腕力に自信があるのに腕相撲が弱い、という人がいます。
腕相撲は確かに力が必要ですが、実際どこの筋肉を鍛えたらいいのかが曖昧になってしまっている人がいます。
そこで今回は、腕相撲が強くなる筋肉と、その効果的な鍛え方について紹介していきたいと思います。
腕相撲が強い人の特徴
腕相撲が強い人とそうでない人の違いは何でしょうか。
見た目は普通なのにやたら腕相撲が強い、逆にガタイがいいのに腕相撲が弱いという人もいます。
腕相撲が強い人は、腕相撲のテクニックがあるというのはもちろんですが、必要な筋肉がバランスよく鍛えられているという特徴があります。
腕相撲の強さは腕っぷしの強さが関係しているのは事実ですが、それ以外の筋肉も動員することで、より強い力を生み出すことができます。
以下、鍛えるべき筋肉について見ていきましょう。
腕相撲が強くなるために必要な筋肉
腕相撲で強くなるには、まずは腕力が必要なのは言うまでもありません。
しかし単純に「腕」力といっても腕の範囲は広く、どこを鍛えるべきかがはっきりしません。
腕力というとどうしても上腕二頭筋(力こぶ)の強化がイメージされますが、腕相撲においてはそこまで重要ではありません。
腕で鍛えるべきは前腕です。
前腕を鍛えることで、腕相撲で力を発揮しやすくなります。
腕相撲は手首を返した状態で行いますが、この際、前腕の力が必要になります。
また、前腕を鍛えることにより、副次的に握力を鍛えることもできます。
強い握力は腕相撲の勝負を有利に運んでくれますので、やはり前腕は優先的に鍛えたいところです。
その他にも腕相撲で発揮されるべき筋肉は背筋です。
背中の筋肉を鍛えることで、引く力が増します。腕相撲では、相手のこぶしを握りこみ、自分の体の方向に引き込むイメージで行いますので、この時に背筋が大事になります。
その他、他って行う場合には下半身の筋肉を鍛えることも大事になってきます。
筋肉の鍛え方 腕編
腕相撲で重要になるのは前腕とお話しました。以下では、前腕を鍛えるのに必要なトレーニング種目について紹介していきます。
ハンマーカール
ハンマーカールは、通常のアームカールとは異なり、手首を縦の状態にして行う種目です。
ハンマーを振り下ろす際のフォームであることから、この名前になりました。
二頭筋を鍛えることもできますが、前腕に強い刺激が入ることを意識して行いましょう。
リストカール
これは手首の強さを出すためのトレーニングですが、同時に前腕も鍛えることができます。
やり方としては、手を台やベンチに乗せ、バーを持ちます。
その状態から手首を返します。
あまりバーを強く握りこまず、指の力でカールする意識で行うと、より前腕に刺激が入ります。
バーで行う場合は両手を同時に鍛えることができますが、腕相撲用に利き手だけを鍛えたい場合には、ダンベルを使ってワンアームで行うのもいいでしょう。
チューブトレーニング
チューブを使ったトレーニングを行うことで、より実践的な腕相撲トレーニングが可能になります。
柱にチューブを括り付けた状態で、腕相撲の勝負時のようなフォームでチューブを引きます。
実戦を意識したフォームで行うことで、腕相撲に必要な前腕を鍛えることが可能になります。
筋肉の鍛え方 その他筋肉編
次に、前腕以外の筋肉について見ていきましょう。
先ほど前腕以外で鍛えるべき筋肉として、背中の筋肉と下半身を上げました。
以下、解説してまいります。
背中の筋肉
背中の筋肉を鍛えるうえでは、懸垂を行うことをおすすめします。
懸垂では背中の筋肉(広背筋・大円筋)を鍛えることができるほか、腕の筋肉も鍛えることができ、上半身をまんべんなく鍛えることができるので、非常におすすめです。
その他のトレーニングとしては、ラットプルダウンを行うことで、引く力を養うことが可能になります。
下半身の筋肉
腕相撲を立って行う場合には、しっかりと下半身で踏ん張ることができれば、その分勝つチャンスも上がります。
足で地面をつかむイメージが大事になってきますが、下半身のトレーニングの中でも重要になるのはやはりスクワットでしょう。
瞬間的に体に力を伝えるうえで、下半身の筋肉を鍛えておくと有利になります。
腹筋
意外と思うかもしれませんが、腹筋も腕相撲において大事な筋肉になってきます。
腕相撲に限らず、腹筋はすべての競技において大事になる部位ですが、その理由は、腹筋を鍛えることで体の軸が安定します。
腕相撲を行う際には体を傾けて行いますが、それでも軸がしっかりしていれば、力が腕に伝わりやすくなります。
日々のトレーニングに加えて、腹筋も取り入れてみましょう。
まとめ
以上、腕相撲が強くなるために必要な筋肉と、そのトレーニングについて紹介してきました。
「腕」相撲なので、まず腕を優先的に鍛えるべきであることは変わりません。
しかし、その他の筋肉を鍛えることで、確実に強くなることができます。
是非だけ鍛えるということはせず、今回紹介した筋肉を中心に様々な部位を鍛えてみてください。
コメントを残す