こんにゃくダイエットの効果的な方法！【カロリー・栄養・レシピ】

さて、こんんやくといえば、私たち日本人の食卓には欠かせない食べ物ですよね。お味噌汁、おでん、炒め物、あらゆる料理にこんにゃくは使われます。けれども、何気なく食べているこんにゃくってそもそも何なのでしょうか？

こんにゃくとは、こんにゃくいもに含まれる多糖類であるコンニャクマナンを糊化して、アルカリ液を使用して固めたものです。すると、ぷにぷにとしたあのこんにゃくになるわけです。

一度、アルカリ液を使い固めたこんにゃくは水に浸しても溶けず、加熱しても溶けません。スーパーなどでは一般的にビニール袋やパックに詰められて販売されていますが、缶詰めのものもあります。

普通は調理を行う際に、加熱してあく抜きしますが、最近ではすでにあく抜きされたものも販売されています。そんな、こんにゃくは非常にダイエットに向いていてダイエット食品などともいわれています。

そこで、こちらではこんにゃくがなぜダイエットに効果的なのか？カロリーや栄養価について、実践方法などを詳しく解説させていただきますね。

こんにゃくの栄養価やカロリーは高いの？低いの？

さて、こんにゃくのカロリーですがダイエット食品といわれているだけありまして相当低いです。こんにゃく精粉の場合は多少高く、100gあたり177.1kcalあります。それでもそんなもんです。われわれが普段から食べる生芋の板こんにゃくは1枚(300g)あたりわずか21kcalです。

では、三大栄養素はどうなのでしょうか？タンパク質(0.3g)、脂質(0.3g)、炭水化物(9.9g)ほどです。これを見ても、カロリーも糖質も非常に低くできているので置き換えダイエットで大幅カットが期待できます。

しかし、ダイエット食品の中にはカロリーや糖質が低いだけではなく栄養価が高いものもあります。こんにゃくは全く栄養がないイメージが強い気がするのですが実際のところどうなのか？成分表をまとめてみましたので参考までにご覧ください。

こんにゃくの主な栄養成分(300g)
ビタミン		ミネラル
ビタミンB6	0.06mg	ナトリウム	6mg
葉酸	6μg	カリウム	132mg
ビオチン	0.3μg	カルシウム	204mg
		マグネシウム	15mg
		リン	21mg
		鉄	1.8mg
		亜鉛	0.6mg
		銅	0.12mg
		マンガン	0.15mg
		ヨウ素	279μg
		クロム	3μg
		モリブデン	3μg

参考）文部科学省　食品成分データベース

そのほか食物繊維が9g含まれています。また、こんにゃくはカロリーは低いですが、栄養価も高いとはいえません。ビタミンB群は多少含まれていますがそれ以外は全くありません。しかし、ミネラルに関しては、鉄、銅、モリブデンが比較的多く、カルシウムとヨウ素はダントツに多いといえます。そういう意味では、こんにゃくだけでは栄養不足にはなりえますが全くないというわけでもないです。

鉄は酸素を運搬するときに必要になりますのでダイエットにおいては有酸素運動で脂肪を燃焼させるときには必要なミネラルです。銅は鉄を体の中でミネラルとして活用できるように代謝を行いますので鉄を摂取するなら銅も必要になります。

モリブデンはそれこそ糖質や脂質の代謝に重要なのでダイエットには強い味方です。カルシウムは骨を作る上で大切なミネラルであり、精神の安定、血圧や動脈硬化の予防にも役立ちます。そして、ヨウ素は甲状腺ホルモンの分泌において必要です。

こんにゃくダイエットの効果的な方法を解説！

結局、こんにゃくの良いところは何かといえば、やはりカロリーが極めて少ないという点です。そのため、カロリー、糖質制限に活用できるのではないでしょうか。つまりは、置き換えダイエットとしてとても有効であります。

たとえば、昨日の食事はどんなものを食べましたか？おそらく主食となるご飯は食べているのではないでしょうか。そのご飯は、160gあたり250kcal、60gの炭水化物があります。これを毎日3膳食べるとなればダイエットをされている方にとっては妨げになります。

そのため、できれば朝食のみをやや多めにご飯を食べて、昼食、夕食は糖質を摂取しないようにするだけでもダイエット効果は期待できるのです。その代わりに、こんにゃくを食べましょう。300g食べたところで21kcalしかないのです。

しかも、不溶性食物繊維が含まれているので満腹感を非常に得られやすい食品です。また、どうしてもお腹を空かせてしまった場合は変におやつを食べてしまいますとダイエットになりませんのでそういったときの間食としてこんにゃくを食べるとよいです。

こんにゃくばかり食べていてもよいのか？

こんにゃくを食べて続けることができればおそらく痩せます。しかし、こんにゃくだけ食べて他のものを一切食べないというのは全くオススメできません。なぜなら栄養価があまり高くないです。特にダイエットに必要なビタミン、タンパク質が含まれていません。
そういう意味では、こんにゃくだけ食べることはしてはいけません。あくまでもご飯の置き換えダイエットとして活用しましょう。

また、こんにゃくダイエットのデメリットとしては味に飽きます。よっぽどこんにゃくが好きな人ではない限り年がら年中こんにゃくばかり食べ続けられるのか？というと疑問に思えてしまいますね。ではどうすればよいのか？といいますと、毎回毎回料理を変えていくしかないのです。

こんにゃくダイエットにオススメなレシピとは？

こんにゃくが大好きな人であればどんなものでも構わないとは思うのですが、コツとしては飽きないように毎回毎回メニューを変えていくとか工夫が必要になります。たとえば、今日はおでん、明日は雷こんにゃく、など。今回はオススメのレシピとしてこんにゃくの豚肉巻照り焼きです。これなら比較的飽きにくいのではないでしょうか。