西尾維新ってどんな人?経歴は?結婚してる?作品の特徴や代表作おすすめ8選

出典:[amazon]りぽぐら! (講談社文庫)

2002年、『クビキリサイクル/青色サヴァンと戯言遣い』で作家デビューとなった西尾維新。デビュー以降、『化物語』や『掟上今日子の備忘録』などの人気シリーズを発表し、作品の多くがアニメ化やドラマ化などでメディアミックスされるなど、その人気は現在も留まるところを知りません。しかし人気作家である一方で、西尾維新は本名や顔を公開しておらず、謎の多い作家としても知られています。ミステリー小説、漫画原作、サスペンスといった多岐にわたるジャンルを執筆し、読者を惹きつけて止まない西尾維新とはどのような人物なのでしょうか。今回は、おすすめ作品を交えながら解説します。

西尾維新とはどんな人物?

sp1

西尾維新とはどのような人物なのでしょうか。生い立ちなど詳しい情報は非公開となっていますが、インタビューなどで回答している内容も踏まえて紹介します。

西尾維新の経歴について

本名や生い立ちなどが非公開になっているため、詳しいことはわかりませんでした。しかし調べてみると、作家・清涼院流水との対談で「関西地方出身」と語っており、さらに見てみたところ、京都府出身だということがわかりました。

若い頃は漫画好きで漫画家を目指していたそうですが、絵が上達しなかったため小説家を目指すようになったそうです。ちなみに好きな漫画は、荒木飛呂彦先生の「ジョジョの奇妙な冒険」らしく、西尾維新いわく「全人類に読んで欲しい漫画」と公言しており、ジョジョシリーズのノベライズ企画「VS JOJO」に上遠野浩平、舞城王太郎とともに参加しています。

2002年、『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』で第23回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。受賞当時20歳だったこともあり、「京都の二十歳、西尾維新」というキャッチコピーが付けられました。デビュー後は「忘却探偵シリーズ」、「物語シリーズ」、「戯言シリーズ」などの人気シリーズを次々と発表し、アニメや漫画、テレビドラマなどのさまざまな分野でメディアミックスされています。

2009年から2016年にかけて、発行部数が上位10位以内にランクインするなど(2012年・2014年共に第1位)、今もっとも人気のある作家の一人と言っても過言ではないでしょう。

執筆スピードがすごい

執筆スピードが速いことで知られている西尾維新。一日で書く文字数は3万文字にも及ぶそうです。3万文字というと400字詰め原稿用紙75枚分。一般的な200ページ程度の小説で使用される原稿用紙はおよそ300枚と言われていますので、最短4日で1作完成する計算になります。さすがに1作が4日で完成することはないと思いますが、いずれにしても驚異的なスピードであることは間違いありません。1巻500ページにも及ぶ「伝説シリーズ」でさえ、15日で完成させたというエピソードもあります。

数々のシリーズ作品を執筆し、登場キャラクターも個性豊かな人物ばかりですが、その発想力は一体どこからくるのでしょうか。

結婚している?

西尾維新の結婚について気になる方も多いはずです。そこで西尾維新の結婚について色々と調べたところ、残念ながら詳しい情報は得られませんでした。しかし、雑誌「ダヴィンチ」で結婚について語っているとの情報がありましたので、もしかしたら既婚者かもしれません。年齢も40歳を超えていることを考えると、既婚であってもまったくおかしくないのではと思います。私生活や人物像などが謎に包まれているのも、西尾維新の魅力の一つかもしれません。

ペンネームについて

西尾維新というのはペンネームであり、このペンネームにもこだわりがあるようです。「西尾維新」という文字を大文字のローマ字で表すと[NISIOISIN]となり、前から読んでも後ろから読んでも同じ文になる「回文」であると同時に、点対照の図形として読むこともできます。ペンネームにもユーモアと知的センスを感じますね。

作風について

西尾維新の作品の特徴は、個性豊かなキャラクターたちの毒やジョークを交えたテンポの良い会話にあります。いわゆる、ボケとツッコミのバランスの良さと言葉選びのセンスが、読者を作品の世界観に引き込みます。このことについて、西尾維新自身も「セリフこそがキャラクター」と明言しており、情景描写や外見よりもキャラクターの話す内容に重点を置いている点が、作品の大きな特徴といえるでしょう。

