タケノコの旬は3月から5月とされています。これからが美味しい季節となりますね。そこで今回は、旬となるタケノコの栄養やカロリーはどのようになっているのか。より美味しく食べるためのおすすめのレシピをご紹介してまいります。
タケノコにはどんな栄養があるの?
日頃、タケノコって、あまり栄養のことなんて考えずに食べていましたが、皆さまはいかがですか?早速タケノコの栄養を見てまいりましょう。
<食物繊維>
タケノコのズバ抜けた栄養は、食物繊維です。そう言われればタケノコの成育を考えても繊維質が多いのは頷けます。食物繊維と言えば、便秘解消に最高の効果が得られますよね。そして、便通が良いことで大腸がんの予防にも繋がりますし、更に成人病の予防にもなります。
また、食物繊維は血糖値の上昇を抑えて、コレステロールの排出を防いでくれます。美容効果としてのポイントは、歯ごたえがあって満腹感が得られるということです。食べ過ぎたくない女性にとっては、過食の予防もしてくれるのです。タケノコは美容の強い味方なんですね。
<カリウム>
カリウムは体内の水分のバランスを整えたり、塩分(ナトリウム)を排出する働きがあります。なので、高血圧の予防やむくみ解消に効果があります。タケノコの2大栄養素は先ほどの食物繊維とカリウムとなります。
<チロシン>
タケノコの意外な栄養素としてチロシンが挙げられます。神経伝達物質(ドーパミンなど)の原料となるのが、このチロシンです。脳を活性化させて、やる気を出させます。うつ病の方の治療にもチロシンは使われています。ポジティブな気持ちにさせる効果が期待できるという訳です。
タケノコのカロリーは?
では、タケノコにはどのくらいのカロリーがあるのでしょうか。100gあたりで26kcalとされています。タケノコを普通に茹でた場合、30kcalとなります。ちなみに土佐煮にしますと100gあたり57kcalです。それでもカロリーは低いですよね。
タケノコ1個を考えて見ますと、廃棄する部分の多いタケノコは大体食べられる部分は50%くらいです。ということは、中くらいの大きさのタケノコで500gとして、250gとなって大体65kcalとなります。
こうしたカロリーを考えますと、1個食べても65kcalとすればカロリーは低めですよね。先ほどもありましたように美容効果もありますから、ダイエット効果も期待出来そうです。ご飯100gで170kcalくらいとすると相当の低さであることがわかります。
美味しいタケノコを使ったおすすめレシピ
<タケノコご飯>
定番のタケノコご飯のご紹介。ここではだし炊きご飯という簡単レシピをご紹介します。材料は色付けしてあります。
- お米は洗ってから30分以上水に浸しておいてから、ザルに上げ水気を切ります。
- タケノコ(200g)は穂先を薄切り、根元は1cm角に切ります。油揚げ(1/2枚)は3mm角です。
- 炊飯器にお米を入れて2合炊きとして水を注ぎます。薄口しょうゆ大さじ1杯とだしを小さじ山盛り2と塩少々を入れます。
- タケノコと油揚げをのせて炊飯器のスイッチオン。炊き上がったら軽く混ぜて、器に盛ります。お好みでみつばや木の芽をのせると色合いがよくなりますね。
<タケノコと牛肉の煮物>
こちらはもっと簡単なレシピです。めんつゆを使っちゃいます。めんつゆって本当に便利なんですよ。親子丼でも使えますし、和食でしたら何にでも対応出来ると思える万能つゆです。
- 牛肉150gは食べやすい大きさに切ります。タケノコ(400g)は穂先は薄切りで、残りは5~6mmのいちょう切りにします。しらたき(1袋)は湯通しして食べやすい長さに切っておきます。
- お鍋にお水とめんつゆを入れて味を整えておきます。そこに先ほどの材料を全て入れてひと煮たちさせます。アクをキレイに取って、弱火で10~15分くらい煮ます。これだけでもう出来上がりです。簡単でしょう。だけど美味しいんです。
<タケノコのバターしょうゆ焼き>
じゃがいもやとうもろこしでも美味しさは保証済。バターと醤油は無敵コンビですよね。タケノコに応用しても美味しいですよ。
- タケノコ(200g)は縦の薄切りに切ります。
- フライパンでオリーブオイル(小さじ1)を熱した中にタケノコを入れて焼きます。
- バター(10g)、醤油(大さじ1)、みりん(大さじ1)を加えて混ぜます。火を止めてから木の芽(みじん切り大さじ1)を半分加えて混ぜ、器に盛ってから上から木の芽を散らします。
余談ですが、オリーブオイルのダイエット効果も高いので、味噌汁でも何でも少し入れて食べてみて下さい。味もそんなに変わりませんよ。
あとがき
これからタケノコを見る目が変わりました。これからの季節、ご近所でタケノコを戴くことも多くなりますので、旬のパワーを体の中に取り込みましょう。ダイエットにも良いですし、言う事なし食材ですね。是非タケノコ料理をお試し下さいませ。
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