日本人の食材を見る目は大変厳しいです。売れるためにはちょっとしたマイナス要素が命取りです。よって見た目や産地や味にとことんこだわっていると ころが多いです。そんな中に、食材に新たな価値づけをして販売する業者がガイアの夜明けで紹介されます。そのうつの尾鷲物産について調べてみました。
プロフィール
社名 尾鷲物産株式会社
所在地 〒519-3612 三重県尾鷲市林町1-33
資本金 5,100万円
代表取締役 小野 博行
従業員数 正社員100名 / パート社員64名 / アルバイト24名 中国研修生及び実習生21名
取引銀行 百五銀行、紀北信用金庫、第三銀行、中京銀行、信漁連
取引先 各地区の代表スーパーマーケット、各地区中央市場荷受、大手水産商社、仲卸問屋、漁業協同組合、各地水産会社
店 舗 おわせお魚いちば おとと出典:http://www.owasebussan.co.jp/gaiyo.html
昭 和47年創業の老舗です。平成25年度には98億の売上で100億円企業目前ですよね。もともとは「主婦の店」という、全国にネットワークのあるスーパー マーケットの一つから生まれた会社だったそうです。そこで、主婦の方から要望を聞いて魚を仕入れてみると、3年で売り上げが1億くらいになって、それなら と会社設立という経緯があったそうです。
尾鷲物産のすごさ
もともとのみせの成り立ちが主婦の要望を聞くところからスタートしているので、ニーズありきの事業方針です。
ブリや銀鮭の養殖や、サーモンなど輸入をしています。漁業のマーケティングの進んだノルウェーでは、サーモンの色別に輸出する国を変えているそうなのですが、そういった要素も参考にしています。
また、スーパーマーケットの細かいニーズに合わせて魚を捌くこともできる機械も導入するなど、色々な業態のお店に重宝されています。
回転寿司のあきんどスシローのブリは尾鷲物産が納入しているそうです。
DHA強化ブリの養殖に挑戦
尾鷲物産は、自由闊達な会社で社員も色々な挑戦をしています。
も ともと、ブリは、海外への販売ルートを持たず、ブリはもっぱら国内に出荷されていました。しかし、寿司や刺身を食べる習慣が海外でも根付いてきた現在、ブ リは日本の養殖魚の中でも輸出の最有望株として期待を集めています。日本近海でしか獲れないのも強みです。ノルウェーの会社に毎年社員を派遣し輸出のノウ ハウを学んでいるそうです。
それだけですと販路の開拓だけなのですが、尾鷲物産は更に先を行きます。今注目を浴びているのが、DHA強化ブリの養殖です。
飼 料増養殖部長の桑原宏さんという方が先頭に立って、動き始めています。何でも健康志向の高いヨーロッパ向けにDHAやEPAなどの魚の成分を増強するため の新たなエサの開発を進めているそうです。国際的な養殖の魚の認証制度、ASCを取得し、既に攻勢をかけ始めています。
どこで買える?店舗は?
そんな尾鷲物産の魚はどこで手に入るのでしょうか?スシローや鮮魚店でも手に入るでしょうが以下を紹介します。
直営店舗 おとと
・営業時間:10:00から18:00(年中無休)
・住所:三重県尾鷲市古戸野町2-10
魚介類の直売だけでなく、食堂も併設していますので、おいしい魚を味わうことが出来ます。
通販は今はやっていないみたいです。(やっているページを見つけることが出来なかったので、ご存知の方は教えてください)
求人は?
勢いのある会社なので正社員やアルバイトを募集しています。とても夢のある仕事だと思いますので、興味がある方は応募してみては?
まとめ
漁業というと、海外にやられっぱなしというイメージがあったので、このような会社が出てくれて本当にうれしいと思います。今後に期待しています。
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