低糖質ダイエットとタンパク質ダイエットの違い
低糖質ダイエットや炭水化物抜きダイエットを過剰に行うのはあまりお勧めできません。その理由としては、人間の脳がエネルギーとして使うことができるのは糖質で、糖質がなくなったときのされたエネルギー源となる筋肉をアミノ酸に分解し、そのアミノ酸を糖質に分解しエネルギー変換するためです。
つまりは、筋肉も減っていくためダイエットにも影響が出てきます。他にも、肝臓に負担をかけたり、集中力の低下といった弊害を招きます。日中仕事に集中できなかったり、眠くなったりしてしまってはそれこそダイエットが裏目に出てしまっていますよね。
しかし、「禁断の術」ではございませんが、ダイエット効果を飛躍的に高める上では糖質を制限してタンパク質中心な食生活にすることは極めて有効な方法です。理由は、三大栄養素(脂質、糖質、タンパク質)の中で脂肪として蓄積されやすいのは糖質だからです。「炭水化物抜きダイエットの効果的な方法とは?【痩せない・体臭・危険】」
けれども、病気になったり、集中力の低下などを招きたくない…なんとかこの特性を生かして健康的にダイエットを行う方法はないのでしょうか?実はちょっとしたコツを抑えれば安全にタンパク質ダイエットを実践することが可能になります。その前に、タンパク質の優れた効果について解説いたします。
タンパク質の素晴らしい効果とは?
われわれ人間の20%はタンパク質でできています。つまりは生命活動を営む上で絶対に必要な栄養素と言えるわけです。欠乏すれば肌荒れ、抜け毛、筋力の低下、内臓機能の低下、免疫力の低下、代謝の低下、骨がもろくなる、集中力の低下といった弊害を招きます。
それは、前述のとおり、「人間の20%がタンパク質だから」です。脳の4割はタンパク質です。筋肉、内臓、皮膚、髪の毛、骨、血液、….あらゆるパーツがタンパク質でできています。ですから積極的に摂取したい栄養素でもあるのです。では、逆に摂取することでどのようなイタダキを得られるのでしょうか?
1 腹もちが良い
ダイエットの天敵といえばおやつですよね。チョコレートなどの甘いスナック菓子、ポテトチップスなどの油と糖質の塊…いろいろありますが、特にながら食いでこれらをバリバリ食べてしまうといつの間にかなくなってしまう…なくなるということはそれだけカロリーを摂取することになります。ポテトチップスなんて1袋550kcalもあります。
ですが、これらスナック菓子をタンパク質に変えてみてはいかがでしょう?スナック菓子を食べるぐらいならその代わりに大豆やにぼしを食べるのです。しかも、固いので良く噛まないと食べられません。すると満腹中枢も刺激され、タンパク質の性質からも満腹感を与えるため余計なものを食べなくなります。
2 体質が良くなる
タンパク質は体のあらゆるパーツの原料でもあります。たとえばお肌ならつやつやになりますし、筋肉であれば修復が早くなりますのでプロテインを活用すべきという理由が良くわかりますね。また髪の毛もタンパク質でできているためふさふさになります。そのほか骨、血液、内臓もタンパク質が原料なので十分に摂取することで免疫力を強化することができます。
3 エネルギー代謝を上げる
筋肉はエネルギーを燃やすうえで重要なものです。その材料となるタンパク質を摂取すればエネルギー代謝も高まります。ですからダイエットを行うのであればこれを抜いては行けないのです。もし抜いてしまえば、代謝がうまくいかず低下してしまいます。
4 ダイエット効果がとても高い
いろいろなダイエット方法がありますが、運動を取り入れたり、食事を考えたりしないといけません。しかし、タンパク質を増やして糖質を減らすことでエネルギーを燃えやすく、余計なエネルギーを摂らないようになるため、脂肪が無駄に蓄積されにくくなります。結果効果的なダイエットが行え短期間の減量に成功するのです。
5 コレステロールの低下
すべてのタンパク質がそうであるとはいえませんが、たとえば青魚や大豆からタンパク質を摂取するというのであれば、DHA、EPA、大豆イソフラボンといったものを摂取できるためコレステロールを下げ心臓病や高血圧症、高脂血症、脳梗塞といった病気を予防してくれます。
高タンパク質ダイエットの危険性とは?
