杜仲茶で得られる効果と効能とは?
日本では、1970年代に杜仲茶(トチュウチャ)がブームになりました。現在コンビニやスーパーでもペットボトルのものが販売されています。この杜仲茶はそもそもどういった健康効果や効能を得ることができるのでしょうか?もともと中国の五大漢方薬にあるもので、古くから不老長寿の薬として珍重されてきました。そんな杜仲茶の効果効能をまとめさせていただきました。
動脈硬化を予防する!
アディポネクチンと呼ばれる善玉ホルモンの一種がございます。これは、体内の脂肪細胞が産生する成分で、血管を広げて血圧を正常化する効果がございます。その上、中性脂肪と血糖値の改善にも有効と考えられています。
つまりは、杜仲茶を飲むことで体内のアディポネクチンを増加が期待できますのでドロドロとした血液がサラサラになり動脈硬化などの生活習慣病を予防することができます。
利尿作用・肝機能の改善!
杜仲茶には利尿作用が期待できるミネラル成分であるカリウムももちろん含有されています。そのほか、ジグルコサイド、ピノレジノールといった利尿作用の高い成分もございます。これにより体の水分の循環を行い、余分な塩分や老廃物を排泄してくれます。また、肝臓や腎臓を洗うことができますので毒素の排泄と同時にむくみの改善にも役立ちます。
特に、塩分を過剰に摂取しすぎてしまった場合や、お酒を飲み過ぎてしまった場合などは、塩分の排泄、アルコールの分解補助に役立ちますので体のメンテナンスを行うときはオススメなお茶です。
高血圧の予防と改善!
ゲニポシド酸というイリドイド配糖体の一種が杜仲茶には含まれております。これだけでも、高コレステロール、高血圧、高脂血症などの改善に効果的と言われます。とくにその中でも血圧を下げる効果が高いことがデータ検証で明らかになりました。
そもそも、血圧が高いというのは、通常広いはずの血管が何らかの影響を受けて狭くなることが原因です。しかし、ゲニポシド酸は副交感神経を刺激して血管を拡張する効果がございますので血圧を下げることができるのです。それに、アディポネクチンを増やすこともできますのでいろいろなところで高血圧をはじめとした生活習慣病が改善できます。
鎮痛効果が高い!
ゲニポシド酸により血管を広げることができるためそれ自体痛みを緩和できるといえます。ですから、年齢とともに感じる、関節痛、神経痛、スポーツを行う方なら筋肉痛、女性であれば生理痛、そのほか神経痛など体のあらゆる痛みに効いてくれます。
便秘の解消効果!
ゲニポシド酸により血管を広げて血行を改善するということは、腸の蠕動運動を促進し、腸内環境を良好にしてくれます。結果、毒素をしっかりと排泄できるため、しみ、そばかす、ニキビ、吹き出物を改善してくれたり、体臭予防にもなります。
ダイエット効果が期待できる!
飲み過ぎ、食べ過ぎ、運動不足、加齢により内臓脂肪が蓄積されていきます。それが悪化するとメタボリックシンドロームという病気に発展するわけですが、杜仲茶にはこれを予防しすることができます。ダイエット方法についてはまた後ほど詳しく解説いたします。
ノンカフェインです!
いくら健康に良い、ダイエット効果が高い、といわれているお茶でもやはりカフェインが気になるところです。カフェインが含まれているとそれが影響して胃に負担をかけたり、覚醒作用により眠れなかったりします。しかし、杜仲茶の良いところはそれが含まれておらずお子さんやカフェインが苦手な方でも飲むことができます。
杜仲茶が生み出す胆汁酸ダイエットの効果が凄い!
ダイエットというと無理な食事制限を想像してしまうかもしれませんね。エクササイズが大好きだったり、ボクサーのような過剰な減量でも耐えられるというのであればそれもありでしょう。ところがなかなか難しい話ではありませんか?
