ダイオウグソクムシといえば、三重県にある鳥羽水族館の「極地の海ゾーン」で飼育され、その日々の様子をニコニコ動画でも生中継されてきました。ただ、5年以上も何も一切食べないことで、その様子を見たニコニコユーザーは「食べて~」と心配のコメントをしていました。
結果的に5年間絶食の記録を残し、死んでしまったのですが普通に考えて、絶食期間が数カ月続くだけで死亡してしまいます。しかし、5年間も生きることができたのには何か理由があるのか?そこで、水族館サイドは、死亡したダイオウグソクムシをすぐに解剖しました。
解 剖したことで、絶食の秘密のヒントでもつかめればと思ったのですが、結果的にその秘密は不明のままです。ただ、ダイオウグソクムシの死体からは、正体不明 の液体が検出されました。その液体の中に菌が含まれ、それが原因で死亡したのか?ところが、菌と思われるものは一切見当たらなかったのです。
し かし、全く5年間も食物を摂取せず生きることができるのは凄い。これが人間にも代用できるとなれば大きな進歩になると思われます。現在もダイオウグソクム シの研究は続いているとのこと。ちなみに、最後に、50グラムのアジを食べたのは平成21年1月2日でそれ以降は何も食べていません。
そんな、ネットで話題になった、ダイオウグソクムシですが、2014年4月26日、27日に千葉県千葉市美浜区の幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議3」にも展示されていました。標本はもちろんのこと、あれだけ話題になったためとてもユーザーたちは関心を持っています。そこで、タッチプールとしてダイオウグソクムシを触ることができるのです。まずコチラは標本です。
風の谷のナウシカに出てくるオウムみたいな感じですが、ダンゴ虫の仲間で、アナゴ漁をするときに一緒に取れることが多いみたいです。本当にコレを見ますと大きなダンゴ虫のようですね。ただ、コレ、大きいこともあり、足や歯がとてつもなく鋭い動物なんです。
こ の通り、足が鋭く、顎も鋭い、このダイオウグソクムシは、20センチオーバーなのですが、噛まれれば多分指は切断されるほどかもしれません。餌は魚なんか も食べると言いますが、なんとなくその理由もわかりますね。また、再起ほどもお話ししたように、タッチプールが用意されていました。
こちらは、大きなダイオウグソクムシではなく、手のひらサイズの子供のダイオウグソクムシです。ですので、触っても大丈夫なのでしょう。先ほどのでしたら手や指を大けがしかねません。そして、この子供のダイオウグソクムシを実際に触ってみました。
普 通に、エビみたいな感じだったのですが、背中側でなく、腹側を触ってみました。すると、飼育員さんに「そういうもち方すると噛まれますよ(笑)」と突っ込 まれました。もう時既に遅しで、噛まれてしまい指を出血してしまいました。この指を見ていただくと分かるのですが、人差し指が怪我してるのがわかります か?それです。これほどの大きさのでも人間の皮膚を切るぐらいの力はあるので、先ほどのサイズだったらホント危ないですね(汗)
このよう に背面をずっともっていると、くるくる回りながら逃げようとします。ひっくり返してあげると今後は背泳ぎする感じで真っ直ぐに泳いで逃げます。感想として は基本的に動かずじっとしている感じですが、刺激を加えると身を守ろうと活発的に泳ぎ逃げる生物というイメージでした。
また、メディアに も伝えられているように、深海100メートルから1000メートルに住む生物で、水温も7度に保たなければならないとされているためその通り、水槽用の クーラーを使用しているのかタッチプールの水はかなり冷たかったです。この季節だからタッチプールは有りだったけど、冬だったら厳しいかも(汗)ちなみ に、鳥羽水族館の実験結果ですと10度まで上げても大丈夫だそうです。
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