筋トレをした後に、肩が痛くなってしまった・・・!肩に限らず、筋トレをしていると関節を怪我してしまうことは結構あります。
肩を怪我してしまうと、無意識に痛みが出ないように肩をかばってしまうため、筋トレもやり辛くなってしまいますよね。
痛めたのは肩の腱なのか?それとも筋肉なのか?何か判別する方法はあるのでしょうか。
そこで、筋トレで肩を怪我した場合の判別方法についてまとめてみました!
- 考えられる怪我の種類
- 判別方法について
- 肩を怪我した場合の対策
まずは、筋トレで肩を痛めた場合、どのような怪我が考えられるのか見ていきましょう。
筋トレで肩を痛めた場合に考えられる怪我について
肩の怪我は「脱臼」「捻挫」「肉離れ」など、たくさん考えられるのですが・・・筋トレで肩が痛くなってしまった場合、以下の怪我をしている可能性が高いです。
肩の腱の怪我「腱炎」
腱は筋肉と骨をつなぐ役割があるため、筋トレでも痛めやすいと言われています。
腱炎とは腱が炎症を起こした状態のことで、「ズキズキ」と脈打つような痛みや、鋭い針で刺されるような痛みが特徴です。
肩の筋肉(腱)の怪我「腱板損傷・断裂」
腱板とは肩の筋肉と腱の複合体のことで、肩の関節を安定させる役割があります。
腱板を損傷・断裂してしまうと、強い痛みだけではなく肩が上がらなくなってしまいます。
腱や筋肉はレントゲンに写らないため、病院では「徒手検査」という検査方法を行うことがあります。
徒手検査は主に、医師や理学療法士、作業療法士が肩を怪我している人に対して行いますが、検査役の人が1人いれば、病院に行かなくても検査をすることが可能です。
もし最終的な素人判断は危険ですが、肩の痛みの部分を判別したい場合は、1度行ってみてはいかがでしょうか。
肩の怪我の判別方法について
肩の徒手検査は、検査をする人が肩を怪我している人に対して、検査方法に合わせて肩や腕を動かして痛みの部分を判別していきます。
検査方法は何種類もあるのですが、ここでは「腱炎」と「腱板の損傷・断裂」を判別する検査方法に絞って説明していきます。
①「アプレー・スクラッチ テスト」
この検査方法を行って肩の痛みが増す場合は、「棘上筋腱炎」の可能性があります。棘上筋腱炎は、肩の後ろ側に痛みが出やすいのが特徴です。
②「ヤーガソンテスト」
この検査方法を行って肩の痛みが増す場合は、「上腕二頭筋長頭腱炎」の可能性があります。上腕二頭筋長頭腱炎は、肩の前側に痛みが出やすいのが特徴です。
腱板の損傷・断裂の判別方法「ドロップアームテスト」
この検査方法を行って肩の痛みが増したり、検査中に腕が落ちる場合は、「腱板の損傷・断裂」の可能性があります。肩の痛みの部分が判別出来たら、しっかり対策することも忘れないで下さい!
続いて、肩の怪我に対してどのような対策をしたら良いのか見ていきましょう。
肩を怪我した場合の対策について
筋トレで肩を怪我してしまった場合の対策についてですが・・・基本的には自己判断ではなく病院で診てもらうのが1番です!
とはいえ、筋トレで肩を痛めてしまうことは多いため、毎回病院で診てもらう・・・というわけにはいきませんよね。
病院で診てもらうかどうかの判断基準ですが、このような症状がある場合は、今すぐ病院で診てもらうことをおすすめします!
- 何日経っても痛みが引かない
- 肩の痛みが悪化した
- 肩が動かせない
- 肩が痺れている
もし上記のような症状がない場合は、少し様子を見ても大丈夫でしょう。
しかし、肩の怪我を早く治すためには、必ずこのような対策を行うようにして下さい!
なるべく肩を動かさない
肩が痛いのにもかかわらず、無理に筋トレを行ってしまうと治りが遅くなる可能性があります。
温かいお風呂に入る
温かいお風呂に入ると、体の血行が良くなり痛みが緩和されます。
肩にシップを貼る
シップは消炎効果があるため、肩の痛みを和らげることが出来ます。シップは温シップと冷シップ、どちらでも構いません。
まとめ
- 筋トレで肩を痛めてしまった場合、「腱炎」や「腱板の損傷・断裂」の可能性がある
- 肩のどの部分を痛めたのか判別するためには、徒手検査がおすすめ!
- まずは自分で出来る対策を行い、痛みが続いたり悪化する場合は病院へ行くこと
筋トレをして肩を怪我した場合、自己流の「肩のマッサージ」は絶対に行ってはいけません!
これは肩に限らない話なのですが、痛めた部分に自己流のマッサージをしてしまうと、余計に症状が悪化する場合があるので注意しましょう。検査も含め異変を感じたら病院へ行くことをおすすめします。
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