政治と言うと難しい言葉をポンポン使ってわかりにくくしてますよね。国民にわかりやすくしてほしいものです。今回は『党三役』を考えます。
そもそも党三役って何だろう?
党三役とは政党において重要な意思決定を行う三つの役職のことです。政党の役職は各政党が独自に決めています。国法で決められているものではありません。ある程度の融通が利くということになります。
自民党の党三役
それでは各政党別に調べてみましょう。先ずは自民党です。自民党は幹事長・政調会長・総務会長が党三役です。1つ1つを見てみますね。
幹事長は党務を統括します。特に財政等を一手に掌握していて、政党で実務上の責任を負う役職です。首相が党務を離れている間、仕切り役として党をまとめたり、選挙の時、立候補者の調整などで手腕を発揮します。総裁に次ぐナンバー2的存在です。
政調会長は政務調査会の会長のこと。政策を議論したり(政策活動の統括)、大臣や閣僚に働きかけたりします。国会の各委員会対策の為の専門部会を率いる政務調査会のトップなので、幹事長の次の位置付けと考えられます。
総務会長は総務会の会長のこと。例えば憲法問題など、主に長期的な政策課題について議論しています。総裁の直接指揮下には入らず、別働隊としての「党大会」を仕切ることが主な任務です。便宜上3番目となります。
民主党の党三役
民主党はどうでしょうか?代表・代表代行・幹事長が党三役となります。代表はその党のトップ、党を代表する最高責任者です。なので自民党でいう所の総裁ということになりますね。
※ここで少しミニ知識!『党首=総裁=代表=委員長』名称は異なりますが、ナンバー1の地位に変わりありません。
代表代行は代表が外遊や病気療養等による不在時には、必ず代表としての職務を行います。通常でも他党との折衝やマスコミ取材等で代表を代理するので代表と同格に近いです。幹事長の役割は自民党の同じことになります。ここでの序列とすると、代表>代表代行>幹事長 このようになります。
維新の党の党三役
維 新の党は代表・幹事長・政調会長(序列はこの順番)が党三役です。今、内部はバタバタされておりまして、コロコロと人事が変わりますよね。役割としては同 じになりますので省略します。歴史として覚えなくてはならないとすると現代っ子は大変です。総理大臣も相当変わりましたからね。・・・とこれはまた別の 話。
まとめ
党によって幹事長の位置付けの違いがよくわかりますよね。同じにするとなるとこれまた ややこしいでしょうか!?兎にも角にもややこしくして何かをカモフラージュしてるんじゃないのと穿った見方をしてしまうのですけど・・・ボソッ。国民の方 に向いて政治をして頂ければ何も言われませんよね。
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