お守りやお札を授かったのは良いですが、1年、2年・・・と経ってしまって古くなったお守りやお札はどうすれば良いのでしょうか?そのまま捨てていいのか?その方法をご紹介します。
「返納」の基本
授かったお守りやお札は、頂いた神社やお寺にお返しするというのが基本となります。「処分」とは言わず、「返納」ですね。
返納の方法は?
神社・仏閣の場合
一 番良い方法は、授かった神社・仏閣などの古札納所に感謝と共にお返しすることです。もし古札納所がない場合は、その神社・仏閣に相談をしましょう。私事で すが、近所の神社にてお伺いをして、お炊き上げをお願いしたことがあります。快くお炊き上げをして頂けましたよ。返納する時には気持ちをお賽銭箱に入れる と良いですよ。
どんど焼き
近所にてどんど焼きを行っている神社・仏閣は必ずあるものです。地域の新聞や市報などを注意して見ておくと、どんど焼きの場所や時間のお知らせが載っていることがあります。大体が1月15日ですが、地域によってはまちまちですので、確認してからにしましょう。
旅先で買ったお守りやお札の場合
何の問題もありませんが、旅先などで授かった場合は、遠い場所であるほどそんなに簡単にはお詣り出来ませんよね。その時は先ずは分院などがないか探してみましょう。それもないと言うことであれば、授かった神社・仏閣へ郵送することも出来るようです。その神社・仏閣によりますから、いきなり送るなどというルール違反は止めて連絡して確認して下さいね。
さて、郵送するとなりましたら、古いお守りやお札は和紙に包んでから封筒に入れましょう。表に「お炊き上げ希望」と書きます。そして、気になるのはいくら包んだらよいのかですが、お炊き上げ料としてご自身の判断で(気持ち)で良いと思います。(大体1,000円を添える方が多いようです)
郵便物にお金は入れられませんので、現金書留を同封すると良いでしょう。返納の場合は、定期郵便や定型外郵便がオススメです。一番安く済んで簡単です。
心情としては自分の名前や住所と共に感謝の言葉を添えた方が日本人らしいですよね。
参考)自宅で処分する場合
あるサイトにて自宅で処分する方法なるものが記載されていましたので、ご参考までにと紹介しておきます。お守りを半紙で包んで、粗塩をかけて燃やします。残った灰は水で流します。土の中に埋めても良いようです。ですが・・・これは最終手段ですよね。
お守りの期限は?
いろいろ調べて見ても大体1年が目安となっていました。お守りやお札のご利益・効果が1年のサイクルであると。年初めに初詣にて神様の分け御魂であるお守りやお札をお分かち頂き、翌年の初参りでお返しすると言うものです。
大体は前記したように同じ神社・仏閣にて有難く頂き、次の年に返納させて頂くを繰り返すのがベストな気がするのですが、いかがでしょうか?
注意点は?
返納に携わる1つ1つに神仏に感謝の心を込めていきましょう。
普 通の「もの」としての扱いではなく、丁寧にお礼の気持ちを持つと言うことが大切です。神仏は見てないと思いきや、皆さん1人1人を見守っていらっしゃいま す。何事でも1つ1つに善の想いを込めることで神仏に見えない線が通じていくものです。善因善果・悪因悪果と申しますから。
お返しする時に神社で授かったお守りは神社へ。お寺で授かったお守りはお寺へということを頭に入れて置きましょう。
間違えないで下さいね。お寺の場合は、宗派がいろいろありますので、その仏閣に確認が必要です。
あとがき
神仏にお願いをして頂いたお守り、お札です。お願い事をしてそのことが叶っても叶わなくてもお礼参りをすることが正しいマナーであり、お守りやお札を返納することもその1つです。正しい祈り、正しい心、正しい行いを持って、ご自分に当てはまる方法をお選び下さいませ。
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