髪の毛のお手入れ方法は人それぞれ。長年の経験から「自分はこんな感じ」と決めている方も多いと思います。ただ、あなたのそのやり方は間違っているかもしれません。そこで今回は髪が痛む原因やケアの方法の基本を紹介します。
髪が傷む原因
パーマやヘアカラー等をしたら髪が傷む事は、多くの人に知られているようですが、普段の生活の中で無意識に髪へダメージを与えてしまっている行動が多く潜んでいるのです。今回は数ある要因の中で、我々の普段生活から挙げられる要因をチェックしていきましょう。
『無理なダイエット』
髪と言うのは頭皮から栄養を得ています。そして頭皮に栄養を運ぶのは血液です。しかも、体の他の臓器などに必要な栄養が運ばれて、そして利用されたその残りと言ってはなんですがそれが頭皮に運ばれていくのです。体に十分な栄養が行き渡らなければ当然頭皮に栄養が回ることはないので髪の毛が傷んでしまいます。
『ストレス』
脱毛や毛髪の発育不良になりやすく、また、ツヤ、光沢がなくなり損傷を早めることもあります。
『煙草』
ニコチンは血管を収縮させる作用を持つため、毛細血管が張り巡らされている頭皮の血行も悪くします。タバコに含まれる一酸化炭素が若白髪の原因のひとつではないかとも言われています。
髪のケア方法
正しいシャンプーの仕方
シャンプーの仕方は大事です。毎日のことなので惰性でやってませんか?以下の3点が大事です。
1.ブラッシング&予洗い
ブラッシングすることで、髪についたほこりやゴミが取れ、髪の通りも良くなるので、後のシャンプーがぐっと楽になります。ブラッシングが終わったら、最初はぬるま湯で2~3分ほど予洗い。汚れの約70%を洗い落とすことができます。
2.シャンプーで頭皮を洗う
予洗いを終えたら、手のひらにシャンプー液を取って、よく泡立てます。直接髪にシャンプー液をつけてしまうと、泡立てるまでに余計な摩擦が起きてしまうので、注意が必要です。
3.すすぎ
シャンプーし終えたら、たっぷりのぬるま湯でよくすすぐ。シャンプーした時の2倍の時間をかけるくらい、念入りにすすぎましょう。
正しいドライヤーの仕方
- ドライヤーは髪から最低でも20cmは離してかけてください。
- 髪の根もとを中心に、内側から外側へ乾かします。
- ドライヤーで髪が傷んでしまうのは、乾かしすぎによる「オーバードライ」が原因です。残った余熱でも髪は乾くので、ドライヤーでは8割程度乾かせばOKです。
- 最後に冷風で乾かします。最後に冷風で乾かすと髪と頭皮の栄養分が逃げず、うるおいのある髪と頭皮になります。
髪に艶を与える裏ワザ
- タオルを髪にかぶせて、その上からドライヤーをあてて乾かすだけ。直接髪に熱が加わらないから髪が傷まず、タオルで水分を吸収するから早く乾きます。
- シャンプーの前に炭酸水を頭皮にかけ、マッサージをするだけ。炭酸ガスが頭皮の血行を良くし、炭酸ガスが頭皮に詰まった汚れを取り除いてくれるなどのメリットがあります。
- お風呂上がりに髪の根元だけ乾かします。洗い流さないトリートメントを濡れている毛先につけ、しっかりと揉みこみます。乾いたタオルで髪の毛を包み、寝ます。翌朝起きたら流し、また毛先に洗い流さないトリートメントを少量つけ乾かします。
自分だけでのヘアケアに不安がある場合は、色々なケア商品の力を使うのも一考です。放っておいても髪はよくなりませんので、何らかの対処が必要です。試行錯誤してみてください。
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