最近目に耳にするようになった電力の自由化。どういうものでどんなメリット・デメリットがあるのかをご紹介します。
電力小売自由化とは
電力会社を企業や個人が自由に選べるようにするための一連の改革を指します。工場や大型商業施設はすでに自由に選べるようになっています。2016年4月からようやく一般家庭や小規模店舗にも自由化される予定となりました。
何故必要なの?
選択肢を増やすことで電力会社間の競争を生み、電力の安定供給や国際的にも高水準な電気料金の抑制を目指すためです。
メリットは?
最 大のメリットは電気料金が安くなると言うことです。では、新電気会社に申し込むとしてシミュレーションしてみましょう。申し込みは新電力のHPや電話から 手軽に簡単に出来ます。家庭に合ったライフスタイルに合った電力プランを選ぶことが出来ます。申し込みをして数日で電気会社から連絡があり、スマートメー ターを設置するという運びになります。設置費用なし、立ち合い不要、設置時間15分くらい、その間停電します。
PC・スマホから30分ごとの電気使用量を詳細に把握できます。使用電力の大きい時間帯を把握。逆にあまり使っていない時間帯・曜日がわかり、電気の使い方の可視化(見える化)となり各家庭に合った最適な料金プランがわかります。
停電や倒産はしないの?
ガス会社・通信会社・住宅メーカーなどと言った異業種からの電力販売事業への参入が検討されていますが、そうした時に気になるのは停電や倒産をした場合ですよね。新電力であっても既存の電力会社の設備を利用するので停電のリスクは原則変わりません。
万が一、発電量の不足など停電リスクが高かった場合や契約中の電気会社が倒産した場合も地域間や電力会社間で電気を融通し合う体制が整えられている他、様々なセーフティーネットが設けられているため、電気の供給が止まることはないようですよ。
デメリットはあるの?
ここまでではデメリットは見当たらない感じがしますよね。ですが、場合によって現在加入しているプランによっては割高になる可能性もあります。
例えばですが・・・東京電力の電化上手は従量電灯プランより夜間電力が最大17円安く、更に毎月の電気料金から5%割り引かれるお得なプランです。他の電力会社でもオール電化住宅向けにはかなり割安なプランを提供しています。
オール電化プランに変更して以前より電気代が1~2割下がったという家庭は新電力に乗り換えてもそれほどメリットを感じられないかも知れません。
電気料金比較サイトご紹介
現 在のご家庭の電気料金プランを把握されていますか?簡単に郵便番号を入力しただけで料金プランを比較出来るサイトがありましたのでそちらをご紹介します。 自分もしてみましたが、とっても簡単、えっ、今までよりもこっちなの?という発見がありました。これまで全く気にもしなかったのですが、これも自宅の料金 プランを見直す良い機会となりますので是非ご利用下さいませ。
まとめ
これから、電力会社からの情報などをもっと把握しましょう。家庭に合った一番良いプランを選びたいですよね。
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