【初心者向け】英語での会議で自己紹介するときの構成と例文。

英語での自己紹介は慣れていないと緊張するものです。会議であれば、さらに緊張して頭が真っ白になることも……。ビジネスシーンで恥をかかないように、自己紹介だけはスムーズにできるようにしておきましょう。英語圏の相手とのビジネスは、謙虚な姿勢よりも自信に満ちていることが重要です。

自己紹介の基本的な構成

会議での自己紹介はあくまで簡潔に済ませることが基本。名前と所属あるいは職務だけで充分です。必要最低限にまとめるように心掛けましょう。

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初心者こそ挨拶からスタート

会議の自己紹介では、挨拶は必ずしも必要なものではありません。しかしいきなり名前を言い出すと緊張したり早口になったりしますので、まずは挨拶で声のトーンを調節するのがおすすめです。

海外とのテレビ会議の場合、時差があるため挨拶の選択に混乱することがあります。そんなときはどの時間帯でも使えるHelloがおすすめです。よほどフォーマルな会議でなければ、Helloで全く問題ありません。

・Good morning.(おはようございます。)
・Good afternoon.(こんにちは。)
・Good evening.(こんばんは。)
・Hello(こんにちは。)
・Hi.(こんにちは。)

HiはHelloよりカジュアルな挨拶ですので、社外との取引先や上司との会議には適さない場合もあります。社内の海外スタッフとのテレビ会議など、比較的アットホームな場であれば使って大丈夫です。

名前を伝えるときの例文

日本でのビジネスシーンでの自己紹介は苗字だけのことが多いのに対して、外国人を相手とする自己紹介ではフルネームの望ましいです。外国人にとって日本人の苗字(Family name)と名前(First name)の判断は難しいものですので、両方伝えましょう。

基本の英語表現

I amとMy name is のどちらを使うか迷われる方がいますが、どちらも正解です。どちらでも構いませんが、使い分けたい場合は一対一の場面ではI am、大勢の前ではMy nameにしても良いでしょう。

・I am Takashi Yamamoto.(山本貴志です。)
・I’m Takashi Yamamoto.(山本貴志です。)
・My name is Takashi Yamamoto.(私の名前は山本貴志です。)

自己紹介でのI am とI’mに違いはありませんので言いやすい方でOKです。ネイティブの方はI’mを使う方が多いです。会話の中ではamは強調するときに使われることもあります。

音声会議の場合

テレビ会議ではなく、音声のみの多地点会議を行う場合は、一対一の電話と同じようにThis isを使用します。

・This is Takashi Yamamoto.
(こちらは山本貴志です。)

会議メンバーと面識がある場合

2回目以降の会議では、既に面識のあるメンバーが揃っているかもしれません。その場合によく使われるフレーズです。

・Some of you may already know me. My name is Takashi Yamamoto.
(既にご存じかもしれませんが、私の名前は山本貴志です。)

会社名、職種、役職などを伝える定型文

自己紹介の中で一番重要なパートです。どこまで詳細に伝える必要があるかは、その会議の内容次第です。相手が求めるレベルに合わせて説明できるように、いくつか定型文を暗記してスムーズにいえるようにしておきましょう。

会社名を伝え方

会社名は名前の後に続けて紹介します。そのときに名前と合わせて一文にすることもできますし、1度ピリオドで区切って二文にしてもOKです。言いやすい方を選びましょう。

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・I am Takashi Yamamoto from *** corporation.
(***会社の山本貴志です。)
・My name is Takashi Yamamoto. I work for *** corporation
(私の名前は山本貴志です。***会社で働いています。)

役職(肩書き)の伝え方

日本の役職に相当するものが英語ではない場合もありますので、そのときは具体的に業務を説明するようにします。名刺に肩書きが書いてある場合は、その通りで大丈夫です。

・I’m the manager of the Sales Department.
(私は営業部の課長です。)
・I am Takashi Yamamoto, the manager of the Sales Department.
(営業部で課長をしている、山本貴志です。)
・I’m in charge of the Overseas Affair Department.
(私は海外営業本部の責任者です。)
・I am responsible for Overseas Marketing in Europe.
(私はヨーロッパ地域のマーケティング責任者です。)

所属や担当業務の伝え方

いくつか表現の仕方がありますので、言いやすいものを選んで暗記しておきましょう。曖昧にしておくと前置詞が混乱し間違った英語表現になるので気をつけます。また「所属する」はbelong toだと中学英語で習いますが、これは所有を表す単語のため、仕事の紹介では使用しません。

・I am in Sales.
(営業部に所属しています。)
・I work in the marketing department.
(マーケティングに所属しています。)
・I work as a system engineer
(私はシステムエンジニアです。)
・I am in charge of the import section of the Overseas Sales Department.
(海外営業部で輸入課を担当しています。)
・I’m Takashi Yamamoto, in charge of web design.
(Webデザイン担当の山本貴志です。)

このin charge ofという表現は具体的な業務を紹介するときに使えるので、ぜひ覚えて置きましょう。ただしin charge of の後に部署名だけを書くと、責任者(役職付き)と勘違いされるので注意してください。

挨拶から職務紹介までの定型文サンプル

Hello. My name is Takashi Yamamoto from *** corporation.
I’m in the overseas sales division, and in charge of the export.
(こんにちは。***会社の山本貴志です。海外営業部門で輸出を担当しています。

気をつけたい英語表現

日本語の自己紹介では最後に「よろしくお願いします。」で締める場合が多いですが、英語ではそれに相当するものはありません。代わりに使えるNice to meet you.(お会いできて光栄です。)は、会議前の一対一での挨拶や自己紹介には使いますが、会議中の自己紹介では必要ないので注意しましょう。またNice to meet youは、はじめて会った人に使う言葉のため、2回目以降の場合には使うと失礼な印象を与えます。

まとめ

慣れない英語での会議は緊張しますが、冒頭の自己紹介は挨拶と名前、担当業務を簡潔に伝えれば大丈夫ですので、暗記しておきましょう。会議前に行う名刺交換であれば、How are youからはじまることも多いです。握手のタイミングなどもありますので、別途練習しておいた方が良いでしょう。

>>初回の社内会議で自己紹介をスマートにするためのコツと文例

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