受験に失敗した子供への親の対処方法。中学・高校・大学の場合は?

進学を希望する子どもにとって、受験は必ずやってくる運命の分かれ道です。競争率の違いはありますが、全員が合格するという訳にはいきませんよね。さて、我が子が受験に失敗した時に、親としてどう支えていくのか、どんな言葉をかけたらいいのか、今回は中学・高校・大学別に取り挙げて見たいと思います。

中学受験に失敗した子の親の対処方法

中学受験という事は子どもはまだ小学生です。そこでの受験失敗は幼い心を傷つけますね。そこは親としては泣く時は一緒に泣くことです。親に気を遣って親の前では涙を見せないという健気さも美しいですが、1人で泣いているのは寂しすぎます。やっぱり家族で取り組んできた受験なので、家族で合格した時に喜ぶと同じように失敗したら失敗したことをトコトン受け止めて泣きましょう。

その後は、もう切り替えて親の方は気にしないようにします。そのことは態度でも言葉でも見せるのです。何でもないよとこれからの人生の中でのほんの1ページにしか過ぎないことだからと子どもにストレスを感じさせないようにしましょう。教育ママではないですが、落ちたことを気にしていたり、期待していたのに・・・という親の態度や言葉は子どもはプレッシャーが止まりません。これから高校受験・大学受験と続いていく訳ですから、そこで止まってはいられませんから。しっかりと前向きになるように環境を整えてあげて下さい。

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高校受験に失敗した子の親の対処方法

こちらはどの受験の時にも共通して言えることですが、何故失敗したのかという事を考えて見ることが大事となります。例えば、志望校を決めたのに勉強をあまりしなかった、入試の時に緊張して力を発揮できなかった、名前を書き忘れたというのはなさそうですがたまに聞くことがあるんですよね。これは不注意が原因ですね。

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では不合格となった我が子に親としてどのような言葉をかけてあげれば良いのでしょうか。親としてもショックは隠せないと思いますが、当たり前ですが一番辛いのはお子さん本人です。自分も経験がありまして、受験番号を見に行って自分の番号がなかった時のショックは何十年経った今でも忘れられません。そのくらい受験で落ちるということは心を沈ませます。

これからの励みになるような前向きな言葉をかけてあげましょう。高校はその1校だけではないし、この高校は縁がなかったんだと、次行ってみよう!という感じであまりにもお調子に乗った言い方は避けた方が良いと思います。親も同じように暗くなってはお子さん本人は余計に沈んでしまって、それこそ引きこもりの基になってはいけませんので、「励まし」の言葉をかけることを重視して下さい。

大学受験に失敗した子の親の対処方法

大学となると、それまでも子ども自身なりの経験を積んでの受験ですので、失敗した時のショックは、自分はダメだという挫折感が強くなってしまいます。どうしてもその大学を目指すという場合は、浪人生活となりますが親子二人三脚で支えていくことが大切です。その時に1、2年浪人したって大丈夫という雰囲気を家庭の中で作っていきましょう。

大人の一歩手前のお年頃ですから、励ましの言葉にも態度にも細心の注意が必要とはなりますが、あまりまた構えてもそうした心は子どもにはわかってしまっています。極力自然に振る舞うこと、それが最良と思われます。浪人ではなく就職という選択肢を選ぶとしても、これからのビジョンを家族で話し合いましょう。

あとがき

受験というのは、家族の協力が不可欠です。自分一人で立ち向かっていくのは大変ですよね。こうした受験時期は家族一丸となってその1つのことに取り組む、そこで受験に失敗してもその一体感によって悲しみ、辛さも共有できます。どの結果が出ても大丈夫のように心掛けて、失敗した時は家族で励まし合う、これで決まりです。先の人生がかなり長いのですから、落ち込みは一瞬にして前に向かってGO!ですね。

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