子供が公園で骨折した!病院から家に帰ってくるなり、日常生活は劇的に変化します。特に子供に多い腕の骨折では、お風呂、食事、勉強など、普通にこなしていたことが突然うまくできなくなってしまいます。中でもお母さんの頭を悩ませるのが、洋服ですね。明日から何を着せたら良いの?突然の事態にも慌てず対処できるよう、骨折した時の服装について知っておきましょう。
骨折した子供に何を着せる?選び方のポイント
子供が骨折したら何を着せるか、季節を問わず覚えておきたいポイントは以下の4つです。
- いつもより大きいサイズの洋服を用意する
- ストレッチがきいた素材であれば、なお着せやすい
- ギプスなどの固定部分は、蒸れるので厚着しない
- 上半身だけではなく、ズボンもゴムのウエストなど着脱しやすいものを選ぶと、お手洗いや着替えで困らない
腕が自由に動かなくなってもできるだけ着替えがしやすい服装を選べば、親と子供のストレスを減らすことができますね。
おすすめファッション*春夏
着替えがしやすい服装について、季節ごとに具体的にご紹介します。
まず、春夏は半袖で過ごせる気温であれば、大きめのTシャツを用意しましょう。骨折した腕を通した後に頭からかぶります。Tシャツの上に何か着せる場合は、前開きの洋服を用意してください。片方だけ腕を通し、固定している腕は羽織るようにします。肩からずり落ちてしまうと自分では直しづらいので、前を閉じておいた方が良いですね。
長袖Tシャツを着用する場合は、固定している腕を通すことができません。そこで、
- 患側の袖を切って半袖にする
- 袖の部分を縦に切り開いてボタンなどをつけ、腕を通さなくても着られるように作り替える
などの工夫をしてみてはいかがでしょうか。
おすすめファッション*秋冬
選び方のポイントでもご紹介した通り、ギプスなどで固定している所はとても蒸れやすいので、秋冬でも厚着しないように気をつけましょう。大きめの半袖Tシャツの上に、気温に応じて以下のようなアイテムを追加していきます。
- レッグウォーマー:本来は足につけるものですが、骨折していない側の腕にはめれば防寒することができます。
- ダウンベスト/フリースベスト:腕が自由に動かなくても着脱しやすく、しっかり寒さから守ってくれるので、肌寒い時に重宝します。
- ポンチョ:袖を通さずに使用するので、骨折した時の防寒着としては最適です。
番外編*アームホルダー
骨折した腕を吊る三角巾(アームホルダー)にも、カラフルなデザインがあることをご存知ですか?しばらく使うものなので、ただの白い布ではなく、こんなおしゃれなアームホルダーを用意したら、子供も少しは元気が出るかもしれませんね。
暑い季節にはこのようなメッシュタイプのものが快適かもしれません。
また、年齢に応じた大きさのアームホルダーを作ってくれる子供服屋さんもあります。子供の好みの布でお願いしたら、喜んでもらえそうですね。
我が子が骨折したことのあるお母さんのブログを拝見すると、少しでも子供のテンションが上がるように色々と工夫していました。腕が固定されてしまうと、選べる洋服のデザインが限られてしまうため、不自由に感じることがあるでしょう。でもその分子供が大好きな色・模様の服を用意してあげることで、だいぶ気分が変わるようです。治療中は親子共に何かとストレスが溜まりがちですが、服装をはじめちょっとした工夫で、少しでも前向きに過ごせるといいですね。
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