ささくれっていつの間にか出来ていて痛みで気付くことが多くないですか?「たかがささくれ」と侮るなかれ、今回は「ささくれ」についてご紹介します。
ささくれとは?
ささくれって何でしょう!?似た言葉にさかむけとありますが、実は同じ意味なんです。東日本では「ささくれ」と呼び、西日本では「さかむけ」とか。日本語は同じ意味なのに別名って多いですよね。地域性が強く表れるから!?
ささくれは主に手の爪の根元部分の皮膚がむけた状態をさします。手肌から潤いがなくなり、爪先の皮膚がダメージを受けることでささくれるというのが多いようです。では、もう少し詳しく原因を考えてみましょう。
ささくれの原因と予防法は?
原因の1つ目は乾燥です。 水仕事や手洗い、シャンプーなどの日常生活の中には手肌の潤いを奪うことが多くあります。水仕事の際は手袋を使うとか欠かさずにハンドクリームを塗ること で予防出来ます。そして、細目に小さいハサミで皮膚の剥がれた所を切りましょう。ささくれの悪化を防ぎます。簡単に絆創膏を貼るという手も。今は水にも強 いものが沢山出ていますから。
2つ目はネイルやジェルネイルによるもの。ネイルケアとしてアルコール消毒や過度な甘皮除去を行うことで皮脂が足りなくなったりします。リムーバーは爪以外の皮膚に付着しないよう気をつけたり、過度な甘皮除去をしないなどケアもほどほどに・・・。
3つ目は栄養不足が挙げられます。皮膚の原料となるビタミン類不足が大きく影響します。
- ビタミンA、B2・・・皮膚や粘膜を健康的に保つ働き
- ビタミンB6 ・・・皮膚障害の予防に効くという働き
- ビタミンC ・・・肌を美しく保つ働き
- ビタミンD ・・・ビタミンAの吸収を助ける働き
- ビタミンE ・・・傷の治癒に役立つという働き
バランスの良い食事で極力ビタミン類やミネラル類を摂取しましょう。
化膿してしまったら?
化 膿すると痛みが相当となり、傷口にバイキンが入ることで化膿してしまいます。指先がバイキン感染して炎症・化膿を起こすことを「ひょうそ」と呼びますが、 ひどくなると切開手術が必要になったり、抗生物質の治療をしなければならないことも・・・。放置しないで腫れたり指の色が変色したりなど、見た目にもあ ら?と思ったら病院で受診することをオススメします。
何にしても言えることですが、早期治療は絶対です。“ま、いいか”で済まして後あと大ごとにならないように気をつけましょう!
親不孝と言われるは?
諸 説あるようです。不摂生な生活をしているとささくれが出来る→栄養不足になる→生活が乱れているイメージがつく→それが「親不孝」と言われることが多いよ うです。逆に昔は子供でも親の手伝いは当たり前でささくれが出来るとその痛みから水仕事などが出来ない、手伝えなくなる。そうしたことが「親不孝」だと言 われることも。親に心配をかけるから「親不孝」。言葉にも何かとレッテルを貼られることも多いですね。
まとめ
ささくれはやっぱり水仕事に影響しますよね。痛くて辛いですから・・・。
乾燥は大敵です。早目に対処してハンドクリーム、絆創膏、手袋着用等々、しっかり予防してニコニコの日々を過ごしましょう!
コメントを残す