おはぎとは、もち米、うるち米の単体か混ぜたものを蒸すもしくは焚いたものを米粒が残る程度に潰して丸めた食べ物です。このときに米が残る程度に潰 すため半ごろしと呼ばれることもあります。ちなみに、現代では小豆餡、きなこ、青海苔、ごま、ずんだ、など様々な味があります。
しかし、かつてまだ砂糖が貴重だった時代は塩餡が使用されておりまして子供のおやつ、来客のおもてなしとして出されたものです。けれども、やはりおはぎのイメージとしては餡子をふんだんに使っていることを想像してしまいますね。現代では色々な味があります。
さ て、おはぎとぼたもちってそもそも何が違うのかご存知でしょうか?有名な説でいえば、「春のものをぼたもち」「秋のものをおはぎ」というところでしょう か。要するに春になると牡丹の花が咲きます。そして、秋になると萩の花が咲き乱れている。これらのイメージから、おはぎ、ぼたもちと季節によって呼び名が 異なるとされているのですね。
ところが、東京は季節は関係なくいずれにしろおはぎと呼ぶそうです。あとは、原料の違いです。もち米を使うものがぼたもち。うるち米を使うのがおはぎ、小豆餡を使用するのがぼたもち、きな粉を使用するのがおはぎという説。
他には、ぼたぼたするからぼたもち、おはぎは「女の詞」と『物類称呼』(1775年)が由来であるという説も。さらには地方によっても呼び名がことなります。こし餡を使用したものがぼたもち、つぶ餡もしくは小豆を使用したものがおはぎ、もちろん逆の場合もあります。
もちのようになるまでつぶれたものがぼたもち、米の形がのこっているものをおはぎ、小さくて二口程度で食べられるものがおはぎ、それよりも大きいものがぼたもち…このように説をあげれば色々と出てくるわけですがいずれにしろ基本は同じ食べ物であるということです。
おはぎの作り方やレシピ!カロリーについても。
【スイーツレシピ】おはぎ/ぼたもち Rice cake covered with red bean jam
下準備
1 あんこ300g、もち米1合を用意する
2 もち米を炊飯器で炊き、ほぐす
作り方
1 あんこを焚き、冷ます
2 もち米を一口大に丸める
3 あんこをもち米と同じくらいの大きさに丸め手のひらで薄い楕円形にのばす
4 あんこの上にもち米を置き包む
5 完成
見た目も可愛い一口サイズの三色おはぎの作り方
1 もち米1.5カップ、米0.5カップに水を入れてすすぐ
2 1を水に入れて一晩浸水させておく
3 一晩浸しておいた小豆100gを鍋に入れて強火で煮込む
4 甘味料80gを数回に分けて加える
5 小豆が柔らかくなるまで30~60分ほどかかる
6 煮詰まってきたら塩少々
7 米に水2.5カップ入れて鍋で20分ほど炊く
8 焚いたお米を少しだけ潰す
9 一口サイズもしくは通常サイズに分ける
10 黒炒りごま30gを擦り、甘味料大さじ1杯を加える
11 きなこ30gに甘味料大さじ1混ぜる
12 手に水をつけて小豆あんでごはんを包む
13 きなこと黒ゴマのおはぎは、小豆あんをごはんで包む
14 盛りつけたら完成
こ のように作り方も様々ありますので、おはぎを作る時はぜひ参考にしてみてください。ちなみにおはぎ1つのカロリーは180kcal程度といわれています が、これも種類や製法、メーカーによっても大きく異なります。砂糖をたくさん入れればカロリーも増えるでしょう。井村屋北海道十勝小豆おはぎ (119kcal)、シャトレーゼおはぎ粒餡(188kcal)、シャトレーゼおはぎきな粉3個入(166kcal)となっておりますので、大体のカロ リーは100~180kcalとみてよいのではないでしょうか。
おはぎの保存法!冷凍保存して大丈夫?
お はぎの保存法ですが冬場であれば常温でもタッパーに入れておけば1日程度なら保存可能です。もちろん、廊下など冷たいところへ置いておけば2~3日程度は 持ちます。逆に夏場の場合は翌日まで持たない可能性がありますのですぐに食べましょう。目安としては冬場は1日程度、夏場は半日程度としましょう。
ち なみに、冷蔵保存はあまりオススメはできません。その理由は冷凍保存してしまいますとご飯が固くなってしまい味も落ちます。0~3℃の環境にご飯を保存す るとすぐに劣化しますのでやめましょう。どうしても保存されるのであれば野菜室の7℃前後の環境であればまだよいと考えられます。
しか し、注意点としてはおはぎをそのまま保存すると水分が蒸発してしまいますので必ずタッパーなどの容器に入れて保存することです。また、食べる際は電子レン ジで温めて食べましょう。これにより硬くなったお米を柔らかくすることができます。冷蔵保存の場合は2~3日程度、おいしく食べたいなら半日以内に食べま しょう。
ところが、冷蔵保存であれば問題ないのです。ええ?冷やすとダメなのでは?はい、0~3℃であれば米が傷みやすくなるのですがそ れを一気に超えて-18℃の世界になれば米も劣化しにくくなります。タッパーに入れる、ラップに包む、フリーズパックに入れるなど工夫を凝らして保存しま しょう。
冷凍保存したものをどうやって食べるの?はい、一番良いのはやはり自然解凍ですが、冬などの季節にはそれも難しいと思いますので電子レンジで解凍しましょう。これによりご飯の劣化が防止できます。ただ、解凍にムラが生じる可能性もありますので注意しましょう。
冷凍保存する場合は長期間持ちます。しかし、やはり目安としては1カ月程度にしましょう。それ以上冷凍を続けているともしかすると冷凍やけする可能性もあります。そのような意味でもできるだけ早く食べることをオススメします。
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