出典:とくし丸HP
少子高齢化社会が来ることは避けようのない事実です。それに従って比較的弱い立場にある高齢者の問題が色々なところで起きています。そのひとつが スーパーに買い物の行くことが出来ない買い物難民の問題。この課題を解決すべく立ち上がったのが、今回カンブリア宮殿に取り上げられる住友達也さん。今日 は、住友さんについて調べてみました。
プロフィール
1957 年徳島県生まれ。阿南高専機械工学科卒業。22歳の時に1年間ロサンゼルスで暮らし、帰国後の81年、タウン情報誌「あわわ」を創刊。あわわ社長 を務めつつ、吉野川第十堰住民投票などに関わる。2003年に退社し個人事務所SUMITOMOREを設立、地域プランナーとして活躍。2012年とくし 丸設立、代表取締役に就任
出典:http://www.projectdesign.jp/201510/pn-tokushima/002483.php
プロフィールに書いてある通り、徳島では知らないものはいないほど有名なタウン情報誌「あわわ」の社長として、地元では名物経営者だったようです。
し かし、第十堰住民投票、徳島県知事選等など、政治局面で担ぎ出されて、痛い目にあったようです。カタログハウス社や中村敦夫さんと親交があるとのことで、 左翼的なバックグラウンドがあるんでしょうね。徳島は保守が強いでしょうから、苦労されたんでしょうね。その後、会社をM&Aで売却して、セミリ タイア。その後、テレビのコメンテーターなどの活動をしていたようですが、買い物難民の問題を知って再度起業されました。
とくし丸のすごさは?
出典:とくし丸HP
彼の会社、とくし丸は、移動販売車を運営しています。高齢者の元へ御用聞きとして日用品を販売し、親密な関係を構築しています。創業3年目にしてそのムーブメントは全国に広がっているようで、大手流通企業なども注目しているそうです。
まず、住友さんはお年寄りの声を聞きました。その結果、既存の事業者は、お年寄りにとっては、使いにくい物であることがわかりました。
- ネットスーパー ⇒ 年齢的にとてもついていけない。
- お弁当の宅配 ⇒ 一ヶ月もすると飽きてしまう。
- 宅配 ⇒ 注文してから届くまでのタイムラグが不満。
- 送迎サービス ⇒ 気を遣うし、時間を合わせるのが不便
出典:とくし丸HP
移動販売の、販売する人の顔が見える接客や生鮮食品が買えるといった、当たり前のシステムがウケているのだと思います。
ま た、経営スタイルは、スーパーと提携して彼らの商品を販売するという代理販売のシステム。ネットでいうとアフィリエイトのような感じですかね。これだと在 庫を抱えなくて済むので助かります。提携スーパーは、地場のスーパーと提携して、数の論理にならないように配慮されています。最初は徳島のスーパーに話を 持ち込みましたが、相手にされなかったそうですが、今では全国に賛同者が増えています。
スーパーや移動販売をしたい販売パートナー募集をしています。
今では全国31のスーパーーと提携しています。
さらに広がっていくでしょうね。
さらに、移動販売をしたい販売パートナーも募集しています。具体的な収入モデルや開業資金など、知りたい情報がきちんと丁寧に説明されています。
以下、収入モデルが提示されています。
- 日販7万円=34万円(実質税込み24万円)
- 日販8万円=38万円(実質税込み28万円)
- 日販9万円=42万円(実質税込み32万円)
- 日販10万円=46万円(実質税込み36万円)
出典:とくし丸HP
大儲けしたい人には向かないでしょうが、収入はそこそこでもいいから、自分のペースで人に喜ばれる仕事をしたいと思っている人には向いていると思います。募集地域が限られていますが、興味のある人は、随時チェックしてみてください。
住友さんの講演情報や本は?
経歴からもわかるとおり、住友さんは情報発信のプロですので、自分の思想や事業をいろいろな手段で発信しています。ブログで色々と発信されていますし、検索すると出てくるので随時チェックしてみてください。
また、本も出版されています。タウン誌時代の記録です。まだ、とくし丸は、まだまだ発展途上なんで一段落したら出版されるんでしょうね。
まとめ
移動販売は、お年寄り、スーパー、販売者の3者にとってメリットのあるよい仕組みだと思います。これがもうちょっと大きいムーブメントになっていくといいですね。今後の期待しています!
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