レモンといえば、インド原産で多種のかんきつ類の中でもダントツに酸味が強いのが特徴的ですね。みかんなどは丸かじりしてもおいしいですがレモンはとてもではありませんがそんなことはできません。口の中が酸味にやられてものすごい激痛に襲われることでしょう。どちらかといえばそのまま食べるというよりはレモン水にしたり、調理の味付けに使ったりもします。
このように、レモネードダイエットにもレモンが使用されているわけですが実はレモンはダイエットにも活用することができるのです。これまで、みかん、グレープフルーツなどのかんきつ類をダイエットに活用する方法をお伝えしましたがレモンはどのようにすればよいのでしょうか?
さすがに酸っぱいです。グレープフルーツやみかんのようにおやつ代わりに食べてダイエットを実践することは難しいのではないか?と思われているかもしれません。また、ダイエットをするならばカロリーも気になりますよね。そこで、今回はレモンのカロリー栄養価、そして、レモンダイエットの詳しい実践法について解説させていただきたいと思います。
レモンの栄養価とカロリーについて
おそらくレモンはそんなにカロリーが高いというイメージもないと思います。みかんの中では品種によっては甘いものもありますがかんきつ類ということもありカロリーがものすごいということもありません。では、どれぐらいのカロリー、栄養価なのでしょうか。レモンというのは廃棄率が70%と非常に多いです。もちろん、全て食べるという人にとっては1個(140g)となりますが、こちらでは可食部であるレモン汁45g(果汁大さじ3杯の栄養)を計算します。
三大栄養素は、エネルギー(12kcal)、タンパク質(0.18g)、脂質(0.09g)、炭水化物(3.87g)となります。やはり、レモン1個当たりの糖質やカロリーはものすごく低いのでエネルギーの面からいえばダイエットには最適な食品と言えるでしょう。他の栄養素は…
レモンの主な栄養成分(1個あたり) | |||
ビタミン | ミネラル | ||
ビタミンA | 0.45μg | ナトリウム | 0.9mg |
ビタミンE | 0.05mg | カリウム | 45mg |
ビタミンB1 | 0.02mg | カルシウム | 3.15mg |
ビタミンB2 | 0.01mg | マグネシウム | 3.6mg |
ナイアシン | 0.05mg | リン | 4.05mg |
ビタミンB6 | 0.02mg | 鉄 | 0.05mg |
葉酸 | 8.55μg | 亜鉛 | 0.05mg |
パントテン酸 | 0.08mg | 銅 | 0.01mg |
ビタミンC | 22.5mg | マンガン | 0.01mg |
このようになっております。一番多いのはやはりビタミンCですね。レモンのビタミンCの含有量はとても多いのですが実はみかんよりも若干少ないのですね。また、そのほかの栄養素をみるとほとんど含まれていませんのであまり栄養価が高いとは言いにくいかもしれません。
レモンの効果効能!クエン酸とビタミンCの力
レモンの効果効能を期待するのであればやはりクエン酸とビタミンCではないでしょうか。レモンのクエン酸の含有量は多く果汁の6~7%といわれています。あの酸味はビタミンCと思われている方もいますがクエン酸です。アスコルビン酸ですと多少の酸味はありますがそこまで凄い酸味ではありません。
クエン酸の疲労回復
クエン酸といえば疲労回復に効果的とされています。もともとは筋肉に乳酸が溜まることで疲労となりクエン酸が分解するといわれていました。しかし、最近では疲労の原因は活性酸素などにより細胞がダメージを受けることにあると考えられています。
起床しても眠いのは細胞が修復しきれていないところにあります。クエン酸の効果は細胞を修復するためのアデノシン三リン酸(ATP)を生産するクエン酸回路のサイクルに必要だとされているのです。すなわち、クエン酸単体だけでは細胞の修復が不可能なので疲労回復効果に必要な栄養成分の一つとらえるのが正解と言えるでしょう。そのほかにファイトケミカルス、ビタミン、ミネラル、タンパク質も必要になります。
美容のビタミンC
ビタミンCといえば抗酸化効果が高く活性酸素から身を守る栄養成分の一つです。活性酸素により細胞が攻撃されることでシミ、シワ、肌荒れ、そばかすができますがそれらを防ぐという意味ではビタミンCは有効です。また、タンパク質、鉄、油と一緒にとることでコラーゲンを作ることができます。
エリオシトリンのダイエット効果
エリオシトリンとはレモンに含まれるポリフェノールのことです。これは脂肪の吸収を抑制したり脂肪を体外へ排出するためダイエット効果が期待できるのです。また、レモンの酸味はストレスで過食の防止など食べ過ぎを止めてくれるので活用しましょう。
ペクチンが便秘解消
ペクチンといえば食物繊維の一種で腸の蠕動運動を促進します。特に固くなった便を柔らかくする効果がございますので便秘解消のサポートとしてはとても役立ちます。
レモンダイエットの具体的な実践方法とは?
このように、レモンには脂肪を蓄積させにくくするエリオシトリンとよばれるポリフェノールが含まれておりますのでただ食べるだけでもダイエット効果が期待できるのです。この効果を活用すると良いかと思います。過食も防止してくれますので普段ご飯をたくさん食べるのであればごはんの量を減らして食前にレモンを食べるのです。
脂質の吸収も抑えるうえ、過食を防止できるのでこのように食事にとりいれることでダイエット効果が得られると考えられますね。しかし、問題なのはレモンが酸っぱすぎて食べられないのではないかというところですね。もちろん、みかんのように気軽に食べられるものではありません。
では、どうすればよいのでしょうか?オススメなのはやはりドリンクにして飲むことですね。ジューサーでフルーツミックスジュースを作ることで酸っぱいですがおいしいドリンクを作ることができます。水分で薄まるのでほど良い酸味になりますね。
リンゴ、キウイ、レモン、アボカド、オレンジなど栄養価の高いフルーツと一緒に混ぜて飲むとナチュラル栄養ドリンクになりますよ。このように脂肪の蓄積を抑えてくれるレモンを活用してダイエットにチャレンジしてみてください。
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