子供にみかんは一日何個まで?大丈夫な量は?食べ過ぎたらどうなる?

みかんがあるとついつい何個も食べ過ぎてしまう。小さなお子さんだとおやつ代わりに何個も食べていつの間にか手足が黄色くなり、不安を感じられた方はいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、子供のみかんの与え方についてご紹介していきます。

みかんの食べ過ぎ

太る

みかんには果糖が含まれています。ですが、みかんだけで太ろうとするならかなり難しいものがあります。

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ただし、みかんを多量に摂取したあとに普通量の食事を摂ると血糖値が上がった状態からの食事となるため、余ったエネルギーが脂肪として蓄積される可能性はあります。

また、食後のデザートとして多量に摂取するのも、太る原因となりますので、注意してください。といっても、スナック菓子などを多量に食べるよりもよっぽど健康的ですが、なんでも食べ過ぎはよくありません。

柑皮症

みかんを食べ過ぎると手足が黄色くなる、ということはよく言われています。これは医学的にも証明されており、『 柑皮症(かんぴしょう) 』と呼ばれています。

柑皮症は、みかんに含まれるカロテノイドという色素の一種、βクリプトキサンチンをたくさん摂取することで症状が出ます。βクリプトキサンチンは脂に溶けやすい脂溶性の性質なので、脂肪の多い手のひらや足の裏などに色素が沈着し、黄色くなります。

つまり、みかんを食べれば食べる程βクリプトキサンチンが溜まっていき、脂肪が多い箇所ほど黄色くなるというわけです。みかんなどの柑橘類に限らず、トマトやニンジンなどでも食べ過ぎると柑皮症になることもあります。

ちなみに、柑皮症に治療は必要ありません。みかんを食べるのを控えると自然に元の肌の色に戻ります。

柑皮症と黄疸の見分け方

みかんを控えても手足が黄色いままだったとしたら、それは黄疸の症状なのではないか?と思われた方もいるでしょう。しかし、柑皮症と黄疸は、症状の一部は酷似していても、原因や全く違います。

柑皮症の原因と症状

原因

カロテノイドという色素の一種・βクリプトキサンチン(脂溶性)の過剰摂取により、脂肪の多い部分にβクリプトキサンチンが溜まる。

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症状

色素沈着を起こして皮膚が黄色くなる。

 黄疸の原因と症状

原因

血中のビリルビン(黄色い色素)が何らかの原因で上昇する。

症状

手足や白目が黄色くなる、尿が濃くなる、便の色が薄くなることがある、皮膚に痒みが出るなど。

注意

黄疸の原因はいくつかありますが、遺伝性のもの以外は治療が必要になります。その原因によっては、敗血症や肺梗塞、肝硬変など、大きな病気の症状として黄疸が表れている場合があります。黄疸の症状に気付いたらすぐに受診し、詳しい検査を受けて下さい。

柑皮症と黄疸の外見的特徴

黄疸との柑皮症の見分け方は白目の部分が黄色いかどうか。

手や足が黄色くなっていて、黄疸と思ったら、まずは鏡で白目の部分を見て下さい。

この時に「白目も黄色ければ黄疸」、「白目が白いままなら柑皮症」です。

尿の濃さも一つの目安になります。

もし尿の色がビールのように濃かったら、白目を確認してみて下さいね。

みかんは一日何個まで?

一日の果物の理想的な摂取量は200gとされています。これに当てはめると、みかんの場合は、1日に2個程度となります。

しかし、これは理想としての話なので、これ以上食べたからと言って悪いわけではありません。ただし、手足が黄色くなったり、冷え性、下痢や便秘など腸トラブルが出るような場合は、食べ過ぎている可能性がありますので、控えるようにしましょう。

結論を言うと、1日に何個までという制限はありませんが、食べ過ぎるとやはり何かしらのリスクが出てきますので、1日2~3個程度でとどめておいた方が良いと判断します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

みかんの食べ過ぎは体温が下がりやすくなります。それによって胃腸が冷やされたり、冷え性になったりすることで下痢になりやすいといわれています。ですので、お腹を壊しやすい小さなお子様には注意する必要があります。

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