爪が割れてしまう原因と言えば、頻繁なネイルの使用だとか、爪を使うような細かい作業時に爪が割れてしまうものだと思われていますが、それは外からの強い衝撃によって割れる外的要因に過ぎません。
では、爪自体が弱く少しの衝撃で割れる内的要因とは一体どんなものでしょうか?
爪が割れる原因
爪が割れる内的要因として大きく分け、「栄養不足」「冷え性などからの血行不良」「乾燥」の3つが考えられます。
栄養不足
皮膚と同じタンパク質でつくられている爪は、そのタンパク質を十分に摂っていないと、爪自体が弱ってしまいます。ビタミンAも爪を健康に保つための大事な栄養素なので、ビタミンAが不足すると、乾燥により爪が割れやすくなります。ビタミンB2も爪を新しく生まれ変わらせてくれる栄養素です。不足すると、爪からツヤが失われ、爪の成長を妨げます。偏食はもちろん、ダイエットなどで栄養が不足してしまうと、爪に栄養が行き届かず割れやすくなってしまいます。
血行不良
冷え症などの血行不良により、手足の末梢まで血が巡らないことで手足の冷えなどに繋がります。つまり、血液が手足の先端までちゃんと巡らないことが原因で、爪に必要なたんぱく質や鉄分、カルシウム、ビタミンなどの栄養分が行き渡らないために、爪が薄くなったり、脆くなったりして、爪が割れてしまうのです。
乾燥
固い爪ですが、実は一定の水分が含まれています。空気が乾燥していると、爪から水分が失われ、もろくなります。結果、割れたり、二枚にはがれたりしてしまいます。
処置方法
爪が割れてしまった場合、どう処置したらいいか。もちろん、爪を整えられる場合は、整えましょう。割れた部分が引っかかって、痛い思いをする可能性もあります。そのときは、爪切りを使用するとさらに割れることがあるので、爪ヤスリを使用して慎重に削って下さい。
しかし、ひどく爪が割れてしまい、血が出たり、中心部まで割れている場合は、消毒をして病院へ行くようにしましょう。爪が割れた場所から雑菌などが入ってしまう可能性もあります。
とても爪を整えられる状態ではない「爪割れ」の場合、生え変わるまでの応急処置が必要です。爪の補修キットというものが市販されているので、それを利用するようにしましょう。
補修キットを利用しない場合、爪ヤスリで割れた部分を平にするように削り、液体絆創膏を塗るか、テーピングテープを爪の形に切って貼り、トップコートやマニキュアなどで補強するようにしましょう。爪が割れたところに、直接トップコートやマニキュアを塗らないように注意してください。
まとめ
爪が割れる内的要因と処置方法をご紹介していきましたが如何でしたでしょうか?
また、爪が割れないようにするための日頃のケアも重要になっていきます。
除光液を使った後や、水仕事をした後には、ハンドクリームやオイルなどで、 爪をマッサージしましょう。また、爪の健康に良いたんぱく質やビタミンなどを採るようにするなど、ちょっとした工夫で爪が割れる原因を防げます。
参考資料
http://www.skincare-univ.com/article/011599/
http://nailcrack.igutic.com/entry/entry08.html
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