子供は外で体を動かして遊ぶのが大好き。乳児から幼児になるにつれてどんどん増していく、子供の活発さに驚かされるお父さんお母さんも多いのではないでしょうか。そんな子供の遊び場として、重要な役目を果たしているのが公園です。今回は、子供と公園で遊ぶ時の注意点と、怪我なく楽しく遊ばせる方法について、年齢別にまとめていきます。
子供と公園で遊ぶ時の注意点。
0〜1歳
まだ歩けない子供でも、ベビーカーや抱っこ紐を用いて散歩したり、ピクニックをしたりと、公園を利用する機会は十分に作ることができます。全ての年齢の子供に共通することですが、とくに小さい子供の場合に気をつけたいのが、気候の変化です。子供はまだまだ体温調節が未発達なので、気温の上下に対応できるように衣類で調節することが大切です。
中でも夏場の暑い時期は、直射日光に当たりすぎないように要注意です。必ず帽子などで日除けをし、日焼け止めを塗るのを忘れずに。こまめに水分補給ができるように、マグや水筒などを持っていくことも必須です。
また、なんでも口に入れたがる時期でもあるので、砂や石、ゴミなどを口に入れさせないようにも注意です。ベンチの周辺にはタバコの吸殻が落ちていることが多々あるので、とくに気をつけましょう。
1〜2歳
歩くのが上手になるのに従って、子供の好奇心も育っていく時期です。中には、親のもとを離れてどんどん行ってしまう子も出てきます。まだまだ子供だけで外遊びをするのは難しい年齢なので、目を離さず一緒に行動することが必須です。
遊具でも遊べるようになっていきますが、小さい滑り台などでも対象年齢は3歳以上に設定されているものがほとんどです。必ず保護者が付き添って遊ぶようにしましょう。
3〜4歳
他の子供と遊べるようになり、少しずつ協調性を身につけていく時期です。大人にはこれまでよりも子供から一歩離れたところで見守ることが求められます。
ただ、動きもますます活発になる上、体も大きくなるので、他の子供と衝突するような場面がでてきます。自分より小さい子供を意図せず突き飛ばしてしまうこともしばしば。とくに小さい子供がいるときはまわりをよく見て遊ぶように注意喚起をしましょう。
5〜6歳
すっかり公園での遊びにも慣れ、スリルを求めて危険な遊びをしたがる子供もでてきます。公園で起こる事故でもっとも多いのは、遊具からの落下事故だといいます。高いところから飛びおりたり、登るべきでないところに登ったりすることのないように、遊具の正しい使い方を改めて教えていく必要があります。
また、事故の中でも首を絞め付ける事故は命に関わる場合が多く、危険性が高いです。カバンやマフラー、紐付きの服、水筒などは身につけて遊ばないように気を付けましょう。ロープやなわとびなどの使用方法や、遊具にわざと首を挟むなどの危険な遊び方にも注意が必要です。
怪我なく楽しく遊ばせる方法は?
0〜1歳
おすわり〜ハイハイの時期は、芝生の上にシートをひいてピクニックを楽しむのがおすすめです。まだ外ではベビーカーや抱っこ紐の中にいる時間が大半なので、地面の上にいられることが貴重な体験になります。
歩けるようになってきたら、ウッドチップのある公園で歩く練習をするとはかどります。転んでも痛くなく、木のあたたかみのある感触を味わうことができます。
1〜2歳
1歳ごろから大人とボール遊びができるようになっていきます。柔らかいボールを使用すれば当たっても痛くなく、安全です。慣れてくるとこの年齢でも立派にキャッチボールが楽しめます。
動きが活発になってきたら、乗り物を与えるととても喜びます。とくに、2歳ごろから使用できるストライダーは、バランスを保ちながら地面を蹴って進むことで、運動能力を高められるのでおすすめです。坂が少なく、整備された道がある公園を選ぶと安全に遊べます。
3〜4歳
3歳からは多くの遊具の対象年齢に該当するので、より安全に遊ぶことができるようになります。
言葉によるコミュニケーションをとれるようになる時期でもあります。公園は他の子供といっしょに遊ぶことの楽しさや、譲り合いの大切さを知る絶好の場です。遊具の順番待ちや、砂場での道具の貸し借りなどができるようになると、公園遊びがより楽しくなります。
5〜6歳
公園でひと味違った遊びをするなら、スリルを味わえる芝滑りがおすすめです。ソリや段ボールを使って滑れる専用の遊び場が設けられている公園なら、安心して遊ばせることができます。トランポリンのある公園や、夏場は水遊びのできる場所がある公園に連れて行ったり、スケートボードやフラフープなどの道具を持ち込んだりと、子供を飽きさせない工夫も必要です。
また、鬼ごっこなどのごっこ遊びや各種スポーツのルールも理解できるようになってくるので、これらを覚えると外遊びがぐっと楽しいものになります。ただし公園によってはスポーツや持ち込める道具など、禁止事項が定められている場合も多いので注意しましょう。事前によく確認しておくことで、楽しく安全に遊ぶことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまで子供と公園で遊ぶときの危険や注意点についてのべてきましたが、子供の成長に多少の怪我はつきものです。事故を心配するあまり、「危ないからあれもダメ、これもダメ」と子供の遊びを過度に制限しすぎてしまうことのないよう、気をつけたいものです。それぞれの時期に見合った遊び方で、公園遊びを楽しくかつ安全にできるようしっかり見守っていきましょう。
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