ヤドカリといえば、子供たちに大人気の生物ですよね。礒などにいくと捕まえてしまう人も多いのでは?筆者も子供のころはよく捕まえていました。今日はそんなヤドカリの秘密について調べてみました。
なぜ貝殻を背負ってるの?なぜ引っ越しするの?
ヤドカリといえば、まず特徴的なのが、貝殻を背負っていること。昔から不思議で仕方がありませんでした。で、調べてみると貝殻が必要な理由は以下の2つです。
- 貝殻で体の柔らかい部分を保護し、外敵から食べられる避けるため
- えらの機能が不十分で、水で湿らせた腹部の皮膚からも酸素を取り入れますが、その水を貝殻の中に水を蓄えるため
最初の理由はなんとなく想像がつきますが、2番目のは意外ですね。進化の過程で貝殻以外にも色々試したんでしょうかね。など、色々と想像してしまいます。
で、引っ越しをする理由ですが、答えはシンプルです。上記のような理由で貝殻が必要ですが、貝殻は当然大きくなりません。ヤドカリは成長していきますので、だんだん体に合わなくなってしまいます。成長に合わせてより大きい貝殻に引っ越しをするのです。
実際の引っ越しシーンは2分30秒くらいのところです。
ちなみに、人間界でも同じですが、いい貝殻は人気なので、取り合いが起きるようです。
交尾はユニーク
ヤドカリですが、交尾方法がとてもユニークだそうです。
また、大きなヤドカリが小さなヤドカリをはさみでつかんだまま歩き回っている姿を目にすることがあります。これは「交尾前ガーディング」と呼ばれる行動 で、大きな方がオス、小さな方がメスです。つかまれているメスはすでに別のオスのこどもをみごもっています。メスが卵から幼生を出したあと、すぐに交尾を することによって、オスは確実に自分のこどもを作ることができます。そのため、メスをつれ歩きながら待っているのです。
出典:https://www.chiba-muse.or.jp/UMIHAKU/kikaku/14marisai/kurashi.htm
で、交尾に至る「交尾前ガーディング」の映像が以下です。
なんか少し生々しいですね。しかし、このような行動は生きていくために確立された行動ですので、理に適っているんでしょうね。ただ、あまり人間に置き換えたくないですね・・
飼い方など。飼育セットが売ってる?
礒でヤドカリをとったら、家でも飼ってみたいとお子さんなどに言われたことがある人も多いと思いますが、調べてみると実際飼っている人も多いみたいですね。
- 人工海水をペットショップで買って浄水器で常に水をキレイする。
- エサはヤドカリの餌が売っている、また生のアサリなどをあげる。
- 水中と海中のエリアを作る
などに注意すれば、けっこう長く生きるようです。ペットショップで扱っているところもあるようですので、そこで聞くのも手です。
まとめ
飼 育セットがあるのは知りませんでしたが、そう考えると案外身近な生物なんですね。引っ越し用の貝殻も売っていたりするので、案外ファンは多いのかもと思い ました。機会があったら、筆者も飼ってみたいです。上記画像は、ヤドカリの引っ越し用の貝殻を模した「擬貝」です。さすがにここには入りたくないですね (笑)
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