みかんといえば、ビタミンCというイメージではないでしょうか。ビタミンCが豊富に含まれていますし、おやつ代わりに食べられる果物として多くの方々に親しまれています。
そのみかんですが、皮をむくと白いものがありますよね。身に添って枝状に、弦のように全体に貼り巡っている白いものです。あれがぱさぱさして食べるのが嫌だから皮と一緒に丁寧に剥きとる人もいますし、
気にせずそのまま食べてしまう人もいますが、実はあれ、取って捨てるのは浮上にもったいないことをしているのです。今回は、そのみかんについている白い筋について注目してみたいと思います。
みかんの白い筋は植物の維管束
みかんお白い筋一つにしても、場所によってその名前が異なって行きます。例えば果肉の中心に、白い筋が入っていますよね。それは、果心といいます。そして、周りに白い海綿状のものがありますが、それを内果皮もしくは、アルベドといいます。
最後に、みかん全体に巡っている白いものが維管束です。この維管束は非常に重要で、そもそも、全体に張り巡らされている理由とは?みかん全体に栄養を送るためです。これは、みかんだけにあるものではなく植物なら大体備わっているもので、栄養分の運搬に必要なのです。
もし仮に、この維管束に何らかの障害が生じてしまったり、無いということがあれば、植物は完全に枯れてしまいます。そのため植物の生命維持に必要不可欠ということになります。
みかんの白い筋は凄い栄養価が高い!
先ほどの説明からもわかるかと思いますが、維管束は栄養を運搬する役割を担っているわけです。ということはそこにはものすごい栄養がぎっしり詰まっているということにもなりますね。
逆に言えば、そこがみかんの中で一番栄養価が高い部分ともとらえることができます。一見すると、ぱさぱさで味もそんなに感じられない部分です。食べてみると果肉の方が断然美味しいわけです。ですから、実の方が栄養価が高いと思えるのが普通ですがこれは意外な話しですよね。
まさか、ぱさぱさとした白い部分に栄養があるなんて、ほとんどの人は思わないでしょう。ですから、それが邪魔だと思って捨ててしまう人もいらっしゃるのですが、今の話しの流れからやはり捨ててはいけません。
では、この維管束にはどんな栄養素が詰まっているのでしょうか?色々な栄養素が含まれていますが、ビタミンP(ヘスペリジン)が断トツに多いです。これは、ポリフェノールの一種でもあり、抗アレルギー作用、抗がん作用、そして、血管を強化し、血流改善、血中コレステロール値といったあらゆる健康効果が期待できます。
さらに、みかんの果肉の部分にはビタミンCが豊富に含まれています。そのビタミンCは壊れやすかったりもするのですが、ビタミンPはビタミンCを安定させることができるため、美容にも効果が期待できます。ただ、いくら美容健康に良いからといって食べ過ぎは体に毒なので、1日あたり、多くても3つ程度にしておきましょう。
みかんの缶詰は意味が無い?
缶詰のみかんは、皮がしっかりと剥き取られていまして、筋もない状態。本当に中の果肉しかない状態で、さらには、その果肉もシロップ漬けにしてある状態です。
みかんを身体に無害といわれている薬品や熱を加え、皮を綺麗に剥きとったため、ビタミン類も全て期待できない状態です。ですから、シロップ漬けのみかんは悪魔でも、スイーツに使うためのもの。お菓子やデザートの一つと考えましょう。
皮がしっかりとついているみかんとは別なもの。実際に栄養価がないので、ビタミンや抗酸化物質など美容と健康効果を期待したいのであれば、箱に入った皮のついたみかんを食べるようにしましょう。
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