成長過程にある子供の眼は、大人より外部の影響を受けやすい状態にあります。視力が良くない子供には、これ以上近視や遠視を進行させないよう、積極的にメガネをかけさせる必要がありますが、子供はなかなかメガネをかけてくれないのが実情です。
今回は、子供PCメガネについてご紹介します。
ブルーライトによる影響
ブルーライトとは私たちが見ることのできる光の中でも、もっとも波長が短く紫外線の次に強いエネルギーを持つ青色光のことです。LED照明やスマホ、パソコンに多く含まれています。怖いことに角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達してしまうそうです。
私たちの目の角膜や水晶体は、およそ350nm~800nmの波長を透過させますが、それより外側の電磁波(光)は透過できません。つまり、網膜に到達する光の中で、紫外線にもっとも近い強いエネルギーを持つ光が、ブルーライトというわけです。
ブルーライトの最も怖い影響は「体内時計」を狂わせること
夜にブルーライトを浴びる時間が長いと体内時計が狂って、軽い時差ぼけ状態になってしまいます。眠れなかったり熟睡できなかったり、子供の発達に大切な睡眠の質が悪くなってしまいます。次に上げるように他にも体への様々な影響が心配されています。
網膜・角膜への影響
ブルーライトを浴び続けると、網膜の中心部にある「黄斑」がダメージを受け、高齢者によく聞かれる眼病「加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)」の原因になる場合があるそうです。加齢黄斑変性は、近年日本でも急速に増加しつつあるようです。スマホやパソコンなどのブルーライトに触れるアメリカでは65歳以上の失明原因の第1位と他人ごとではないのです。
肥満のリスクを高める
ブルーライトのせいで体内時計(サーカディアンリズムと言います)が乱れると、睡眠の質の低下はもちろん、体温調節が上手く出来なくなったり、成長に大切なホルモンのバランスが崩れたりします。子供が大人の成人病を患うことが珍しくなくなってきています。食生活はもちろんですが、この体内時計の乱れによる影響も大きいと思われます。乳幼児期にメタボの予備軍にならないようブルーライトを避けたいものです。
強い光の影響で、精神的にも不安定に
朝の太陽の光を浴びて夜には暗く静かに心身を休めることが、健康的な営みと言えます。しかし、夜中でもスイッチ一つでまぶしい位の明かりで生活できてしまうことが子供にも大人にも問題なわけです。ブルーライトのような明るく強い光は、網膜から脳へとダイレクトに届けられ、アドレナリンはセロトニン、コルチゾールといった心の状態に影響するさまざまなホルモンを刺激します。医学的、科学的にも精神を左右するホルモンへの影響が実験からもわかっているようです。
PCメガネの効果
実際のところ、ブルーライトにパソコン用メガネがいい、というきちんとした研究データは出ていないようです。しかし、眼を保護するという面では、かけないよりかけた方がいいそうです。常に色が異なっている状態で長くいるのは眼に良くないので、特に子供には、必要に応じてかけさせるのがいいと思います。ただかけない時よりはかけた方が、疲れにくいと実感している声が上がっているので、適宜使用が一番です。
おすすめPCメガネ3選
いくつか、おすすめの子供向けパソコン用メガネをご紹介します。
1.ディズニーパソコン用メガネ
Disney ディズニー ミッキー 子供 女性用 PCメガネ ワインレッドケース付 ブルーライトカット UVカット 伊達メガネ 赤 wine red【並行輸入品】 |
ミッキーの絵が散りばめられていて、子供に人気。約32%のブルーライトをカット。
2.キッズサプリサングラス 2531
値段が高い分、ブルーライト88%カット。紫外線も99.9%カット。
3.ブルーライトと花粉をカットするめがね
ブルーライトを約40%カットし、花粉もシャットアウト。一石二鳥なメガネ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
PCメガネ専門ショップはもちろん、今時はどこのメガネ屋さんでもブルーライトカットレンズは取り扱っていると思います。ただ、取り扱いレンズのカット率やカラーが店によって違いますのでご注意ください。
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