仕事を辞めたいと上司に言うタイミングと言い方。スムーズにいくコツは?

仕事を辞める決意をしたとしても、上司に言い出すのは勇気がいるものです。会社にとって必要だと思われていれば尚更、責任感や残された社員のことが心配になります。ここでは、仕事を辞めたいと上司に言うタイミングと言い方について、スムーズにいくコツを解説します。

仕事を辞めたいと言うタイミングについて

まず、仕事を辞めたいと言うタイミングはどこがいいのかを考えます。会社の規定では、退職する○か月前に意思を伝える、と決まっているはずなので、同時にチェックしておいてください。

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大きなプロジェクトが終わった時

大きなプロジェクトが終わった時は、次のプロジェクトのアサインを考えるタイミングになります。会社は、次のプロジェクトメンバーから外して考えることができますので、仕事を辞めたととしても会社に迷惑をかけにくくなるのです。辞める決意が固まった時には、「このプロジェクトは会社で最後のプロジェクトだから、気合を入れてやり抜こう!」というモチベーションを生み出すのもメリットです。

組織変更の検討が行われる時

会社では、年度決算のタイミングに組織変更が行われます。来年度の組織体制から外れることができるようにすれば、会社も退職を受け入れやすくなるものです。組織変更の検討が行われるタイミングは、会社によって様々ですが、新年度になる1ヶ月前では少し遅いです。退職を検討している日から3~4か月前に伝えるようにしましょう。

繁忙期は避ける

会社の業態によって、繁忙期と閑散期があります。繁忙期に会社を辞める意思を伝えようとすれば、「ちょっと今は考えられないから」と上司が相手にしてくれないかもしれません。また、繁忙期に退職をすれば、周りの社員にしわ寄せがいくことになります。これまで一緒に仕事をしてきたメンバーが明るく見送ってくれる事も無くなるでしょう。仕事の波を把握して、閑散期に仕事を辞めたいと伝えるようにしましょう。

仕事内容に合わせる

退職までの間にやっておかなければならないのは、業務の引継です。自分がこれまでやってきた業務の中で、自分しか知らないものについては、整理をしておくようにします。伝えにくいところは、マニュアルを作成する必要も出てくるでしょう。仕事を辞めたいと上司に言った時、よく言われるのは「じゃあ、この仕事は誰がやればいいんだ」というセリフです。会社にとって退職の意思が固い人に対して固執するよりも、業務がしっかりと回り、お客様に迷惑をかけないようにすることが最優先になるからです。引継にかかる時間を計算して、仕事を辞めたいと伝えるようにしましょう。

退職の意思表示をする時に気を付けること

飲みに行った勢いで

退職の意思が固まった後に、上司や仲間と飲みに行くと、酔った勢いで退職の事を話してしまうことがあります。お酒の席で話しても周りは真剣に捉えてくれないだけでなく、しっかりと考えていないのでは?と思われてしまいます。

トラブルが起こった時

会社やプロジェクトにトラブルが起こっている時には、会社を辞めたいと伝えないようにします。上司もそれどころではなく、空気が読めない人間だと思われてしまいます。特に、自分のプロジェクトが対象となっている場合は絶対避けるようにしてください。

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転職先の会社名を伝える

転職先が全く違う業種であっても、転職先の会社名は伝えない方がいいでしょう。特にライバル企業などへの転職は、上司の機嫌を損ねてしまいます。会社の雰囲気やメンバーとの関係性にもよりますが、別段転職先の名前は言わなくてもいいでしょう。または、決まっていたとしても「まだ決まってないんですよー」と流しておく方がいいです。

直属の上司を飛ばさない

仕事を辞めたいと伝えるのは、必ず直属の上司にしましょう。更に上の上司に伝えてしまうと、直属の上司は良い気はしません。そればかりか、退職の意思を伝えた上司から直属の上司が呼び出されて叱責されてしまいます。どんなに嫌な上司であっても、ビジネスマンとしてのマナーは守るようにしましょう。

仕事を辞める理由の言い方

会社に不満があって、仕事を辞める人はたくさんいます。今の会社に満足していれば、辞める必要性は限りなく少なくなるからです。しかし、会社に対する不満を退職の理由にするのはおすすめしません。仕事を辞めたいと聞いた上司は、不満を解消すれば辞めずにいてくれるのでは?という交渉をしてくるはずです。上司との話を進める度に、辞める理由を減らされていき、結局会社に残ることになりかねません。

また、どんなに会社に不満があったとしても、これまで生活を支えてくれたことには変わりありません。その会社に対して感謝の気持ちを忘れないようにします。転職とは、次のステップへのチャレンジになります。前職で学んだ事は、例え次の職種が180度違ったとしても、必ずどこかで役立つものです。

辞める理由を「一身上の都合で」で上司が納得してくれるのならばそれでいいでしょう。理由を聞いてくる可能性が高いのであれば、揺るがないポジティブな理由を準備しておくようにしましょう。

まとめ

仕事を辞めたいと上司に言うタイミングを間違うと、退職の時期が延びてしまったり、上司との関係が悪くなったりすることがあります。円満に退職して、新しい仕事に慣れたら「久しぶりに飲みにでもいきませんか?」と言えるくらいの空気を作れるように考えてみてください。

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