メイクをしたら絶対に欠かせないのがメイク落とし。メイク落としをするのにも、クレンジングで使うものはオイル・リキッド・ジェル・ミルク・クリームなど、種類はさまざまです。その他にも、クレンジングシートだったり、クレンジングと洗顔が一緒にできるタイプの洗顔料もあります。
何気なくやっているメイク落としですが、あなたは今のメイク落としで満足できていますか?どういったメイク落としが綺麗にしっかりと落とせるのか、誰にでも綺麗にメイク落としができるコツをご紹介します。
クレンジング選びのポイント
肌質は人それぞれですので、数あるクレンジングの中から、どのクレンジングを使えばいいのか悩む人も多いかと思います。また、メイクの方法によっても適したクレンジング方法が違います。
クレンジングする際のポイントはいくつかありますので、それぞれご紹介していきます。ご自分の肌やメイクに合わせて、適したものを探してみてくださいね。
普段のメイクに合わせて選ぶ
クレンジングで落とすものは、主に水などでは落ちにくいメイク部分です。メイクするのにも、しっかりメイクの方もいればナチュラルメイクの方もいますので、しっかりメイクの方ほど洗浄力が高いクレンジングを選ぶといいと思います。
洗浄力が高いと言われているものは、オイルクレンジングやクレンジングシートですが、洗浄力と比例して肌への負担も大きくなります。特にクレンジングシートの場合は、つい力が入りすぎてしまったり擦ってしまったりしてしまう方もいると思いますので、注意して使ってくださいね。
肌質で選ぶ
敏感肌や乾燥肌の方には、ミルク・クリーム・ジェルでのクレンジングがオススメです。洗浄力はオイルクレンジングなどと比べると弱くなりますが、その分肌への負担も軽減されます。オイルクレンジングは洗浄力が高いがゆえに、肌に必要な皮脂までも取り去ってしまい、ますます乾燥してしまう恐れがありますので、しっかりメイクの日じゃない時には負担が少ないクレンジングがいいでしょう。
脂性肌の方は、どのタイプのクレンジングでも合いやすいかと思いますので、その日その日のメイクの濃さなどで決めるのもいいですね。
メイク落としの力加減
メイク落としをする際、シッカリ落としたいがために、ついつい手に力をいれすぎてしまってはいませんか? 実はクレンジングでゴシゴシしすぎると、肌に必要なものまで一緒に流してしまうことになってしまいます。
クレンジングでの力加減をしっかりと知っておきましょう。
表皮の厚さは0.2mm、角質層は0.02mm
皮膚の一番外側にある表皮、この表皮の厚さは平均で約0.2mm程しかありませんが、水分の保持や外部からの刺激を内部に伝えないようなバリア機能を果たしてくれる場所です。その表皮の中でも、一番外側を覆っているのが角質層で、その角質層の厚さは約0.02mm。
みなさんも「角質」という言葉は聞いたことがあると思います。0.02mm程の角質層が壊れてしまうと、どういうことが起きるでしょうか? もし、この角質層が壊れてしまうと、せっかく保持していた水分が外に逃げやすい状態になってしまい、肌が乾燥しやすくなってしまいます。
シャワーの水圧をそのまま顔にあててしまうと、それだけでも角質層は壊れてしまうので、シャワーを使う時には水を手に取って顔を洗うことをオススメします。
肌に触れる時は優しく指の腹で
クレンジングの際、手のひら全体で顔に触れている方も多いと思いますが、それでは圧力がかかりすぎてしまいます。クレンジングをする時には指の腹を使いましょう。イメージとしては豆腐を触るような感じで優しくクレンジング剤を伸ばしていってください。
シッカリ落とすためにやっておきたいこと
クレンジングをする上で、少しの違いで汚れの落ち方が変わってくるのはご存知でしたか? シッカリと汚れを落とすためのポイントを知っておきましょう。
ポイントメイクは専用のリムーバーで
アイメイクをシッカリとしている時は、まずはアイメイクリムーバーでポイントメイクを落としてくださいね。メイクがなかなか取れにくい時にはつい擦ってしまいそうになりますが、擦ってしまうと肌には大きく負担がかかってしまいます。
専用のリムーバーをコットンにしっかりと染み込ませて、ポイントメイクに少しあてておきましょう。メイクにリムーバーをなじませることで落ちやすい状態になります。
アイメイクでラメが入っていたりする場合、それだけではなかなか落ちにくかったりするので、綿棒にリムーバーを染み込ませて、ゴシゴシしないように注意しながら落としていってください。
肌を温める
肌を温めると毛穴が開きますので、クレンジングを行う前に肌を温めることで毛穴に入り込んだメイク汚れも落としやすくなります。
