そもそも、ドライフルーツとは?簡単に説明すると果物を天日干しにして水分を抜き取ったものです。もともとは果物なのでその栄養素がぎっしりと詰まったものです。ただ、天日干しにして水分を抜いて乾燥させているためビタミンCがなくなってしまうという欠点がございます。ただ、食物繊維の量は生より乾燥させた方が含有量が高くなります。
たとえば、あんずのドライフルーツは、ナトリウム、カリウムといったミネラルが豊富で、カルシウム、鉄、マグネシウムも含まれております。そのほか、100gあたり水溶性食物繊維が4.3g、不溶性食物繊維が6g含まれております。
そういった意味では、ドライフルーツというのはミネラルと食物繊維を摂取するうえでは有効な食品です。この二つの栄養素もビタミンと同じく代謝を上げるうえで非常に重要な役割を果たします。ただ、市販のドライフルーツには非常に甘いものがありカロリーも高いのでは?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
ドライフルーツというとその名の通り、果実から水分を抜いているものなのでその分甘くなっていると考えるのは通常です。ただ、最近のものは、砂糖で脱水を行ったり、あえて油で揚げているものもあります。これではカロリーオーバーになりますよね。
ですから、干し柿のように昔ながらの製法で天日干しをして作ったようなドライフルーツを選ぶと良いでしょう。ちなみに市販のドライフルーツのカロリーって実際どのぐらいなのでしょうか?簡単にまとめさせていただきました。
商品名 | 100g/kcal |
いちじく | 271kcal |
マンゴー | 368kcal |
あんず | 288kcal |
バナナ | 299kcal |
プルーン | 235kcal |
りんご | 315kcal |
イチゴ | 341kcal |
パイン | 365kcal |
ブルーベリー | 311kcal |
キウイ | 337kcal |
ぶどう | 301kcal |
となっております。確かに一見するとすべて比較的カロリーは高いように思えますが、水分を抜いた果実100gですからそれなりの果糖をにもなりますからカロリーは高くなります。とはいうものの一般的なスナック菓子に比べればかなりカロリーは低くなります。お菓子を食べる人はそれをドライフルーツに変えるだけでずいぶんダイエット効果は期待できるはずです。
ドライフルーツを食べるときのポイント!
ドライフルーツの場合通常のフルーツと比較すると水がなくなっている分、満腹感を得られにくいです。そのため、ついついたくさん食べてしまいがちです。5粒ほどであれば低カロリーに抑えることができますが、これを100gも食べてしまったらそれは高カロリーです。
なので、ドライフルーツのダイエットとしての活用法としては、あくまでも他のお菓子の代用とて食べるのです。食べ方も水を飲みながらドライフルーツを良く噛んで味わって食べることでおなかも膨れ甘さが満たされます。
ですから、少し小腹がすいたからといって栄養価がほとんどないスナック菓子をバリバリ食べてしまうのであれば、糖質が高くても、食物繊維やミネラルといった栄養がたくさん含まれているのでダイエットに取り入れやすく美容にもオススメです。
強いていえば、難しいかもしれませんが海外のドライフルーツを食べることはオススメします。理由は日本のフルーツは日本人向けに改良されていて甘いものがほとんどです。しかし、海外の人たちが普段食べているのは甘くないのです。こういった果実を天日干しにしたものであれば上記の表よりもカロリーが低いうえに健康的なのでオススメです。
もちろん、ダイエットという意味であれば、通常のお菓子をやめて上記のような食べ方をすれば普通に売られているドライフルーツでも問題ありません。ただ、食べすぎてしまうと逆効果になりますので気をつけましょう。
ナッツ類を加えてダイエット効果を高める!
ナッツ類といえばドライフルーツと同じくおやつとしてはアリです!ピーナッツ、カシューナッツ、アーモンド、ピスタチオ、クルミ、松の実、ひまわりの種といったものです。これらを加えることでどうしてダイエットに良いのでしょうか?
まずは、ドライフルーツよりも噛みごたえがあるので、同時にこれを食べることによりお腹を満たせ安くなるのです。しかも、お肌の状態を整える上で最適なビタミンEやダイエットには欠かせない、糖質や脂肪燃焼にかかわるビタミンB群が含まれております。
そのほか、カリウム、鉄、マグネシウムも豊富に含まれています。ドライフルーツにもカリウムが多いですが、体の循環を促し老廃物を体外へ流し代謝を高めますので結果的にダイエットにプラスになるのです。美容、健康、ダイエットとすべてにおいて強い味方になってくれます。
ナッツ類はカロリー高くありませんか?
はい、ナッツ類は基本的に高カロリーの食品です。実際その大半は油でできています。つまり、「油の塊」=「太る」という公式が成り立つ?と思われるかもしれませんね。いくら植物性の食品でもカロリーが高いと気にしてしまうのが通常です。では、実際、ナッツ類のカロリーはどの程度なのか?
商品名 | 100g/kcal |
ピーナッツ | 585kcal |
くるみ | 674kcal |
アーモンド | 606kcal |
カシューナッツ | 576kcal |
ピスタチオ | 615kcal |
マカダミアナッツ | 719kcal |
このようになっております。ドライフルーツもカロリーは高いイメージですがその倍のカロリーがありますね。実際にこれだけカロリーが高いのでダイエット食品として役立つのか疑問に思われるかもしれませんが、ダイエットはカロリーだけを見てはいけないのです。
ナッツ類は特別な油でできている?
ナッツ類が高カロリーな理由は先ほどご説明させていただきましたが、ほぼ油でできているからです。ただ、その油は体に悪い飽和脂肪酸とはことなり、多価不飽和脂肪酸のαリノレン酸とリノール酸です。これはスナック菓子などに含まれている体に悪い油とは異なり、悪玉コレステロールの上昇を抑えたり、肥満を予防してくれます。
それに、食物繊維もたくさん含まれているため摂取しても血糖値を急上昇させないためダイエットには良いのです。ただ、選ぶ基準としてはやはり、油で炒めていない通常のものです。油を使っているとその分カロリーを摂取することになりますし、何よりあまり良い油でない可能性が高いです。
とはいっても、これも、食べ過ぎるのは油の摂りすぎになるのであまりお勧めできません。そこで、オススメな食べ方としては、ドライフルーツと同様に小腹が空いたときに軽くつまむ程度です。ドライフルーツを2~3個程度、ナッツ類を5~6個良く噛みながら味わって食べればお腹が膨れます。
食べた後にコップ一杯の水を飲めばさらに満腹感を得られますので余計な食事をしなくても済みます。また、ナッツ類とドライフルーツをブレンドしてグラノーラにして食べるのもおいしいです。普段食べているおやつをこのような、自然食品にシフトチェンジするだけでもダイエット効果が期待できます。こういったダイエット方法は手軽にできますので是非チャレンジしてみてください。
参考文献)文部科学省食品成分データベース
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