カレーの付け合わせ以外でらっきょうを食べない人も多いようですが、”和風ピクルス”とも言えるらっきょうは、洋食にも応用が効く食材!卵サラダやツナサラダに玉ねぎの代わりに入れれば、酸味があるのでマヨネーズを控えめにできますし、ピクルスの代用としてタルタルソースにも使えるんですよ。
小さな粒のらっきょうですが、その1つ1つには体に良い効能や、ダイエットにも効果のある栄養素が含まれています。これを読めばカレーには福神漬け派だったあなたも、らっきょう派に転向するかも?!
らっきょうのカロリーは?
平安時代から薬効が高いとされ「畑の薬」とまで呼ばれるほど、多くの効能を持っているらっきょう。その効果が認められ、漢方薬にも用いられています。
らっきょうのカロリーは中粒が5個(35~40g)で40kcal強。この程度ならカロリーを気にする必要はなさそうですね。
ただ通常甘酢漬けで食べることが多く比較的糖質は高めなので、糖質制限をしている人は注意してください(それでも100g当たりで炭水化物は29gですが)。
らっきょうの効果と効能は?
それでは、らっきょうを食べることで得られる効果や効能を、以下にまとめてみていきましょう。
①血液サラサラ・疲労回復
らっきょうには独特の匂いがありますよね。このニオイの正体は「硫化アリル」というもので、これが強い薬効を発揮する原動力!硫化アリルは疲労回復効果があるビタミンB1の吸収を、なんと7倍も高めてくれるのです。疲れている時に豚肉などと一緒に食べるのがオススメ♪
さらに血液の浄化にもなるので血行が良くなり、循環器系の機能も回復するなど、俗に言う「血液サラサラ効果」も期待出きちゃうのも嬉しいポイント。心臓性疾患にも効き目があるとされています。
らっきょうに含まれるアリシンもビタミンB1を活性化させます。アリシンには殺菌作用もあるため、風邪予防としても効果的。
疲れがたまり風邪をひきそうな時は、ポークカレーにらっきょうの組み合わせが良さそうですね。
②がん・動脈硬化の予防
らっきょうはがん予防にも!サボニンという成分は抗酸化作用や解毒作用があり、ピロリ菌を滅菌してくれる嬉しい存在。胃がんや肺がん予防の効果が期待できそうです。
また血液が凝固するのを防ぐジアリルスルフィドは、血液の流れが悪くなることが起因となる動脈硬化や心臓病の予防としての効能も。
③便秘解消
食物繊維の多いらっきょうには、同じ分量であればごぼうの3~4倍もの食物繊維を含んでいます。ごぼうより多い事実はちょっとビックリですよね。辛い便秘に悩んでいる人は、毎日らっきょうを食べてみてはいかがでしょう?
らっきょう=ダイエットに良い、の立役者・フルクタン
近年らっきょうはダイエットに良いと言われるようになりましたが、その要因となる成分がフルクタン。聞きなれない名前ですが、このフルクタンには、
- 血糖値の上昇を抑制する
- コレステロールを吸収し排出する
作用があり、脂肪が蓄積しにくくなるので肥満防止にも効果的!高血圧や骨粗しょう症の予防になるので、中年以降は積極的に摂取していきたいですね。
ただ残念なことに、一般的な食べ方である酢漬けにしてしまうとフルクタンは半減してしまうんです。でも漬け汁を一緒に食べることで、溶けだした成分を摂取可能。全て飲むと塩分と糖分が気になるので、気持ち多めに漬け汁も摂取していきましょう。
食べ過ぎに注意!の理由は?
上記のように体に良い効能ばかりのらっきょうですが、食べ過ぎると整腸作用が活発なため、いわゆるガスが出やすくなったり、お腹が張ってしまいます。元々お腹が弱い人であれば、逆に下してしまうことも。
また殺菌作用も高いので、食べ過ぎによって胃が荒れてしまう懸念もあります。1日に4~5粒程度に抑えれば問題ないので、それを目安にらっきょうの効能を享受していきましょう。
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