黒酢のアミノ酸とグリコーゲンが疲労回復に効果的!

黒酢といえば、健康食品の代表的なものの一つですが、その中で疲労回復効果は有名ですよね。年齢を重ねても黒酢を飲むことでイキイキとした体を作ったり、疲れにくい体を作るというように、疲労回復に有効とされています。

ところが、実は、黒酢の中に含まれている栄養成分が直接疲労回復に効果的かといえば、そうではなく、黒酢に沢山含まれる健康成分と他の二つの成分が協力し疲労回復に有効となるのです。その成分と仕組みについて解説したいと思います。

黒酢のクエン酸がクエン酸サイクルを正常化

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黒酢の中に含まれる代表的な疲労回復成分と言えばクエン酸ですよね。ただ、クエン酸自体は直接疲労回復を行う成分ではなく、人間の体にはクエン酸サイクル(クエン酸回路)というサイクルが回っています。

クエン酸を摂取すると、このクエン酸サイクルで、「クエン酸」⇒「アコニット酸」⇒「イソクエン酸」⇒「アルファケトグルタル酸」⇒「コハク酸」⇒「フマール酸」⇒「リンゴ酸」⇒「オキザロ酢酸」⇒「オキザロ酢酸」と「活性酢酸」が結合 ⇒「クエン酸」とこのサイクルで色々な成分へと変化しながらエネルギーを生成し、最終的にはクエン酸に戻ります。

ところが、クエン酸が不足すると当然上手い具合にこのサイクルが回りません。そうなると、生命活動を行う上でのエネルギー生成と消耗が間に合わず、疲労が蓄積されてしまうのです。このため、黒酢などに含まれるクエン酸を摂取することで疲労しにくい体を作ることができるのです。

黒酢の酢酸がグリコーゲンの生成を促す

われわれ人間の三大栄養素の一つである糖質。これを毛嫌いして食べない人もいますが、生命活動を行う上で必要な栄養源になりますので全く食べないのはオススメできません。

悪魔でも食べ過ぎで燃焼できなかったものが脂質として蓄積されるだけであり必要な量は摂取する必要がございます。その糖質を摂取すると体の中でグリコーゲンという別な栄養分に変えて、筋肉や内臓にため込み、運動を行うときにそれが燃焼されるわけです。

しかし、運動を行ったりすると、筋肉の疲労や水分の減少でこのグリコーゲンが消費されていきますので、疲れやすくなります。ですから、疲労を避けるためには、このグリコーゲンを常に生成しておかなくてはいけません。

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そこで、黒酢に含まれる酢酸です。これは、グリコーゲンの生成を促しますので、運動の直後や疲れたときに黒酢を飲むことで早急に疲労回復を行えるという仕組みです。

黒酢のアミノ酸がグリコーゲンの代表栄養素

アスリートなんかは毎日のようにハードな運動を行います。そこで、いくらクエン酸を積極的に摂取していても、酢酸を多く摂取していても、毎日3時間を超える運動を行うと、どうしても、クエン酸回路も間に合わず、グリコーゲンの生成も間に合いません。

そうなると、疲労も蓄積してしまうのは仕方がないことです。そこで、グリコーゲンに加え、エネルギーの原料となるのがアミノ酸です。基本的に人間は通常であればグリコーゲンから熱となるエネルギーを作り出しますが、これが不足した場合は、アミノ酸から作ることもできます。

ですから、良質なスポーツドリンクの中にはBCAA(分岐鎖アミノ酸)というグリコーゲンの代用となるアミノ酸が含有されているのです。結果、疲労回復に有効となるのです。

この、BCAAは黒酢にも含まれています。スポーツドリンクだとどうしても添加物が多かったり、燃焼しきれないぐらいの糖質が含まれていることもありますので、黒酢と適度なぶどう糖で作ったオリジナルドリンクがいいでしょう。

黒酢は、大さじ一杯を水500mlで薄めましょう。そこへ、粉末のぶどう糖を入れてオリジナルドリンクを作れば良いかと思います。ぶどう糖は1g4キロカロリーですので、それと自分の運動量を合わせて計算しましょう。これを、運動するおよそ1時間ぐらい前に飲んでおくと効果を発揮してくれます。

ただ、一番の疲労回復は十分な睡眠と休息です。黒酢は悪魔でも疲れた体をいやすための補助的なドリンクに過ぎませんので、基本である睡眠を十分にとるようにしましょう。そのうえで、黒酢での回復を行います。

 

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