また、西尾維新が「神」と崇める森博嗣と同様に、「シリーズものが多い」のも特徴の一つ。バトルもの、ミステリー、歴史小説、スピンオフ、SFなどシリーズごとにテーマはばらばらですが、いずれのジャンルにおいても奇想天外な西尾ワールドが楽しめます。これについては、一般的な作家のようにあらかじめ綿密なプロットは構成せず、「どんな終わり方になるのだろう?」と自分自身で思いながら書いているそうです。こうした点も、西尾維新が「天才」と称される理由かもしれません。

西尾維新の代表作おすすめ8選

西尾維新のおすすめ作品を紹介します。作品数が非常に多いため、今回はシリーズごとに紹介します。読書好きの方なら、すでに一読した方も多いかもしれません。

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い(戯言シリーズ)

2002年に講談社ノベルスより刊行された作品です。西尾維新のデビュー作であり、本作により第23回メフィスト賞を受賞しています。また「このライトノベルはすごい!2006」では作品部門第1位に輝きました。「戯言シリーズ」の愛称で親しまれ、『クビキリサイクル』を皮切りに、現在までに全9冊が刊行されています。

当初は主人公の「ぼく」が事件を解決するミステリー形式で書かれていましたが、物語が進むにつれ「バトル的」要素と「萌え」要素が強くなり、キャラクター作品へと変化していきます。登場人物たちの「ことば遊び」も面白いので、小説をサクサクと読みたい方におすすめです。2016年にはアニメ化プロジェクトが発表され、OVAとしても人気があります。

[amazon]クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

[kindle版]クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

[楽天ブックス]クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫) [ 西尾 維新 ]

人類最強の初恋(最強シリーズ)

上記「戯言シリーズ」からの派生作品の一つ。「戯言シリーズ」の登場人物・哀川潤を主人公とした人気ライトノベルシリーズです。もう一つのスピンオフシリーズ「人間シリーズ」とは異なり、本作から10年後を舞台としたSF作品となっています。バトル的要素が強いのが特徴で、対戦相手がガス宇宙人や魚人、岩人間など西尾維新らしいユニークな作品です。
「突拍子もなさ」という意味では、ピカイチだと筆者は思っています。

[amazon]人類最強の初恋 (講談社文庫)

[kindle版]人類最強の初恋 (講談社文庫)

[楽天ブックス]人類最強の初恋 (講談社文庫) [ 西尾 維新 ]

零崎双識の人間試験(人間シリーズ)

「戯言シリーズ」と世界観を同じくしたスピンオフです。「戯言シリーズ」で登場した殺人鬼集団「零崎一賊」を主人公としたバトル小説ですが、「戯言シリーズ」を読んでいなくても十分に楽しめます。2004年から2010年まで講談社ノベルスから刊行され、全7巻が出版されています。

シリーズ第1作『零崎双識の人間試験』、シリーズ第2作『零崎軋識の人間ノック』はともに月間アフタヌーンより漫画化となり、漫画版でも本作を楽しめます。

[amazon]零崎双識の人間試験 (講談社ノベルス)

sp1

[楽天ブックス]【中古】零崎双識の人間試験 <全5巻セット> / シオミヤイルカ(コミックセット)

化物語(<物語>シリーズ)

西尾維新の大人気シリーズ「物語シリーズ」の第1作目です。2022年現在までに29巻が刊行されており、2009年のテレビアニメ化をはじめ、ゲーム・劇場版アニメなどさまざまなメディアミックス展開がなされています。「化物語」のタイトルとは裏腹に、21世紀初頭の田舎町を舞台に、「怪異」にまつわる不思議な物語が語られます。2006年からスタートした本シリーズは、ファーストシーズン、セカンドシーズン、ファイナルシーズン、オフシーズン、モンスターシーズンの5部構成となっています。

