デートの時などに手汗が出ると恥ずかしいものです。普段から手汗を防ぐ方法はあるのでしょうか?また急な場面でも手汗を止める方法はあるのでしょうか?また予防ケアを行うことで手汗は改善するのでしょうか?今回は普段から手汗を止める方法、急な場面の手汗の止め方、予防ケアの方法についてご紹介したいと思います。
手汗を止める方法
1.ツボを刺激して手汗を止める
手のひらは精神性発汗の汗が出やすい部分です。労宮(ろうきゅう)、合谷(ごうこく)のツボを刺激して気持ちを落ち着かせましょう。労宮とは手のひらの真ん中にあるツボで、軽く握りこぶしを作ったときに中指の先端が降れる場所にあります。
気持ちを落ち着かせる効果があります。ここを5秒押して5秒離すというのを5セットほど繰り返しましょう。合谷は手のひらの人差し指と親指の付け根の部分のツボなので仕事中や通勤途中でも自分で簡単にツボ押しすることができます。
2.半側発汗(皮膚圧反射)で手汗を止める
体には圧迫されている側の汗が減って、その代わりに反対側の汗が増えることを「半側発汗」といいます。バストアップから5センチほど上を圧迫するつもりで強めに腕組したりひもで強くしばったりするとその間は上半身の汗を減らせます。これは顔の汗を止めるだけでなく手汗も止めることができます。
3.腹式呼吸で手汗を止める
手汗を止めるには腹腔神経を優位するためにリラックスしましょう。息を吐くときは副交感神経が優位になり、吐く息に意識を向けてお腹の底から深く呼吸をすると副交感神経の働きを高めることができます。
4.ストレスを解消して手汗を抑える
精神的ストレスを感じると交感神経が刺激されますが、この交感神経が敏感になってしまうと多汗症になるといわれています。ストレスがたまった時には気分転換をしてストレス解消をしましょう。リフレッシュ方法を持っておくのがよいでしょう。
5.緊張・不安を避けることで手汗を抑える
緊張しやすい人や緊張した時の手汗が気になる人は、時間に余裕を持って行動する、香りのよいお茶を飲む・アロマオイルを持ち歩くことで緊張や不安が避けられます。
6. 正しい姿勢で手汗を抑える
自律神経の乱れで手汗が増えることもあります。自律神経の失調には姿勢の良しあしが関わっていると言われますので姿勢を正しくすることで手汗を抑えられることがあります。
7.ホルモン・バランスを整えて手汗を抑える
女性の場合女性ホルモンのバランスが崩れると手汗が増えることがあります。睡眠不足を解消し食生活を改善し女性ホルモンのバランスを整えましょう。
8.食事を改善して手汗を抑える
刺激の強い食事は交感神経の活動を活発にし汗腺を刺激するので汗の量が増えます。刺激の強い食事を控えましょう。
9.肥満解消で手汗を抑える
太りすぎて脂肪が増えると体内からの放熱ができなくなり発汗量が増えます。肥満を解消し体質を改善しましょう。
急な場合でも止められるか
急な場合に止めるにはツボ押し、腹式呼吸、正しい姿勢をとるということで手汗を止められるでしょう。
予防ケアで改善できるか
手汗はある程度は予防できます。ポピュラーな予防ケアを紹介します。
1.制汗剤
持続性や抑制効果はないのすが携帯できるので一時的な使用や緊急時に使用できます。
2.ミョウバン
制汗作用もあります。ミョウバンを水に溶かしたミョウバン水を手に塗るだけです。
3.塩化アルミニウム
物理的に汗を止めるので継続使用が必要です。しかしかぶれ、かゆみなどの副作用があるので購入する際には皮膚科での診察・処方をお勧めします。
4.漢方薬
体質を改善することで手汗を抑えます。効果のあると言われる桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)、柴胡桂枝乾姜湯 (さいこけいしかんきょうとう)を使いましょう。
5.器具
ドライオニックという手汗の治療をする器具があります
6.ボトックス注射
ボツリヌス菌を利用して汗を出す汗腺の機能を低下する注射です。しかし手のしびれや違和感を感じるとの症例もあるので慎重に使用しましょう。
7.手術
一次的な対策や長期の治療でも対応できない、手汗が我慢できない場合は最終手段として検討してみるのも良いと思えます。交感神経を切ったり焼いたりして機能しなくして汗が出る原因を根本的に解消します。しかしそのほかの部位の汗量が多くなる代償発汗という副作用があるので慎重に行いましょう。
8.食事療法
香辛料の効いた辛い料理や脂っこい食事を避けましょう。肥満気味の方は食べすぎや甘いものを避けましょう。イソフラボンを含む大豆製品は汗を抑える働きがあると言われる女性ホルモンに似たような働きをするので多めにとるのも良いです。
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