顔の保湿や美白ケアはバッチリ!そう言い切れる女性は少なくないでしょう。でも首に関しては、顔と同様のケアまで行っている人は、それほど多くないかも?!首に年齢が出やすいのは、そのためかもしれません。
首は顔と同様に紫外線にさらされる機会も多く、汗腺も少なくない箇所。しかし顔に対するケアほどは施さないのでシワも出やすく、よく見ると毛穴が黒くブツブツしているなんてことも・・・。
また特に背中側の見えない首元には、黒ずみが出来ていることも!日頃見えないので「気づいた頃には色素沈着していた」ことは、決して珍しくないんです。こうした首の皮膚の黒ずみの原因と解消法について、説明していきますね。
首の黒ずみの原因は?
首の黒ずみの原因は主に「刺激」によるものです。
刺激の要因としては、
- 紫外線によるダメージ
- ナイロンスポンジや洋服の擦れによる刺激
- かゆみ等を掻いてしまうこと
が挙げられます。
こうした刺激から肌を護ろうとして、角質が厚くなってしまうのです。また角質が厚くなるだけでなく肌はこうした摩擦を受けると、自己防衛としてメラノサイトが刺激され、メラニン色素をたくさん生成します。これが繰り返されることで、次第に色素沈着化が進み、黒ずみが定着していくようになります。
日焼けした肌は一時的に黒くなっても、時間の経過によって元の肌色に戻りますよね。これはメラニン色素が肌の新陳代謝によって、肌の上部に上がってくれば垢として排出されるから。
しかし常にメラニン色素が生成されている状態になってしまうと、黒ずみは肌に留まり続けることになってしまいます。2.は日常的な習慣ですし、アトピーや敏感肌で肌が弱い人は3.に該当しますよね(かゆみは掻くことで傷から菌が入り、悪化していくことも。治らない時は市販薬より皮膚科を受診した方が早く治ります)。こうなってくると肌のバリや機能が低下し、紫外線等の影響もより受けやすくなる「悪循環」になるのです。
メラニン色素自体は紫外線や炎症から肌を護るために生成される、本来は良い存在のはずなのですが、生成され続ける状態を解消しなければ黒ずみは治りません。
首の黒ずみの解消法
まずは首は皮膚も薄く、実はデリケートな部分という認識を持ちましょう。その上で2.のような習慣や癖を止め、刺戟を与えないことが第一です。
ナイロンスポンジで強く洗うことは、体全体にあまり推奨できないのですが、特に首には厳禁。顔同様によく泡だてて優しく洗いましょう。洋服もなるべく擦れず、素材も肌に刺激の弱いものを選ぶようにしたいですね。
紫外線対策をしっかり行うことも鉄則です。敏感肌の人は敏感肌用や子ども用の日焼け止めを使用すれば、肌にも優しいですよ。
角質を柔らかくするのに、最も手軽で効果的な方法は入浴!シャワーだけでなく湯船につかり、角質を柔らかくした上で週に1回程度スクラブを使用すると、古い角質が除去できます。この際も優しくマッサージするようにして、刺激はNGです。
毎日のケアも、顔のついでに化粧水とクリームの保湿を行いましょう。安いもので構わないので、首用に廉価なオールインゲルを購入してたっぷり保湿してあげたいですね。
色素沈着を解消するには?
上記のように刺激を避け保湿をすることで黒ずみは軽減されますが、色素沈着を完全に除去したい、結婚式が迫っている等の理由で短期間で解消したい場合には、美容外科での施術が有効。
美容外科ではレーザーの照射や、ハイドロキノン等の美白効果の高い成分の塗布を行いますが、勿論一回では終わりません。その為費用はどうしても高額になります。費用をそこまでかけられない場合は、黒ずみ解消専用のクリームも多数販売されているので、まずはそういった商品を試してみるのが手軽です。
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