そこで、手の甲・手のひらの湿疹について詳しくまとめてみました。
- 湿疹の症状
- 湿疹が出来る原因
- 湿疹の治し方・なかなか治らない場合
まずは、手の甲・手のひらの湿疹の症状について見ていきましょう。
手の甲・手のひらの湿疹の症状について
手の甲・手のひらの湿疹は、このような症状が出ることがあります。
- 小さな水疱がたくさん出来る
- 水疱のまわりが赤くなる
- 痒みがある
- 手の甲・手のひらの皮がむける
- 皮膚が乾燥してひび割れる
- なかなか治らない
- 治っても再発する
症状の中でも特に、手の甲・手のひらの湿疹は痒みを伴うことが多いです。つい掻きむしってしまい、手が血だらけになってしまうことも珍しくありません。
もし、上記のような症状がある場合は、「手湿疹」や「汗疱」の可能性が高いでしょう。どちらも症状が似ており、併発することも多いため、なかなか見分けは付きにくいです。
しかし手湿疹と汗疱では、湿疹が出来てしまう原因が少し違うので、続いて見ていきましょう。
手の甲・手のひらの湿疹の原因について
手の甲・手のひらに出来る「手湿疹」と「汗疱」の原因についてですが・・・実はまだ明確には分かっていません。
原因不明で出来てしまうことも多いのですが、それぞれこのような状態の時に出来やすいと言われています。
手湿疹が出来やすい状態
- 皮膚が乾燥している
- 「アトピー体質」である
- 日常生活が乱れている
手湿疹は「主婦湿疹」とも呼ばれているように、主婦によく出来る湿疹です。なぜ主婦によく出来るのかというと、主婦は皿洗いなど日頃から水仕事が多いため、皮膚が乾燥しやすいから。
また、アトピー体質の人も手湿疹が出来やすく、日常生活の乱れによる睡眠不足やストレスは手にとって大敵です。
汗疱が出来やすい状態
- 手汗をかきやすい
- 手の皮膚が分厚い
汗疱が出来る原因は、汗が関係していると言われており、手汗をかきやすい人は注意が必要です。手汗をかきやすい夏に出来ることが多く、治ってもまた夏が来ると再発しやすいのが特徴です。
手の甲・手のひらの湿疹の治し方
手の甲・手のひらの湿疹の治し方ですが、手湿疹と汗疱で対策が変わってきます。
手湿疹の治し方
①ゴム手袋を使用する
水や洗剤が直接手にかからないように、ゴム手袋を使用すると手の乾燥を防ぐことにつながります。水仕事以外に、子供のおむつ替えやお風呂の世話などをする場合でも、なるべくゴム手袋を使用すると早く治りやすいです。
②ハンドクリームで保湿をする
ひとまとめにハンドクリームといっても、さまざまな種類があるので迷ってしまうと思いますが・・・手湿疹にはアベンヌのハンドクリームがおすすめです!
アベンヌ 薬用ハンドクリーム(ピエール ファーブル ジャポン)
痒みを抑えるだけではなく、保湿効果も高いのが特徴で、手湿疹や手荒れに効果的です。水にも強いと評判なので、水仕事の多い主婦におすすめです。
汗疱の治し方ですが、基本的にステロイド外用薬を塗って治していきます。なかなか手湿疹が治らない場合も、ステロイド外用薬が有効なので、合わせて見ていきましょう。
手の甲・手のひらの湿疹がなかなか治らない場合
ステロイド外用薬は市販されているものがあるので、汗疱や手湿疹がなかなか治らない場合は購入してみると良いでしょう。
メンソレータム メディクイッククリームS(ロート製薬)
クリームタイプと軟膏タイプの2種類が販売されており、有効成分はどちらも同じになります。軟膏タイプの方が湿疹に密着しやすいので、症状が重たい場合は軟膏タイプがおすすめです。
市販のステロイド外用薬を使用しても、なかなか湿疹が治らない・・・といった場合には、1度病院で診てもらいましょう。
市販より作用が強いステロイド外用薬を処方してくれるので、早く治りやすいです。
まとめ
- 手湿疹や汗疱は痒みを伴うことが多く、掻きすぎて血が出てしまうことがある
- 明確な原因は解明されていないが、乾燥や汗が原因として考えられる
- なかなか治らない場合は、ステロイド外用薬が有効である
手の甲・手のひらに出来る湿疹は、「手湿疹」や「汗疱」以外にも、以下のものが考えられます。
- じんましん
- 掌蹠膿疱症
- 手白癬(水虫) など
手湿疹や汗疱もそうですが、湿疹は見た目ではなかなか判別することが難しいです。湿疹の種類によって治し方も変わってきますから、なかなか治らない場合は必ず病院で診てもらいましょう。
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