の質量を持ち、水分を非常に多く含むもの。
料理に使用する時も最初は分量を計らないと、必要以上に多量のきくらげになってしまい困惑するので気をつけましょう!
きくらげは歯ごたえもあり、少量でも良く噛んで食べることで満腹中枢を刺激してくれます。
カロリーも低くたくさん食べても安心な、非常にダイエット向きの食材なんですね。
栄養価は高い?効能は?
乾燥させたきのこは生の状態よりビタミンDを多く含むことで知られています。最も身近な存在の乾燥きのこは干しシイタケですが、乾燥したきくらげはシイタケより格段にビタミンDを含んでいるんです。
特に白きくらげのビタミンDは突出しているのですが、白きくらげは黒いものより高価で中々食べる機会がありません。
しかし普通のきくらげでも充分!ビタミンDが多く含まれるとされる鮭やサンマよりも多く、1日に20g以下で必要量をクリア出来てしまいます。
ビタミンDはカルシウムやリンの吸収を促すので、骨を丈夫に保つためには欠かせないもの。近年は紫外線を避けるため日光を避けることが多くなりましたが、それによってビタミンD不足も不安視されるようになりました。
そのため食材からビタミンDを摂取するのはとても大切!女性は骨祖しょう症にかかる割合も高いので、将来のためにもきくらげのようにビタミンDを多く含むものを食べていきたいですね。
またきくらげは鉄分も豊富ですが、これは乾燥した状態でのこと。といっても戻した状態でもほうれん草と同等程度は含んでいます。高血圧や心不全の予防にもなるカリウム、さらにカルシウムも多く、カルシウムは戻した状態でも同量の牛乳の4分の1程度が含まれているのも特筆すべき点でしょう。
ダイエットにも効果あり?
前述のように歯ごたえが良く満腹中枢を刺激し、カロリーが低いことだけでもダイエット向きなのですが、きくらげは食物繊維を多く含むことも見逃せません。食物繊維は腸内環境を整えてくれるので、便秘対策にもなりますよね。きくらげはその食物繊維が、食材の中では寒天に次いで多いと言われています。食べると胃の中で膨らむので、食事の最初にきくらげを食べることをオススメします。良く噛んでゆっくり食事をしていると、いつもより少量で満腹感を得られますよ。
きくらげは外食でたべることがほどんどで、乾燥きくらげを購入して調理したことがない人も少なくないでしょう。ひきじや切干大根と同じように扱えますし、戻せば酢のものにしたり、炒めたりと簡単に調理できます。少量でもかさが増すので袋の量に比してコスパも悪くないので、是非一度使ってみてくださいね。
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