秋の木の実といえばギンナンです。落ちていると異臭を放ちます。あの匂いが苦手と言う方も多いのではないでしょうか?イチョウの木は並木通りなんかにはよくありますが、秋に歩くとギンナンがいっぱい落ちています。
お正月にはおせち料理、のっぺ汁なんかにも入っています。そのギンナンは非常に栄養価が高く、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、鉄分、カリウム、マグネシウムと、ビタミンもミネラルも一気に摂取できますので是非とも食べておきたい食品でもあります。とくにギンナンの栄養素の中でも凄いものはギンコライドというものです。
ギンコライドとは一体何?
イチョウ葉やギンナンの中に含まれる独自の栄養成分です。これは、抗酸化作用が非常に強く、血小板の凝縮や血栓の生成を抑制するため血行を良くしする効果があります。よって体を温めてくれるのです。
体を温めてくれるので、冬なんか寒さで免疫力が低下しやすい時期です。そういうときに食べることにより、寒さや病気に負けにくくなります。他にもアレルギーを持っている人には是非食べていただきたい食品です。症状を緩和してくれるのです。
アトピーやアレルギーは血小板活性化因子(PAF)が活性化することで生じるとも言われています。それを抑制する作用があるので効果的だと考えあれております。
さらに、肩コリの改善、滋養強壮、貧尿、夜尿症、ぜんそく、せきどめの効果があり漢方の一つとして中国ではすすめられてきました。つまりは、とりあえず免疫力強化にはオススメの食品ということになります。
ギンナンの栄養成分
ギンナン(100g可食部中) / 熱量(カロリー)187kcal
タンパク質:4.7g
脂質:1.7g
炭水化物:38.5g
βカロテン:290μg
ビタミンB1:0.28mg
ビタミンB2:0.08mg
ナイアシン:1.2mg
ビタミンB6:0.08mg
ビタミンC :23mg
カリウム:700mg
カルシウム:5mg
鉄:1mg
マグネシウム:53mg
健康に良さそうですが実は副作用もある。
栄養価が非常に高そうですが食べ過ぎると逆に体を壊してしまいますので注意しましょう。実際、ギンナンを食べ過ぎて中毒を起こしてしまったという事例も報告されています。ただ、そのうち7割が10歳未満の子供で、3割は大人です。大人でも中毒症状を起こす可能性がありますので注意しましょう。
中毒の症状としては、食べ終わってから数時間ほど経過すると、腹痛・嘔吐・下痢・頻脈・消化不良などの症状を起こしたり、酷い場合はふらつき・痙攣・呼吸困難・意識消失・ショックといった症状を起こしますので、バカにはできないものです。重症の場合死亡することも考えられますので極力、小さなお子さんがいらっしゃる場合は食べさせない方が良いでしょう。
実際、ギンナンに含まれる、ビタミンAやナイアシンは過剰摂取すると副作用を起こします。人によってはギンナンが大好きで癖になって食べ過ぎるかも知れませんが、大人でも1度に5個~10個程度までにしておきましょう。大人のちょっとした楽しみにしておくと良いかもしれませんね。
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