突然現れた吸血鬼の命を救った主人公・阿良良木暦。吸血鬼を助けたことで不思議な力を手に入れた暦は、怪異に取り憑かれた人々と出会い、救いの手を差し伸べますが・・・。

[amazon]化物語(上) (講談社BOX)

[kindle版]化物語(上)

[audible版]化物語 上

[楽天ブックス]化物語(上) [ 西尾 維新 ]

刀語 第一話 絶刀・鉋(刀シリーズ)

講談社の「大河ノベル」の企画作品として、2007年1月から12月にかけて12ヶ月連続で発売された作品です。西尾維新が描く時代小説として根強いファンを獲得しています。本作はSF的要素も含んでおり、刀を使わない剣術、虚刀流(きょとうりゅう)7代目の主人公・鑢七花(やすり・しちか)が伝説の刀鍛冶が作った12本の刀(完成形変体刀)を求めて旅に出ます。

[amazon]刀語 第一話 絶刀・鉋 (講談社BOX)

[kindle版]刀語 第一話 絶刀・鉋 (講談社BOX)

[楽天ブックス]刀語 第一話 絶刀・鉋 [ 西尾 維新 ]

悲鳴伝(伝説シリーズ)

「敵は地球」という奇想天外なストーリーで人気の「伝説シリーズ」。全10巻からなる本作は、各巻500ページからなる「巨編」であり、感情を持たない主人公・空々空(そらから・くう)とその仲間たちの地球との戦いを描いた問題作です。「大いなる悲鳴」後、どんなことにも動揺することのない空々は、地球に対抗する組織・地球滅亡軍に加入することになりますが、さまざまな経験を通して「空虚」な自分の心に苦悩します。果たして最後に空々が見た世界の景色とは・・・。

[amazon]悲鳴伝 (講談社ノベルス)

[kindle版]悲鳴伝 伝説 (講談社ノベルス)

[楽天ブックス]悲鳴伝 (講談社文庫) [ 西尾 維新 ]

掟上今日子の備忘録(忘却探偵シリーズ)

どんな事件も「ほぼ一日」で解決する掟上今日子(おきてがみ・きょうこ)が主人公です。
2004年のシリーズ開始以来、現在(2022年)までに13作が刊行されています。2014年から2017年まで「月刊マガジン」で漫画化、2015年には女優・新垣結衣主演による実写ドラマ化も話題となりました。

一度眠ると全てを忘れてしまう名探偵・掟上今日子が、相棒の隠館厄介(かくしだて・やくすけ)とともに難事件に挑みます。

[amazon]掟上今日子の備忘録

[kindle版]掟上今日子の備忘録(単行本版) 忘却探偵

[楽天ブックス]掟上今日子の備忘録 [ 西尾 維新 ]

美少年探偵団(美少年シリーズ)

主人公の瞳島眉美(どうじま・まゆみ)が、指輪学園中等部で秘密裏に活動する「美少年探偵団」とともに、校内で起きるトラブルを解決する青春ミステリー作品です。
「美少年探偵団」には4つの団則が定められています。

一、美しくあること
二、少年であること
三、探偵であること
四、団(チーム)であること

2015年からのシリーズ開始以来、現在までに12巻が発刊されています。西尾維新らしいコミカルな会話が魅力のシリーズですので、初めて読む方にもオススメです。2021年にはテレビアニメ化もされています。

[amazon]美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星 (講談社タイガ)

[kindle版]美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星 (講談社タイガ)

[楽天ブックス]美少年探偵団 きみだけに光かがやく暗黒星 (講談社タイガ) [ 西尾 維新 ]

まとめ

いかがでしたか?今回は超人気作家・西尾維新について紹介しました。西尾維新本人は謎の多い作家ですが、発表されたさまざまな作品を通して、その人物像を想像するのも楽しみの一つかもしれません。西尾維新の作品は、小説以外にもアニメ・漫画・ゲームなど多岐にわたるメディアで楽しめますので、活字が苦手な方は、別メディアで作品に触れるのも良いかと思います。今年(2022年)で作家デビュー20周年となる西尾維新。これからどのような作品を発表してくれるのか、今後も目が離せません。

👉[amazon]西尾維新の本はこちら。

スポンサーリンク

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です