ダイエットに関する方法や注意点など、本当にさまざまな情報が出回っていますよね。あまりにも情報が多すぎて本当はどうするのが正しいのか分からなくなってしまいますよね。今回はありがちなダイエットの誤解について紹介したいと思います。
そもそもダイエットとは?
ダイエット(diet)とは、食事療法・病人用の規定食を意味します。摂取エネルギーと消費得ネルギーのバランスをとる食事制限によって、健康に生活できるよう「体脂肪を調節する」ことを指しています。しかし、一般にはマスメディアなどによって「ダイエット=減量」という認識でとらえられていることでしょう。減量の為に無理な減食、絶食をすると体調不良、ストレスの原因となり心身共に弊害が生じます。
体重が重くても、筋肉が多く体脂肪が少なければ健康に問題はないのです。逆に、痩せているように見えても体脂肪の割合が多ければそれは「隠れ肥満」。生活習慣病の危険因子となるので注意が必要です。
「やってしまいがちなダイエット」は「好ましくないダイエット」!
1)食事抜き・絶食
ダイエット中に食事を抜くという行為自体が太る原因です。
食事抜き、おそらくダイエットを試みる方々は朝食を抜いているのではありませんか?朝食抜きは生活習慣病(主に糖尿病)の原因です。朝起きた時というのは、血糖値が低く、内臓や神経、体温が低下している状況であり、こうした機能を正常に戻し「体を目覚めさせる」のに必要なのが朝食です。朝食を欠食し、昼食でいきなり高カロリーなものを食べては血糖値が急上昇してしまい、かえって太りやすい体質へと変わってしまうのです。
絶食は身体の水分が減少し、脱水症状を引き起こす危険性があります。また栄養不良で筋肉が落ち、それを補おうとして体脂肪を蓄えようと身体は機能してしまうので、これも太る原因になります。
2)単品ダイエット
1つの食品を中心に摂取するダイエットや、高タンパク質食・低炭水化物食のように「栄養バランスを無視」したダイエットは、カルシウムの不足や女性ホルモンの分泌異常が起こる原因となり、それにより骨粗鬆症を引き起こす場合があります。
3)サプリメント(栄養補助食品)のみのダイエット
エネルギー、ビタミン、ミネラルは栄養所要量を満たしてはいるのですが、これらが体内でどれだけ吸収されるか明らかではありません。サプリメントはあくまで栄養「補助」食品であり、身体の健康を保つ上で充分な栄養を摂取出来るわけではありません。完全な食事とは言えず、栄養素のバランスが問題となります。
好ましいダイエットとは?
食事摂取エネルギーを減らすだけでなく、栄養素摂取のバランスを保ち、継続して実施できる方法が望ましいでしょう。短期間で過激な減量を行えば「リバウンド」が生じ、結果的に何度もダイエットを繰り返すようになってしまいます。そこで、ウォーキングなどの簡単な有酸素運動や筋力トレーニングなどの運動を併用することをお勧めします。筋肉を減量させず、体脂肪を低下させ、燃費の良い体を作り持続させることが出来るでしょう。
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