タオルを水で濡らして絞ったもの(きつく絞りすぎない程度のもの)を500wで1分くらい電子レンジで温め、顔を覆えるくらいの大きさに整えたタオルをビニール袋などに入れて、顔全体に30秒程度当てておきます。その時、タオルを手で押さえ、手も一緒に温めましょう。顔も手も温かい状態になるので、よりクレンジング剤の伸びもよくなり、汚れも落ちやすくなります。
耐熱のビニール袋であれば電子レンジで袋と一緒に温められるので、その場合は先にタオルの大きさを整えてから電子レンジに入れて大丈夫です。取り出す時にはやけどをしてしまわないようにご注意下さい。
洗い流すときはぬるま湯で
クレンジングの時の水の温度は、冷たすぎると毛穴が閉じてしまったり、クレンジング剤などが取れにくくなり、汚れが落ちにくい状態になります。しかし、逆に熱すぎると、肌に必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥を招いてしまうことになります。
クレンジングの時にはぬるま湯が理想的。少し冷たいように感じるくらいが丁度いい水温です。
正しいクレンジングのやり方
クレンジングをする上で、メイクを落としていく順序はどうしていますか?クレンジング剤を手に取って、頬から伸ばして…という方は要チェック!! 正しい順序をご紹介いたします。
まずは皮脂の分泌が多いTゾーンから
皮脂の分泌は人それぞれで多い少ないはあるものの、TゾーンかUゾーンか、と聞かれたらTゾーンのほうが皮脂分泌は多いです。
まずはTゾーンから洗いましょう。中心から外側に向かってクルクルと円を描くように回転させながらクレンジング剤を伸ばしていって下さい。指の腹で優しく、というのをお忘れなく。
小鼻は溝になっていて、つい力を入れてしまいそうになりますが、小鼻も優しくクルクルしながら汚れを落としていきましょう。
Tゾーンの後はUゾーンと目・口を
Tゾーンを洗い終わったら次はUゾーンです。こちらもTゾーンと同様に、顔の内側から外側に向かってクルクルとクレンジングしていきます。耳の近くやあごなど、ニキビができやすいという方はファンデーションを洗い残さないように注意して下さい。
Uゾーンが終わったら目元や口元を。目元は皮膚が薄い場所なので、擦りすぎないよう気を付けて洗って下さい。口元も汚れが残ったままだと荒れやすい状態になりますので、忘れないようにクレンジングをなじませて下さいね。
オイルクレンジングの場合は乳化を
中にはオイルクレンジングをされる方がいると思いますので、オイルクレンジングをされる際は「乳化」させて下さい。
乳化って何?と思われる方もいるかと思います。試しに、オイルクレンジングを付けた手に少量の水をなじませて下さい。そうすると白くなりませんか?それが乳化です。乳化をさせることでオイルが顔から浮きやすい状態になり、水で洗い流す時にも顔にオイルが残ってしまうリスクを回避することができます。
洗い流す前には、少量の水を顔全体にまんべんなくなじませ、乳化させることを忘れないようにして下さいね。
ゴシゴシしないように洗い流す
クレンジングが終わったら、顔を擦らないように洗い流します。ぬるま湯で洗い流しましょう。耳の近く・髪の生え際など、クレンジングを残さないよう注意して下さいね。
洗い残しが気になる場合には、水で流す前にティッシュオフするのもオススメです。ティッシュに水や化粧水などを吹きかけたものを顔に乗せ、そっと手で押さえてください。小鼻あたりは顔の凹凸に沿って指で軽くなじませてもいいと思います。
ティッシュオフする時に注意したいのが、摩擦を起こさないことです。クレンジングをなじませた後の顔には、メイク汚れが浮き上がっているような状態になっています。その浮き上がった汚れをティッシュに吸い付け、水洗いする時により汚れが落ちやすくするための下準備だと思っていただけるとよいかと思います。
ティッシュオフした後はぬるま湯で残りの汚れを洗い流してくださいね。
最後に…
いかがでしたか?クレンジングはただの汚れ落とし、という訳ではなく、スキンケアの大切な一環です。汚れをシッカリと落とすことで、化粧水などに含まれた美容成分がより浸透しやすくなります。
クレンジングをする時に、マッサージを兼ねてクレンジングされる方もいるようですが、クレンジングは顔の汚れを浮かせるためのものです。マッサージで時間をかけた分、肌に必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥しやすい肌になってしまう恐れもあります。
クレンジングはあくまでクレンジングです。その時々のメイクなどでも時間の違いは出てくるかと思いますが、なるべくクレンジングは1分間くらいで終わらせてしまうのが理想的です。
優しくスピーディーにシッカリと落とす。難しいようですが、コツをつかむと誰でもちゃんとできますので、正しいクレンジングで美肌を手に入れましょう。
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