女性も痛風の発症が無視できない
痛風患者の99%は男性であるため痛風はもはや男性の病気というイメージがとても強いようにも思えます。しかし、どうして女性に痛風患者が少ないかといえば、女性ホルモンのエストロゲンが尿酸の発生を抑制し体外への促進を促すためです。痛風は「風が吹いても痛い」ことから命名されており、その痛さは想像を絶するものがあります。こうなったら、まずは痛風の予防の前に、痛み止めを処方してもらう必要がありますが・・・。
女性に関しては、年齢を重ね更年期になるとエストロゲンの分泌が急激に減りますのでそれに伴い尿酸の発生を抑える機能が弱まります。結果的に尿酸が蓄積されていくの です。けれども、実際男性と比較して女性の尿酸の平均値はおよそ1.5mg/dlも低いため普通であればなかなか痛風にはかからないといえます。
ところが、最近、時代の変化とともに女性の痛風患者が増えている傾向にあります。それは、食の欧米化にあります。油の多い食事、動物食、アルコール、ファーストフード、運動不足、ストレス、こういった原因がいくつも重なり合い痛風発作を起こすのです。
ちなみに、腎臓に疾患がある方、高血圧症でサイアザイド系の降圧薬を服用している方、閉経後の方など尿酸が非常に高くなりやすいので要注意です。今までの日本社会というのは男性は外で仕事をし女性は家事、育児と家で仕事をするというのが普通でした。
ところが、現在は女性と男性の大差はなく社会進出が多くなりました。そのため男性と同じように女性もこういった病気を発症しやすくなると考えられます。
若年層にも痛風は急増中?
痛 風のイメージは中年男性ですよね。もともと40代以降の中年男性に多い病気でした。ところが最近では20代~30代の若年層にも発症が多くみられるように なっております。その原因は食生活にあります。先ほども少し触れましたが、若者はファーストフードやインスタント食品を中心とした食生活を送っておりま す。
さらに、朝ごはんを食べない、夕ご飯をカロリーの多い油っこいものをがっつりと食べて眠る。こういった肥満になりやすい食生活が原因 になります。このようにバランスの悪い食生活を長年続けていると尿酸が増え、若い人でも痛風になりやすくなりますし、何よりも生活習慣病が心配されます。
そ れに、現代は若い世代も当たり前のようにストレスを感じる社会です。どちらかといえば高齢者はストレスが少ないかもしれません。たとえば、幼稚園、小学生 も人間関係に悩まされたりします。受験だ、勉強だ、こういうことでストレスをためやすい社会になっているのは事実です。
痛風は食生活が大きな原因でもありますがストレスも原因の一つです。さらにストレスによりそれが食事に走れば負のスパイラルに陥ることになります。結果的にいろいろな意味でどの世代も痛風になりやすいということが言えるのです。
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