なぜ短期間のダイエットで減量に成功するのか?
ダイエットといえば基本的に長期間、少なくとも1ヶ月から3カ月スパンで燃焼効率の高い運動とともに、カロリーを抑えた食事を行います。ところが、3日間、7日間のファスティングがあるように短期間で痩せる方法も実際存在します。
ここで、長期間辛い思いをするぐらいだったら短期間の苦しみを我慢してダイエットに成功したほうが良いと思いませんか?はい、実は短期間で痩せることができる断食系のダイエットは、本質的に痩せることはできません。
結局体の水分や老廃物が排泄されただけなので、たくさんの脂肪が燃焼されるということはないのです。もちろん、人によっては工夫を凝らしある程度のエネルギーの燃焼なら可能でしょう。しかし、脂肪は1日2日で効果がみらるほど減りません。
長期間かけて減り具合が不安定な時期もみられます。しかし、ダイエットを続けていくとようやく安定して燃焼されていく時期に出会えるものです。そのように時間がかかるもので、逆に数日でもし仮に脂肪がなくなったとしたらそれこそ危ない状況です。
急激な体重減少はときに生命へ危険を脅かすことにもなります。ただ、断食では実際に脂肪はほとんど減らないのでさほど問題ありませんが、長期間続けてはいけないというのが、栄養不足とこの辺の理由です。
ですから、あくまでも脂肪を落とすということではなく「体重を落とす」ものだと認識しておきましょう。スポーツをされている方であれば短期間の減量としても有効ですし、結婚式を控えているのであれば、ちょっと痩せてみられたいと思うのであれば短期ダイエットが活用できます。
しかし、あまりにも期間が短いため結果が出る人、出ない人の差が生まれます。もともと代謝が良くてダイエット体質の方であれば短期間で痩せることも簡単かもしれません。ただ、代謝が低い人は結果が出にくいかもしれません。それに、女性であれば生理の時期は非常に痩せにくいのでそのあたりも考慮して実践していく必要がございます。
短期ダイエットを行う前に確認するコト!
まず、短期間ダイエットを行う人は基本的に「太っている人」もしくは「普通レベルの人」です。もし、自分が痩せているのであれば短期間ダイエットを行うのはやめておきましょう。理由としてはそこまで大きな効果が期待できないためです。
特に女性の場合、痩せていても太っているという方がいらっしゃいますので、本当に自分が太っていると確認してから実践しましょう。太っている太っていないかは誰かに判断してもらうのではなく、身長と体重の計算を行います。
BMI数=体重(kg)÷(身長m×身長m)
これで数値を算出して自分に短期ダイエットが必要なのかどうなのか判断してみてください。
・18.5未満 =痩せ
・18.5~25=普通
・25~30 =肥満レベル1
・30~35 =肥満レベル2
・35~40 =肥満レベル3
・40~ =肥満レベル4
また、このダイエット方法は野菜ジュースだけ飲むとか、極度に食事の量を減らす方法なのでかなり無理をする必要があります。そのため体調不良でよろしくないときはいくら太っていようと実践するのは控えてください。
短期ダイエットを成功させる方法とは?
短期ダイエットを成功させるにはいくつかのポイントがございます。長期のダイエットであればじっくりじっくりと行えるので太ってしまったらすぐに修正が可能です。しかし、3日のダイエットで修正を行うことができるかといえば難しいですよね。ですから一番良いのは失敗しないことです。そこで、失敗しないためのポイントをまとめておきました。
目標とゴールを設定する
これは長期のダイエットもいえるのですが、特に短期のダイエットは期間が短い分、グダグダにやっていては成功しにくいです。そのためなんでも良いので目標を設定してください。たとえば「3日で2kg落とす!」とかそのようなものでもよいです。ただ、あまり現実とかけ離れた目標は設定しないようにしましょう。終わったときに達成できなかった自分にがっかりしてしまいます。
睡眠をしっかりととる
ダイエットで失敗する原因の一つに睡眠不足があります。理由は睡眠不足になると代謝が下がるのと、グレリンというホルモンが増加します。これは食欲を高めるホルモンです。それこそ断食は何とかして空腹をしのがなくてはいけません。なのにこのようなホルモンが分泌されていては逆効果ですよね。
アルコールは控える
アルコールはダイエットの敵です。長期間で運動も積極的に行うならまだしも短期間のダイエット中にアルコールを摂取することはマイナスにしかなりません。気をつけていただきたいのは空腹時に飲むとアセトアルデヒドの分解がうまくいかず脂肪が蓄積されていきます。
スナック菓子は食べない
スナック菓子は太る原因です。しかも断食中にそれを食べることは禁を破ることです。もし、お菓子を食べたくなったら太りにくい、ナッツ、アーモンド、クルミなどを少しだけ(1日10粒程度)良く噛んで食べるようにしましょう。
タンパク質を摂取する
断食中はとにかく栄養不足が気になります。タンパク質が不足すると筋肉も細くなり痩せにくい体質を作ることになりますので、プロテインを野菜ジュースに混ぜて飲むなどしましょう。それだけでも代謝アップになります。
ヨガ・ストレッチを行う
空腹を忘れ去るためには軽い運動を行うのが有効です。特にオススメするのがヨガです。理由は深い呼吸を行うことで副交感神経優位にできるのでストレスの緩和につながります。特に短期ダイエットはプレッシャーや栄養も不足するため精神的に不安定になることがあります。それに負けないためにヨガの丹田呼吸で精神をコントロールすることは有効です。
短期ダイエットの注意点
短期ダイエットは何が一番危険かといえばリバウンドのリスクが向上するということです。そのためプロテインをオススメするのです。プロテインを飲むことで筋肉の劣化を防ぐことができます。ただ、その半面体重の低下は大きく期待できないかもしれませんが…
しかし、短期ダイエットを辞めた瞬間太りやすい体質になるうことは防止できます。このリスクを考えればプロテインで筋肉を痩せさせないことは非常に重要なポイントなのです。ただ、元の食事に戻したとたんリミッターが解除されどか食いしてしまいリバウンドになる可能性は否定できません。
ですから、短期ダイエットを終えたからといって「何を食べても良い。」という考えは控えましょう。終わったら通常の食事をゆっくりと行い、必要以上に食べないことです。理想は食事量を徐々に戻していくことです。
また、短期ダイエットの限界を知っておくことは大切です。たった3日間で10kgも痩せることは絶対に不可能です。3日であれば2~3kgほどが限界です。7日間ほど行えば5~6kgぐらいは痩せられますがそれでもそんなものです。
つまりは、短期間で大きなダイエット効果を期待してはいけないのです。それを期待して目標も大きく設定してしまいますとそれこそ達成できなかった自分にがっかりしてしまいます。ショックで、それ以降ダイエットをもう行わないというのは残念ですのでおよその目安を把握しておきましょう。
そして、短期間ダイエットはほんの少しでも体重を落とすことができればもう成功と考えましょう。0.5kg程度なら運動や水分排泄で変わりますので違いますが…1kg、2kg落とせれば喜んで良いと思います。あとはそれをいかにして維持するかです。
これが意外と難しくて、元の食事に戻すと体重も元通りになってしまうケースも多いです。それはそれでよいのです。その後は短期ではなく長期でじっくりと行えばしっかりと痩せることができますから。短期ダイエットは悪魔でも一時的な方法です。根本的に体重を落とすなら長期のダイエットは避けられません。
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