ぜんざいとおしるこの違いって、正確に説明できますか?改めて問われてしまうと自信の持てない質問ですよね。
「汁気が多いのがおしるこで、汁気が少ないのがぜんざい?」
「お店によって違うもの?」
こんな風に私も漠然としか考えたことがなかったので、まずはその違いを調べてみました。
ぜんざいとおしるこの違いとは?
まずぜんざいとおしるこの定義を調べて見ると、
「主に小豆を砂糖で甘く煮て、この中に餅や白玉団子、栗の甘露煮などを入れた食べ物」
なんと2つとも同じ定義なんです!
ただその由来はそれぞれ諸説あり、
ぜんざい(善哉)
- 「善哉」はフランス語で「喜び祝う」という意味。主に関西でそう呼ばれる。
- 一休和尚がこれを食べた時の「善きかな=善哉」に因む。
- 出雲大社の神在祭で振舞われた「神在餅(じんざい)」が訛ったもの
おしるこ
- 汁=汁もの、粉=具。具が入った汁を総称して「汁粉」と呼ぶ。
- 粉状のこしあんを溶かした汁に、餅や白玉団子を入れることから。
と、ぜんざいについては関西以西でそう呼称されているのが伺えますね。
現在は一般的に以下のように分類されているようです。
関東
おしるこ・粒あんorこしあんで作られたもの
田舎汁粉・粒あんで作られたもの
御膳汁粉・こしあんで作られたもの
ぜんざい・汁気の無いあんを餅や栗にかけたもの
関西
ぜんざい・粒あんで作られたもの
おしるこ・こしあんの善哉
※関東のぜんざいに該当するものは「亀山」と呼ばれています。
東と西で呼び方が異なることが分かりますね。
特にぜんざいについては認識が全く違うので、旅行や転居した場合にはカルチャーショックを受けそうです!
カロリーと栄養の違いは?(餅・白玉のアリなしの場合は?)
では、ぜんざいとおしるこ(ここでは関東で認識されている分類を指しています)のカロリーと栄養の違いを見ていきましょう。
また和菓子は洋菓子に比べてカロリーが低く、太らないとも言われていますが果たして本当なのでしょうか?
ぜんざいのカロリー
- 餅1個入り 373kcal
- 白玉ぜんざい 299kcal
家庭で手作りした場合の目安はこの位のカロリーになります。実は同じグラム数で比べると白玉粉の方がカロリーは高いのですが、ぜんざいに入れる白玉は3つ程度ですよね。そのため餅1個分より若干カロリーが低くなるようです。
おしるこのカロリー
- 餅1個入り 404kcal
- 白玉入り 330kcal
ぜんざいより若干カロリーが高いのは、汁が多い分だけ甘味を出す為の砂糖が多く使用されるからでしょう。400kcalを超えてしまうとカロリー的には高く感じますね。
材料は同じなので、栄養価的にはほぼ変わりません。目立つのは炭水化物が多いこと。小豆は食物繊維やポリフェノールも豊富ですが、タンパク質やミネラルはそれほど多くありません。
もちひとつのカロリー丸餅(35g)の場合小さめで80kcal、白玉1個(9g)が18kcal程度なので餅や白玉を抜くだけでカロリーは抑えられそうです。
ダイエット中の食べ方の注意点は?
和菓子はバターや生クリームを使用しないものの、おしるこやぜんざいは砂糖を使っている上に餅や白玉が入っているのでカロリーが低いとは言えません。
ダイエット中に気をつけたいのは、お餅や白玉の量を控えること!ぜんざいやおしるこを餅無しでそのまま味わうのもオススメですが、味気ないと感じるなら栗やさつまいも入れると満足感もありますよ。
また手作りをする際は砂糖の量を控えめにする、砂糖ではなく羅漢果などの甘味料で代用するとカロリーをカットすることができます。
手作りより市販の商品を利用するのも、意外とカロリーオフになります。おしるこの缶やフリーズドライのおしるこは、実はカロリーがあまり高くありません。ちょっと味は薄めになりますが、若干塩を食わると味がくっきりしますよ。
ゆであずきの缶詰を適量だけ使用するのも、手作りよりカロリーオフになります。
ダイエット中なら粒あんの方が歯ごたえがあり、食べごたえも感じられるので満足度は上がりそうですね。自分なりにカロリーオフの工夫をして、ダイエット中の息抜きにしてみてくださいね。
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