そこで、杜仲茶を飲むことで体の胆汁酸の力でダイエット効果を高める方法をお勧めします。もちろん、どか食いするのはNGですが、これであれば基本的に杜仲茶を飲むだけで効果が期待できますので、多少の食事制限は必要でも無理な食事制限を行う必要はございません。
そもそも胆汁酸ってどんなものか?胆汁ならなんとなく耳にしたことはありますよね。しかし、胆汁酸って何かわからない方も多いでしょう。胆汁の中にわずか0.7%ほど胆汁酸が含まれているのですが、これはダイエットにおいてとても強い味方になってくれます。たとえば…
1 内臓脂肪の代謝を促す
2 コレステロール値を下げる
3 血糖値を下げる
上記、3つの作用がございますので、これを増加させることができればダイエットには非常に効果的と言えます。ところが、残念なことに体内の胆汁酸の量を増やすことは非常に難しいのです。そこで、胆汁酸の量を増やすというよりは、その活性化を行うのです。
それにより、脂肪のエネルギー代謝が良くなりますので、ダイエットに効果的です。さらに、ただ単に痩せるだけではなく血中のコレステロール値を下げたり、血糖値の下降も可能なので健康的にダイエットを行うことができます。
胆汁酸を活性化させるにはやはり杜仲茶!
実際に胆汁酸を活性化させればダイエット効果を期待できるというわけですが、それをどのようにすればよいのでしょうか?胆汁酸の性質として、古いものは体外に排出されて新しいものは活発になります。ということは、古い胆汁酸が体の中に蓄積されている限りは、新しい胆汁酸は生まれません。
ですから、胆汁酸で代謝を高めるのであれば、古いものをどんどん体外に排出して新しい胆汁酸を産生する必要があるということになります。それができないと胆汁酸の機能は鈍りダイエット効果は得られにくいくなります。
では、この古い胆汁酸を排泄するにはどのようにしたらよいのでしょうか?基本的に古い胆汁酸は便と一緒に大腸に蓄積されていますのでこれらを一緒に排泄すればよいのです。つまりは、便秘を解消することで胆汁酸を活性化することができるといえます。
杜仲茶にはゲニポシド酸が含まれています。これを摂取すると血行の改善が行われますので腸の蠕動運動も促されます。これだけでも十分にダイエット効果が得られるといえますが、実はそのほかにも、「アスペルロシド」という成分がたくさん含まれております。
このアスペルロシドと一緒になることで古い胆汁酸が便と一緒に排泄されやすくなります。これは少し大げさかもしれませんが、アスペルロシドを摂取することで、1時間ウォーキングしたのと同じぐらい脂肪燃焼ができるらしいです。
そこまで脂肪燃焼効果が高いのかは別として、かなり代謝を上げることができるのは間違いないです。代謝を高めることができる上、胆汁酸の代謝を促せるので、ダイエットを考えるのであれば杜仲茶はぜひとも飲んでいただきたいです。
杜仲茶のおいしい飲み方
杜仲茶を飲むことでダイエット効果が期待できるとはいえ、杜仲茶を飲んだことがある方なら分かるかもしれませんが、独特な苦みがございます。これが苦手であれば杜仲茶でのダイエットは長続きしないかもしれません。
そうなるとダイエット効果も得られにくいので、せっかくであれば、飲むだけで実践可能なので長く続けていただきたいです。そこで杜仲茶をおいしく飲む方法をご提案させていただきますね。
1 煮出す時間を短縮化する
お茶は基本的に煮出す時間が長いほど濃厚になります。そのため苦みが強くなります。これが好きであるのならばそれでも良いのですが、慣れるまでは少し難しいかもしれません。煮出しの時間はパッケージをご覧にいただくと「○分」と記載されております。製品によって異なるのでそこは購入したものを参考にします。
通常であれば、パッケージ通りに煮出しを行うのですが、そうすると苦くなるので、それの半分程度にしておきましょう。これによりずいぶんと、癖のある味を抑えることができます。
2 冷やして飲む
これは好みですが、温めて飲むよりも冷やして飲んだほうが渋みを感じにくくなるといいます。冷やしたウーロン茶や麦茶を作るのと同じように、杜仲茶を作り、冷蔵庫で冷やして飲みます。
3 甘みを追加する
紅茶に蜂蜜やレモンを入れますよね。それと同じようにホットの杜仲茶にも蜂蜜やレモンを入れます。血糖値が気になるのであれば、ラカントSを使うのもいいですね。
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