これらの効果が得られると考えればタンパク質は体に良いものです。しかも欠乏しやすいので積極的に摂らないといけない栄養素でもあります。けれども、なぜ、糖質制限ダイエットや高タンパク質ダイエットがダメなのか?
まず、糖質をカットしてタンパク質だけを食べるとなると、獣肉ばかり食べてしまい他の栄養素がおろそかになりがちになるのです。獣肉というと油が凄いです。豚の脂、牛の脂、これらはコレステロールがたっぷりです。
それこそ病気になりますよね。また、タンパク質を過剰摂取すると吸収しきれなかったものが脂質へと変換されますので逆に太ってしまいます。そういった意味ではダイエットに影響するのですが、正直タンパク質はなかなか摂取できるものではないのでその心配はないかもしれません。
肉であれば1日1kg、豆腐であれば1日11~13丁食べないと1日のタンパク質の摂取量は間にいません。それよりも問題なのが糖質を過剰に制限してしまうということです。冒頭でもお話ししたように、肝臓への負担、筋肉の減少、集中力の低下、脳障害、免疫力の低下、発がんリスクの向上…とあらゆる弊害を招いてしまいます。
高タンパク質ダイエットのリスクを防ぐためには?
その場合の回避方法としては、やはり専門家の力を借りて、プロテインを効果的に飲んでタンパク質を効率よく摂取するのが安心安全です。プロテインというと男性向きのマッチョな人やアスリートが飲むものというイメージを抱きがちですが、最近は女性向けに飲みやすいものが出てきています。これだと糖質を摂り過ぎるという心配は軽減されると思いますが、高タンパク質ダイエットを試したいと思う方は、利用をススメします。
現代人が食べる糖質は非常に太りやすい
結局のところ三大栄養素と言われるだけありまして人間が摂らないと生きてはいけないものです。それを過剰に控えた生活を長期間行えばそれは病気になりやす くなります。しかし、糖質を摂れば太る…どうすればいいの?はい、過剰に摂取しないか、太らない炭水化物を摂取すればよいのです。
炭水化物というと何をイメージしますか?白米、菓子パン、カップ麺、うどん、そうめん、ラーメン、ハンバーガー…こういったものですよね。残念ながら全部太ります。その理由は、現代に流通している糖質の大半が精製された食品になっております。
精製されていると胚芽である食物繊維が取り除かれているため血糖値が急上昇するのです。つまりはインスリンも大量に分泌されます。結果的にそれら糖質が細胞に取り込まれ脂肪として蓄積されていくわけです。
ただ、白米やうどんであればまだ良い方です。噛みごたえがあるためしっかりと噛むことで満腹中枢を刺激できますよね。それで食べる量を減らすことができれば太りにくくなります。けれども、コンビニのパン、カップ麺、ファーストフード…このようなジャンクフードはトランス脂肪酸やら糖化を促す精製された小麦が含まれているので一気に太ります。
では、どうすればよいのでしょうか?答えは簡単で、胚芽が取り除かれていない炭水化物を食べればよいのです。そうすることで同じ量を食べても血糖値が上がりにくいのでその分インスリンも節約されます。結果的にダイエットに効果的となりますね。
ですから、健康的にタンパク質ダイエットを行っていきたいのであれば、こういった胚芽がついている炭水化物とタンパク質の摂取量を増やせばよいのです。ただ、玄米を食べる場合は発芽させないと危ないので必ず発芽させましょう。
また、野菜や果物に含まれるビタミン、ミネラルも摂取しないと効果的にエネルギーの燃焼効率を高めることができませんのでご注意ください。
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