足つぼを刺激することでダイエット効果はもちろん、便秘やむくみ、肩コリの解消と健康効果が期待できるとされています。
これは、反射療法ともいわれていまして、基本的には足裏にあるツボを刺激しますが、場合によっては手のつぼを刺激することもあります。
体にある無数のつぼを刺激することで内臓や血行の改善など健康的な変化を期待できること体の仕組みを利用した自然療法の一つです。ただ、つぼといえば武術などでも急所の部分として知られています。場所によっては人を傷つけるものでもあります。
反射療法の場合は当然ですが身体を回復させるためにほど良い具合にツボを刺激します。反射療法に関しては発症がアメリカで語源はリフレクソロジー(reflexology)となっております。つぼといえば中国が強いイメージなのですがアメリカで生まれたの?
と思われるかもしれませんね。実は、古代中国の中医学の指圧である経絡経穴とは関連性がことなっているためあくまでも反射療法であるリフレクソロジーはアメリカ発祥で欧米中心に行われています。日本のマッサージ、あん摩、指圧、はリフレクソロジーに似ているところがあるのですがマッサージはフランス、あん摩、指圧は中国の経絡経穴が原型だとされています。
ですからこれら二つは同じくつぼを刺激するものではありますが理論が全く別なものなのです。とはいうものの、いずれにしろ足つぼを刺激しダイエット効果はもちろん、体質改善効果が期待できるものです。
ダイエット効果の高い足つぼと指圧法
食欲を抑えるつぼ
ダイエットにおいて食欲は大敵です。そこで食欲を抑える足つぼを紹介します。親指全体と人差し指全体からスタートし下の膨らみの付け根全体を刺激することで食欲をおさせることができます。目安としてはそれぞれの足裏を1~2分ほどじっくりと刺激することです。
脂肪燃焼効果を高めるつぼ
土ふまずの真ん中に腎臓、そしてそのやや下に肝臓の位置です。これらのつぼを刺激することにより体脂肪の燃焼を促進して代謝を高める効果が期待できます。そして老廃物を体外へ排出する効果も期待できるためダイエットと同時にデトックスもできます。指圧の方法としては食欲抑制と同じくお互い1~2分ほどじっくりと指圧することです。
肥満に効果的なつぼ
脳下垂体(のうかすいたい)
こちらは食欲を抑えるつぼにも含まれているのですが、親指の中心にある脳下垂体のつぼはストレスの緩和効果がございます。ストレスを感じるとそこから過食に走るケースもありますので緩和を行い過食を防止しましょう。親指の中心をじっくりと指圧してあげます。
胃経(いけい)
胃経は人差し指の外側(親指の反対方向)に位置します。食欲を抑制する効果が得られます。指圧の方法は指先から徐々に下るように揉んでいきます。オススメな指圧法としては食前に行います。食後にここを刺激すると消化を促進しますのでお腹が空いてしまいます。
湧泉(ゆうせん)
ホルモンのバランスが崩れる場合、異常をきたす場合肥満になることがあります。そこでホルモンの異常を解消し肥満に効果的だとされるのが湧泉です。土ふまずのやや上の中央に位置します。腎臓よりも少し上と覚えておくとよいかもしれません。指圧法は親指を曲げて第一関節で強く刺激してあげます3秒ほど指圧して緩め湧泉に熱を持たせるのがポイントです。
ヒップアップに効果的なつぼ
両足のかかとにお尻のつぼがございます。ここを刺激することでヒップアップの効果、体内に溜まっている毒素を排出するデトックス効果が期待できます。両手の親指をお尻にあてて力をいれて刺激することです。
下腹を引き締めるつぼ
太陽神経叢(たいようしんけいそう)
親指と人差し指の間から3.5~4.5cmほど下に位置します。土踏まずのやや上あたりにあります。このつぼを指圧することにより効果的に脂肪の燃焼を促進します。両手の親指を重ね合わせ方向はつま先に向け強くみもほぐすように指圧します。これも目安は各足1~2分ほど行います。
胃・小腸・大腸
胃は親指の膨らみの付け根よりも少しだけ下に、小腸、大腸は下の土踏まず全体に位置します。これらのつぼを刺激することで代謝を促し余分な水分、老廃物を排出します。オススメな方法としては太陽神経叢と同じように指圧することです。
その他の足つぼ(むくみ・便秘)
脚のむくみ解消のつぼ
足心(そくしん)
足の裏の真ん中に位置するのが足心です。このつぼを刺激することにより腎臓に働きかけ体内の水分量を正常に保つ効果が期待できます。ですから余分に水分をとりこんでむくむということを避けるのです。この効果を高める指圧法としては、親指を足心に触り他の指で足の甲をつかむようにして強めに指圧します。
心臓(心臓)
心臓は両足にあるのではなく左足だけなのです。中指と薬指の間から3~4cm下に位置します。これを指圧することで体の血行を改善し下半身のうっ血やむくみ改善の効果が期待できます。オススメな方法としては、足心と同じく親指を心臓に触り他の指で足の甲をつかむようにして強めに指圧します。
便秘解消のつぼ1
便秘解消効果を期待するのであれば、胃、腸といった排泄器官を中心に刺激するのが効果的だと考えられます。親指の下の膨らみあたりから土踏まず全体に広がっているところが、胃、十二指腸です。ここはかなり硬いので指圧するのもなかなか大変かと思いますが頑張って強めに指圧しましょう。
便秘解消のつぼ2
土踏まずの中をコの字を描くように位置しているのが大腸と直腸です。こちらも比較的硬い部分なので指の関節を上手く使って指圧しましょう。こすりつけるように指圧するとよく揉みほぐすことができます。
便秘解消のつぼ3
厲兌(れいだ)という第二指の第二関節で爪横にある第三指によっているあたりに位置します。ここは胃腸の環境が悪化していると酷く痛むためとてもわかりやすいのです。便秘意外にもむくみにも効果的です。痛い指を押しながらつまみ上げるイメージで、もしくは綿棒の先で指圧しながらぐるぐると回します。
そもそも足つぼマッサージに関する考え
足つぼマッサージというのはあくまでも反射療法でダイエットや健康効果を促すものです。つまりは、これだけやっているからといって、食生活が乱れていたり、生活習慣がいい加減であるならばダイエットも健康も期待できません。
それどころか、最悪です。足つぼマッサージは本当にサポート程度のものなので本質的な部分を改善してからサポートという意味で実践すると高い効果が期待できます。まずは、食事を考えなおしたり、しっかりと運動を行う。その上で取り組んでみてはいかがでしょうか。
もちろん、運動が苦手であればウォーキング程度の誰でも気軽にできるような難易度の低い運動と足つぼマッサージを組み合わせることで高い効果も期待できることでしょう。
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