ちゃんと知ってた?冷え性の原因と対策。改善に効く食べ物や漢方は?

長年冷え性に悩んでいる方も多いと思います。何となく対策をしていると思いますが、今一度その原因と対策など振り返ってみたいと思います。

1)冷え症の原因

・自律神経の麻痺

ストレスや不規則な生活などにより、体温調節を促す自律神経が機能しなくなります。また、常に室内の空調が効いていると、室内外の温度差が激しくなるため、自律神経の機能が乱れます。

sp1

・皮膚感覚の麻痺

サイズの合わない下着や靴などで体を締めつけたりすると血行が滞り、皮膚感覚が麻痺してしまいます。そのため体温調節が働きにくくなります。

・血液循環の悪化

貧血、低血圧や血管系などの疾患がある人は、血流が滞りがちになります。

・筋肉量の少なさ

女性は特に筋肉が少ないため、筋肉運動による発熱や血流量が少なく、女性に冷え症が多い原因の一つと考えられています。また、女性に限らず高齢な方、オフィスワークが多い方などの運動不足の人も総じて筋肉量が少ないため、冷えやすくなります。

・女性ホルモンの乱れ

ストレスが多かったり、更年期になったりすると、女性ホルモンバランスが乱れ、血行の悪化などを促進することがあります。

2)冷え症の対策と予防食

「血行を促進させる温かな食事を摂る」

体を冷やすような冷食、冷菓や栄養が偏りがちなインスタント食品は控え、ビタミンや良質なタンパク質が含まれる食品を取りましょう。主に、緑黄色野菜、かんきつ類、大豆製品、魚、卵、レバー、豚肉などです。

ビタミンE

抹消の血管を拡張させて血行をよくし、女性ホルモンの分泌を調整します。

ビタミンC

貧血予防になる鉄分の吸収を促進し、毛細血管の機能を保持します。

sp1

ビタミンB1

代謝を促進し、体を動かすエネルギーを産生します。

パントテン酸

代謝を促進し、自律神経を活性化させます。

良質のタンパク質

熱エネルギーとなり、神経機能を保持します。

「生活習慣の改善」

  • 体に無理を強いるようなダイエットをしないようにしましょう。
  • 血液の悪循環をもたらすためタバコは控えましょう。
  • ストレスを溜めないために、十分な睡眠と規則正しい生活を心掛けましょう。
  • 血液の流れが悪くなるので、体を締めつけない衣服、靴にしましょう。
  • 頭寒足熱を心掛けましょう。(下半身を厚着、上半身は首周り以外、比較的薄着を心がける。暖房も、エアコンより下半身が温まる床暖房やコタツの方が理想的です)

「筋肉量の増加」

  • 1日30分以上歩きましょう。
  • 脚には一般的に全身の約7割の筋肉が集中しているので、特に下半身を動かすストレッチやスクワット運動などの筋肉トレーニングなどは効果的です。
  • 適度な運動は筋肉量を増加させるとともに、自律神経の機能を高める効果があるので、習慣にしましょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?冷えはいつの季節でも辛いものです。今一度基本に立ち返って、再度生活を見直してみていただけたらと思います。血の巡りが悪い方、生理痛がひどいような方は、当帰芍薬散という漢方を試して見ても良いかもしれません。

 

[amazon]根拠に基づく冷え症ケア (ウィメンズヘルスケア・サポートブック)

スポンサーリンク

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です