キャベツは1年中出荷される野菜です。そのため一年生植物に分類されます。実際にスーパーへ行っても年中手に入るポピュラーな野菜です。けれども、そんなキャベツも季節によって多少形が変わってきます。たとえば春キャベツは夏の高原キャベツや冬キャベツと比べると葉が柔らかく食べやすい点があります。
一方冬キャベツというのは葉っぱが非常に固く千切りにしないと食べられないという人もいらっしゃるかもしれません。そんなキャベツを使ったダイエット方法はご存知でしょうか?一時期キャベツダイエットというものが流行しましたよね。
僕の友人もキャベツダイエットとスポーツジムに通うことで3カ月で20kgまで体重を落とすことに成功しています。それ以降は常に60kg台をキープしています。そこで、今回はそんなキャベツの素晴らしい効果効能、カロリー、栄養について解説させていただきたいと思います。
キャベツは低カロリーで栄養価が高い食品?
キャベツは野菜ですので非常にカロリーが低いのはイメージ通りです。実際のところ1玉(1020g)あたり235kcalです。一玉でこれぐらいのカロリーです。100gであればわずか23kcalです。非常にカロリーは少ないのでダイエットに活用しやすいというわけです。
では、三大栄養素はタンパク質(1.3g)、脂質(0.2g)、炭水化物(5.2g)となります。意外とタンパク質が多いのではないかな。と思うのですがブロッコリーなどのアブラナ科の野菜は比較的タンパク質が含まれています。ですからブロッコリーはアスリートにも好まれる食材なのです。ちなみに、食物繊維は1.8gとなっております。
キャベツの主な栄養成分(100g) | |||
ビタミン | ミネラル | ||
ビタミンA | 4μg | ナトリウム | 5mg |
ビタミンE | 0.1mg | カリウム | 200mg |
ビタミンK | 78μg | カルシウム | 43mg |
ビタミンB1 | 0.04mg | マグネシウム | 14mg |
ビタミンB2 | 0.03mg | リン | 27mg |
ナイアシン | 0.2mg | 鉄 | 0.3mg |
ビタミンB6 | 0.11mg | 亜鉛 | 0.2mg |
葉酸 | 78μg | 銅 | 0.02mg |
パントテン酸 | 0.22mg | マンガン | 0.15mg |
ビオチン | 1.6μg | クロム | 1μg |
ビタミンC | 41mg | モリブデン | 4μg |
となっております。さすがに1玉も食べられませんので100gの計算にしていますが、ビタミンのミネラルの種類はとても豊富に含まれているかと思います。ただ、やはり含有量にものすごくギャップが生じていますね。ビタミンに関しては、ビタミンK、葉酸、ビタミンCが多く、ビタミンB6はそこそこというところですかね。
ミネラルはモリブデンが比較的多く含まれており、カリウム、カルシウム、マグネシウムがそこそこのように思えます。そのように考えるとあまりダイエット成分は含まれていないのかな?というイメージですが簡単にキャベツの効果効能についてもまとめてみました。
キャベツダイエットの効果効能とは?
抗ガン作用
ブロッコリーが抗がん効果が高いといわれているのもスルフォラファンというファイトケミカルスの一種が含まれているからなのです。実はブロッコリーに限らずキャベツにも多く含まれています。
もし、ブロッコリーが苦手ならキャベツとブロッコリースプラウトのサラダを食べれば代用ができます。ちなみに、がんや細菌の侵入に対してとても強い殺菌効果がありましてこの力は世界でもトップクラスのアメリカにあるがん研究所で癌予防に効果的な食品であるということが研究結果から確認されております。
抗酸化作用
キャベツにはビタミンCがとても多く含まれています。特に青々しい葉と芯の個所には多いです。基本的に人が食べたがらないようなところに栄養がたっぷりと含まれているので果物でもなんでもそうですが皮ごと食べることをオススメします。さて、話は戻しまして、私たちは生活を送っていると必ず活性酸素により体が破壊されていきます。
詳しくはこちらを参照ください。活性酸素とは?老化の原因を除去して美しく健康的に痩せる!ですがビタミンCの抗酸化力でそれを除去することができるため癌のリスクを減らしたり、老化を防止することが可能なわけです。ただ、この記事にもあるとおりできるだけ活性酸素の発生を抑えるような生活を送らない限りその効果はあまり期待できません。あくまでも基本的なところから改善していきましょう。
ダイエット効果
直接ダイエットにつながるであろうという栄養成分は含まれていませんがキャベツの特徴からダイエットに効果的と考えられます。特に冬キャベツは葉っぱが非常に固いです。どういうことかというと噛まないことには食べることができないのです。よく噛んて食べることで満腹中枢が刺激されるためお腹が膨れやすくなります。
胃腸の健康に
胃腸の環境が悪いと顔に出るといいますよね。ニキビができたり、シミができたり、これって腸内環境が関係しているんです。そこで注目していただきたいのがビタミンUという栄養素です。成分表には記載されていませんがキャベツにはこれが含まれておりまして、正式名称はS-メチルメチオニン。
そのほかキャベジンとも呼ばれたりします。胃の粘膜の分泌を抑制し粘膜の保持を行います。たとえば胃の調子が悪く大量に胃酸が分泌されてしまったら荒れたり潰瘍ができたりします。けれどもこれは胃腸の修復を行うため胃の健康状態を改善するうえでは有効です。
続きはこちらからご覧ください。「キャベツダイエットのやり方!千切りのコツとサラダレシピについて。」
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