熱中症は外で起こるものといったイメージがありますが、実は室内でも熱中症になることが多いんです。ひどくなると命にもかかわる熱中症。オフィスでどんなことに気をつけたらいいのか考えていきましょう!
オフィスでも熱中症が起こる?
熱中症は、長時間暑い日に外にいたときや、屋外でスポーツをしているときなど、「外」で起こるものというイメージがある人が多いのではないでしょうか。
しかし、熱中症は室内でも起こります。外でしかならないと思っている人ほど、室内にいるから安心だと油断しているので危険です。
さらに最近はクールビズでクーラーを使わなかったり、クーラーの温度を高めに設定していたりするので、室内でも熱中症になる恐れがあるんです。
とくに温度と湿度が高い場所では注意が必要です。家の中でいうと、お風呂場や洗面台などは湿度が高い場所なので気をつけなくてはいけません。
オフィスにお風呂場があるということは少ないと思いますが、最上階の湿度がこもりやすい場所や、クーラーがない倉庫などに行くときは注意しましょう。
また、オフィスはパソコンやプリンターなど、熱をもってしまうOA機器がたくさんあるため、温度が上がる傾向があります。
室内でも熱中症の危険がたくさんあることがわかりますね。
オフィスで熱中症にならないためには?
オフィスで熱中症にならないためには、どのようなことに気をつけていけばいいのか見ていきましょう。
水分をこまめに取る
室内だからといって水分が失われていないわけではありません。
こまめに水分補給をするようにしましょう。
「のどが渇いた」と感じるときには、すでにかなり水分不足になっているといっても過言ではありません。
寝ている間も汗をかいて水分が失われるので、寝る前と朝起きたときにはコップ1杯の水を飲むといいでしょう。
オフィスでものどが渇いていなくても、水分を取るようにしましょう。
ちなみに緑茶やコーヒーは体を冷やす飲み物ですが、利尿作用があるので、水分が外に出てしまうので飲みすぎには注意しましょう。
おすすめは麦茶です。ノンカフェインでミネラルも取れるので熱中症対策にぴったりの飲み物といえるでしょう。
甘い飲み物は歯によくなさそうで気になるという人も麦茶なら安心ですね。
また仕事中には飲みませんがお酒には注意です。
お酒は水分を取ったと錯覚しがちですが、利尿作用があり、アルコールを分解するのに水を必要とするため、夏でなくても脱水状態になりやすいので気をつけましょう。
ビアガーデンなど仕事帰りに楽しめるイベントが多い夏ですが、ビールはとくに水分が失われやすいので注意が必要です。
塩分も取ることが大切
水分も大切ですが、水分の補給を高めるために塩分も取ることが大切です。
のどの渇きが強いと感じるときは、経口補水液やスポーツ飲料など、塩分が入っているものを選びましょう。
また塩あめなど塩分のあるお菓子をオフィスに置いておくといいでしょう。
夏はあめがベタベタしがちなので、冷蔵庫に入れておくのがおすすめです。
ちょっとひんやりして、いつもと違う感覚になるのでおいしいですよ。
直射日光があたる場所を避ける
窓側の席や日差しが強く当たる席だとつらいですよね。
移動できるときは別の席で仕事をしたり、ブラインドや窓に断熱シート・スプレーを使ってみたり、直射日光があたる場所を避けるようにしましょう。
使っていないOA機器は電源を切る
OA機器は意外と熱を発しています。
使っていないOA機器の電源は切っておくといいでしょう。
外出や長い会議のときはパソコンの電源を切るという決まりを作れば、節電にもなりますね。
睡眠不足にも注意
体調管理がしっかりしていないと、体力もないですから、熱中症になりやすくなります。
とくに睡眠不足のときは危険です。
寝不足のときには以前オフィスの便利グッズでもご紹介した、昼寝用まくらなどでお昼寝タイムを設けてみてはいかがでしょうか。
適度な昼寝は午後からの集中力を高めてくれますよ!
外だけではなく室内でも熱中症に気をつけよう!
クーラーのきいた涼しいオフィスから、急に暑い外へ出るときも熱中症の危険があるので注意しましょう。
体が冷えてしまっているときは、軽くストレッチなどをして血流をよくしてから外に出るのがおすすめです。
節電といわれていますが、暑さで体調を崩す社員がたくさんいては、仕事の効率が下がることになるので、あまりにも暑い日にはクーラーの温度を調節するなどして、臨機応変に対応するようにしましょう。
また体調が悪いときには無理せず休憩を取ったり、症状によっては病院へ行ったりしましょう。
熱中症は、暑くなりはじめたときにも体がなれないので注意が必要ですが、少し涼しくなってきた秋にも油断して熱中症になる人がいるので、意識して水分と塩分の補給をするようにしましょう。
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