唐揚げはお子さんから大人まで、好きではないという人はいないのではないかとくらい人気のおかずです。家で唐揚げをする時にカラッと上手に揚がらない、美味しくないなんてことありませんか?今回は唐揚げについて取り挙げます。
唐揚げを美味しく作るコツ
唐揚げを美味しく作るには、唐揚げを揚げる前の下準備にポイントがあります。自分もついついしてしまることなのですが、鶏肉に下味をつけるのに漬け過ぎてしまうという点です。長い時間漬け込むほど良いと勘違いしていました。
美味しさを求めるお料理には、一手間は欠かせません。ちょっとしたことで味が変わるのです。鶏肉の下準備をするのは鶏肉の臭い消しが主な目的です。臭い消しには、お酒は欠かせませんね。そして、ショウガ、にんにくなどの香味野菜で香ばしい香り付けをします。
ここからが美味しさを更にアップさせるコツですが、前記したように調味料を加えての長時間漬け込みはNGなのです。臭い消しの下準備をしっかりした上で、塩や醤油の下味は衣をつけて揚げる大体30分前に加えるようにしましょう。外に旨味や水分が出てしまうからです。
<ミニ情報>
柔らかく仕上げるにはもう一手間。鶏肉にフォークで数か所穴をあけることです。この一手間によって鶏肉の繊維を柔らかくすることが出来、ジューシーに仕上がります。
唐揚げの揚げ方のコツ
柔らかくジューシーに仕上げるには、二度揚げは必須とのこと。カリッと揚げるためのいろいろなサイトを見ましても、二度揚げを推奨しています。これもやっぱり一手間ですね。1度で良しとするか、丁寧に二度揚げるかで大きく味の差が出ると言うことですね。
160℃の低温で先ずは揚げることが大事です。大体1分半くらい揚げます。薄く茶色になったら1度油から取り出して2分くらい置きます。次に、190℃の高温で再びお肉を入れて、所謂きつね色と言われるくらいまで1分くらい揚げます。スピード勝負のような感じですね。今まで1度で長めに揚げていて、油から取り出した時にどうしてベチョっとしてるのかと思っていました。1度揚げて少し置くことがポイントと言っても良いですね。
唐揚げのレシピ例
具体的にレシピを載せておきますので、ご参考にされて下さいませ。
<材料>(2~3人分)
- 鶏もも肉 2枚(450~500g)
- 小麦粉 大さじ3
- 片栗粉 大さじ3
- 揚げ油 適量
<下味>
- しょうゆ 大さじ2
- お酒 大さじ2
- しょうが 1片(スライス)
- にんにく 1片(スライス)
<作り方>
- 鶏肉は大きさや形をそろえて切る。
- お酒としょうが・にんにくを入れて漬け込む。
- 揚げる30分前に鶏肉を取り出して下味をつける。
- 揚げる直前に小麦粉と片栗粉を混ぜ合わせた粉を鶏肉にまぶす。
- 160℃の油で1分半くらい揚げる。
- 一度引き上げて、バットの上などで2分ほど置く。
- もう一度今度は190℃の高温で1分くらい、サッと揚げる。(2度目)
<ミニ情報>
小麦粉と片栗粉と2種類をバランスよく混ぜることもポイントです。小麦粉だけにしていたのですが、揚がり具合が全く違いますよ。
あとがき
今は、スーパーはもちろん、ドラッグストアでも何処でも簡単に出来る唐揚げ粉が販売されています。ビニール袋に入れてもみ込むだけなので、忙しい主婦には有難い存在ではあります。これがまた案外と美味しく出来るんですよね。
ですが、子供にとってのお母さんの味は、きちんと下準備からの唐揚げです。どうしてもの時は唐揚げ粉という選択肢を利用するとして、なるべくご家庭の味として唐揚げを作って頂きたいと思います。今回ご紹介したことに気をつければ、ご家族皆が笑顔になれる、美味しくてジューシーな唐揚げが出来る事、間違いなし!楽しい食卓になりますように。
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