ヨガとピラティスの共通する部分とは?
先ほど、ヨガとピラティスの違いについてご説明させていただきましたが、では類似している部分はあるのでしょうか?まず、いずれにしても深い呼吸を行います。深い呼吸を行うと何が良いのかといえば、副交感神経優位にすることができるので脳から体がリラックスされます。
ランニングやジョギングなどの激しい運動は筋肉を有効に鍛えて、消費カロリーも非常に高いですが、その分内臓に負担をかけたり、たくさんの活性酸素を生み出したりします。たとえば、われわれ人間は1回の呼吸でおよそ200ccの酸素を体に取り込みます。
この中の2~3%が体内で活性酸素になります。よく、呼吸の長い動物は長生きするといいますがその理由がこれに当たります。自然呼吸であれば問題ないのですが、たまに年配の方で異常に呼吸が早い方がいますが危ないです。
その理屈と同じで、ランニングなど過呼吸を促す有酸素運動を行ってしまいますと活性酸素の産生率が5~8%まで上昇するのです。それこそ真夏の日光の真下でランニングをすれば暑くて呼吸の量も増えます。紫外線で活性酸素の量も増えます。
ですから、マラソン選手やランナーは年齢の割に劣化が激しいのです。フルマラソンで1年分の活性酸素を産生するほどですから、消費カロリーは少なくても深い呼吸で深層筋を鍛えたりできるヨガやピラティスは素晴らしい健康方だといえますね。
また、現代人では多い、「イライラする」ということがなくなれば物事に関して冷静に考えることができますし、性格も穏やかになれますので友達が増えるなど人生が大きく変わります。また、眠る前にこれらを実践することで良く眠れますのですっきりと起きることができ朝方の健康生活を送ることができます。
自分にはどっち合っているのか?
さて、ヨガとピラティスの違いについて解説させていただきました。自分にはどっちが良いのか見極められましたか?結局のところ、精神・リラックスに重点を置きたいのであればヨガ、同時にエクササイズを取り入れたいのであればピラティスというところではないでしょうか。
ちなみに、私はいずれも取り入れております。たとえば、ウエイトトレーニングの後のリラックスという意味であれば、ピラティスは少し負荷が重いのでヨガを選び完全に脱力を行います。そして柔軟運動で筋肉のリラックスもしっかりと行います。
また、日常生活でも少し不安に思ったり、うまくいかなくて精神状態が不安定になると感じた場合、ヨガの呼吸法とプラス志向な考え方を行いすぐにメンタルが整います。そのほか、日常でも落ち着いていられるように過呼吸に注意し必ず意識的に時間をかけた腹式呼吸を行います。すると物事を冷静に捉えられるようになります。
一方、ピラティスは深層筋を鍛えるという意味で腹筋運動を行った後に追い込みでさらにピラティスの腹筋を行ったり、空腹時に軽いトレーニングをしたいと感じた場合15分ぐらいピラティスで体を温めます。このように行うことで内部の筋肉を強化しスタイルをキープすることができます。
このように、いずれを行っても良いと思うのですが、オススメな選び方としては、精神、肉体ともにコンディションが下がっている場合はヨガを、ダイエットや運動不足を解消したいというのであればピラティスを実践すると良いかと思います。いずれも、心身を健康に導くトレーニングです。
筋力を強化する上で最適なウエイトトレーニングとはまた別な良さがございますので、気軽に体を鍛えてみたいという方にはぜひ取り組んでいただきたい運動です。それに、自分のペースで自宅で気軽にじっくりと実践することができます。
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