夏のお肌トラブルの一つに「あせも」があります。ま~盛夏は峠を越しましたから一安心とはいかないようです。大人のあせもが、今、問題になっています。あせもといえば赤ちゃんと考えがちですがそうでもないようです。
あせもとは?
まず、あせもという病気ですが、正式には「紅色汗疹(こうしょくかんしん)」といわれる汗腺の病気です。見た目は細かい水疱ができかゆいということですが、その中に重大な病気がないかをハッキリさせて対策をしなくてはなりません。
あせもと間違いやすい皮膚の病気としては、「とびひ」「マラセチア菌によるニキビ」「アトピー性皮膚炎」等があります。いずれも水疱とかゆみがでます。原因が違えば治療方法も変わりますので、わからない場合は必ず皮膚科で診断を受けるようにしましょう。
あせもの原因と対策
原因は?
あせもの原因は汗をかくからなのですが、汗かくだけなら問題ありません。この汗を出す汗腺が汚れや脂で詰まってしまっている場合や通気性の悪い服装で汗が 体外に出ずに皮膚内部に汗が溜まると、汗は汗腺に運ぶ汗管から皮膚内の組織へと流れて、水泡をつくり炎症を起こすのがあせもです。
対策は?
対策としては、以下の3点が挙げられます。
- 汗がでても健康的に出て処理される環境を作ってあげることです。室内であれば、冷房を正しく使って、大汗かかずにすむようにしま す。
- 服装の調整をすること。締め付けるようなもの、通気性のないものをお肌の上にくっつくようなものは避けましょう。
- お肌の環境を整えてあげること。清潔に保つのはもち ろんですが、あまりシャワーで石けんやボディーソープなどを使ってゴシゴシと身体を洗いすぎて皮脂を失うと逆効果となりますので注意が必要です。
汗をかいたあとの処理ですが、すぐにシャワーを浴びることができると良いのでしょうが、そうばかりもできませんね。こまめに汗を拭き取る、その際、ウエットティッシュや制汗シートも有効です。着替えができるようであればこまめにしたいものです。
お肌が乾燥すると、お肌のバリア機能が低下して炎症を起こしやすくなります。夏場にお肌の乾燥?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、冷房が乾燥 状態を作ります。そこに長時間いる、また出たり入ったりするといった場合は乾燥にも注意が必要です。保湿対策が夏場でも必要になります。
薬の使用時の注意点
あせもがでたら塗るという外用薬はたくさんありますが、注意しなくてはならないのが、ステロイド系といわれるものと非ステロイド系があ ります。使用にあたっては医師の判断を仰ぐのが良いでしょう。このほか、飲み薬りとして漢方薬もでています。これはいわば体質改善剤のようなものですので勝手に判断しなで医師・薬剤師と相談のうえ使いましょう。
夏場にでたあせもがなかなか治らない。暑さは峠を過ぎたのに身体のどこかがいつも汗ばむ。という場合は他の病気が考えられますので、あせもくらいでと考えずに、診断を受けるようにしましょう。
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